FC2ブログ

あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

人は何かに狂いたがっている



20111222_036.jpg

20年前には、今の田んぼ風景をイメージすることなど全くできなかった。スタートして10年ほどは、目先のことだけでせいいっぱいだった。

20年前にはもちろん、「インターネット」や「ブログ」の世界など想像もしなかった。

それでも、インターネットが流布した時はまだ、さほど変化を意識していなかった。

変化を実感したのはブログが日常化してからである。

1代前の世代も、戦争を体験した後の平和な世界の享受、高度成長と、激動の人生を歩んだであろうが、自分たちの世代はインターネットが人生に大きな影響を与えている。 

1年間分のあめんぼ通信を冬の農閑期に200枚ほどにまとめ、商業出版をめざして十数社の出版社に送り続けたが、よい返事はもらえず、3年間、90冊ほどずつ自費出版(費用は90冊で約9万円)を続けた。4年目も挫折し、これからどうしようと思っていた時に、ウインドウズXPという9万円ほどのノートパソコンを紹介してもらい(当時のパソコンの先生が勧めてくれた)、その後すぐ「人気ブログランキング」という存在を知った。4ヶ月後にはブログを始めていた。

ブログという新しい目標ができた。

振り返ってみれば、抜群のタイミングだった。

ブログが浸透し始めて3~4年の頃だったと思う。

ウインドウズXPというそれまでにない高性能の機能を備えたパソコンが出て3年が経過していた。

持っていたウインドウズMEが5年目に入り、買い換えの時期が来ていた。

ノートパソコンがついに10万円を切る時代に突入していた。

そのノートパソコンは「キーボード」の高低が少なく、格段に入力しやすかった。

ブログが誰でも簡単に立ち上げれるようになっていた。ブログの立ち上げは誰の力も借りず、自分でできたくらいだから。

表紙もFC2ブログのテンプレートの中にあったサンプルから選んだ。

みるみるうちに「はまっていく」のを感じた。

それでも、始めた当初はボールペンで下書きをして清書がパソコンだった。頭に浮かんだ言葉を書くのはボールペンという長年の習性があったから。

しかし毎日更新するには、そんなことをしていたら間拍子に合わず、どうしても「いきなり入力」に変更する必要に迫られた。

切り替えなければブログができないという「強迫観念」もあったのか、1週間ほどで、下書き⇒清書から「いきなり入力」に変えることができた。

ボールペンが10本の指に変わった時、言葉が頭に浮かぶスピードと入力スピードのアンバランスに悩まされたが、それも1ヶ月もしないうちに気にならなくなった。

あれから5年と5か月ほど、今はどっぷり深みにはまっている。

これでいいのだと思っている。

家族にそれほど迷惑はかけていないし、そんなに費用がかかっているわけでもないし、農作業に支障が出ているわけでもない・・・。 

「吹けば飛ぶようなブログの画面に、賭けた命を笑わば笑え」という村田英雄の王将をよく口ずさんでいる。

もっと良い方に解釈すれば、作家の夢枕獏さんが新聞に書いていた、「人は何かに狂いたがっている。それを実現してしまった人間がうらやましいのです。ぼくは釣りに入れ込んでいますがそれは2番目。一番好きなのは今も小説を書くことです」・・・この言葉に出会った時も感激した。

農業とブログ・・・とても合っている。 

50年後の未来から見たら、今はブログの「駆け出し」にあたる年代である。この草創期に幾多の人たちがブログを楽しんでいることだろう。各ジャンルで20年ブロガーや30年ブロガーが続出する時代が来るだろう。

本とブログに優劣はない。本は長距離のマラソンであり、ブログは短距離の100m走である。同じ陸上競技でも競う世界が異なる。

インターネットという道具を手にしたおかげで、10年前には想像もできなかった「画像」や「言葉」を残すことができるようになった人も多い。自分もその恩恵を受けている一人である。 

ブログは大多数の人にとって、カネにはならないだろう。芸術?がカネになった時代が過去にあるだろうか。それは近世のごく最近のことである。 

大多数の人にとってブログは趣味や自己実現の世界なのだから、自分が楽しめて自己満足できたらそれでいい。それを見ず知らずの他の人が見てくれるということは大きな喜びである。

インターネットは「無料のツール」だからカネにするのは難しい。しかしネットショップ等で間接的に少しは収入につながるかもしれない。

目標は ささやかに「明日も元気で更新」できること。

2030年 農業の旅→
ranking 



このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最新記事

最新コメント

カテゴリ

カウンター

QRコード

QR

検索フォーム

月別アーカイブ