昨日、久米南町の「峠」という集落に遊びに行った。ちょうど秋祭りの日でイノシシ肉やシカ肉のバーベキューをご馳走になった。





左は解体されたイノシシで、右はシカの足の部分。

のどかな山里で戸数は20軒ほど。ここは集落の公民館がある広場。


友人のHさんと、おやじバンドを組む相棒のMさんが10曲ほど披露された。ギターと歌が担当のHさんはぼくと同じくらいの年齢だが、声が若々しく、よく響く。右隣のMさんが、下の「久米南町定住化応援ソング」を作詞、作曲された。
Hさんは30年余り前、ここ久米南町の「峠」という集落に大阪から、農業をするために移って来られた。その頃に都会から農業をするために岡山県にやってきた(多分、農業をするために田舎移住をした第1世代)人たちが「くもの会」を作られていて、ぼくも入れてもらった。
都会から移って来られたのは6家族だったが、その人たちの多くが60代後半になった。そのうち、子どもが農業を継いだのはHさんの息子の1人だけで、20代末の頃、サラリーマンを辞めて農業を始められた。そのHさんは、数年のうちに早々と農業から足を洗い、軸足を学習塾経営に移された。そして学習塾経営の相棒の方とかなり以前から「おやじバンド」を組み、年に何度も今日のような演奏を披露されている。



久米南町に住もう。久米南町で暮らそう。
(久米南町定住化応援ソング)
作詞、作曲 松山シゲル
唄:未公認ご当地おやじバンド・久米南発~つばさゼミ
あなたがふいに笑って わたしに話した 川柳の里 久米南町で
柚子とニューピオーネを二人で育てて 暮してゆこうってゆうあなたの夢
久米南町に住もう 久米南町で暮らそう
久米南町に住もう 久米南町で暮らそう
わたしは心に決めました あなたと久米南町で暮らそうと
あなたは言った カッパ伝説の残る 自然豊かな 久米南町で
ぼくと子供たちをいっしょに育てよう 自然のリズムで暮らしてゆこうよ
久米南町に住もう 久米南町で暮らそう
久米南町に住もう 久米南町で暮らそう
わたしは心に決めました あなたと久米南町で暮らそうと
久米南町に住もう お花見するなら川柳公園で
久米南町に住もう キュウリの生産 県内ナンバーワン
久米南町に住もう 北庄棚田の面積 日本一
久米南町に住もう 春はタケノコ 秋には松タケ
久米南町に住もう いいひといっぱい久米南町
わたしは心に決めました あなたと久米南町で暮らそうと
30年が過ぎ、地域にすっかり溶け込んでいるような大阪から来られたHさんと、地元で地域土着の農業をしながら、あまり地域に溶け込んでいない自分と、この違いはいったいなんだ!
久米南町では、都会からの農業希望者を地域ぐるみで応援してくれます。元々の住人はすでに高齢化し、都会から新しい人たちを迎え入れようとしています。今日の秋祭りでも、都会からの移住者が3人おられました。小さな子どもも一緒に。
久米南町で農業をしてみたいと思われる方は、メールを頂ければ、ご案内させて頂きます。しかし農業は決して甘くはないので「覚悟を決めて」からお越しください。
なお、農業後継者をさがされている農家の方も、メールを頂ければ、このブログで紹介させて頂きます。数十年培ってきた農業を、自分の代だけで終わらせてしまうのは惜しいです。