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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

朝、夕の出し入れという「拘束」と「抜け毛」

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 犬や猫のようなペットは嫌いである。理由は、
(1)毛が抜けて不潔
(2)猫はどこでもあがるので油断できない
(3)犬は散歩の時間がかかる
(4)両方ともエサ代が高くつく
(5)12~15年と長生きしすぎる

 それなのにヤギを飼い始めた。

 2ヶ月過ぎて大分慣れた。

 朝、夕の出し入れという「拘束」があるが、外泊をしない限り問題ない。

 雨の日でも田んぼに行って、戸外に出さないなら、エサを刈って与える必要がある。これはニワトリと一緒だが、ヤギ1頭はニワトリ30羽に匹敵する青菜を食べると思う。2頭だから2倍。

 朝、夕の出し入れという拘束は、かなり重い背負い物と言える。ヤギが生きている以上続く。でもそんなに先のことまで考えない。とにかく1年間はそれをするつもりである。

 朝、夕の出し入れよりもっと大きな「負担」と考えるのが「抜け毛」。飼おうと思った時、抜け毛までは考えが及ばなかった。
(1)自給用の野菜なら問題ない。
(2)道の駅等の一元の客ならあまり構わない。
(3)野菜の個人客は、多少は理解してくれるだろう。
(4)問題なのはイタリア料理店への出荷。

 今でも、
(1)ヤギの体を撫でた後は、手を洗っている。
(2)ヤギの体を撫でる時は、それ専用の服でしている。
(3)抜け毛が多く着いた上着は、使い捨てにする。
(4)出荷が始まったら、小屋から出す時、それ専用の服を着る。
(5)収穫、仕分が終わるまでヤギに近づかない。

 これはヤギを嫌っているのではない。不潔に思っているわけでもない。ヤギは人間との触れ合いを特に喜ぶということがわかるし、ヤギと触れ合うことは「抜け毛を考えなければ」楽しい。

 一昔前は、自給用の野菜が主だった。だから抜け毛など、さしたる問題にもならなかっただろう。

 しかし、自分の出荷には問題がある。

 とにかく、
(1)朝、夕の出し入れという時間的拘束
(2)抜け毛
 この二つのハードルを「1年間は」、楽しくクリアしていくつもり。

 「2020年、日本農業史にヤギが復活」と何度か書いたが、この二つのハードルを自分がクリアできないなら、復活はありえない。

 今まで農業新聞で「草刈用のレンタルヤギ」が何回も登場し、そのつど、このシステムは良いと思ったが、実際に自分も飼ってみて始めて、記事と現実とのギャップに気付かされている。特に「抜け毛問題」など1行も書いてなかった。
 しかし、ペットの犬や猫に比べてヤギの方がはるかに衛生的である。というのは、ヤギは毎日、太陽光線や風にあたり、「土浴び」もしばしばしているので、体にダニやシラミはつかない。加えて、エサは「青菜や木の葉」であり、犬や猫のような素性のわからない「フード」を食べることもないので、糞もオシッコも、犬や猫より数段きれい。3週間に1度ほど床敷きを入れ替えれば臭うこともない。

 つまり、犬や猫の抜け毛に比べて、ヤギの抜け毛はきれいだが、自分の場合は野菜の出荷があるから問題なだけである。

 犬や猫を飼う気は全くないが、猫ブログのアメショッスはよく見る。あんなに有名になって欲しいと、オスヤギは「銀ちゃん」、メスヤギは「ラムちゃん」と名付けたくらいだから。

 ニワトリにはハードルは一つもない。あるとするなら「鳥インフルエンザ」という恐怖心のマインドコントロール。青菜と太陽と土の上で飼うなら鳥インフルエンザはありえない。

 大飢饉が発生したら、20~30羽養鶏は必ず復活してくるはず。卵と肉と残飯処理とクズ野菜処理に加えて鶏糞という肥料ももらえる。まさに最強のリサイクルマシーンである。それに比べ、ヤギはインパクトが弱い。

 ヤギよ、御主は、
(1)癒しのペットとして生きるつもりか。
(2)草刈機として生きるつもりか。
(3)ミルクの提供を主目的に生きるつもりか。

 ミルクは卵ほど必要とされない。
 肉にするには、ニワトリほど簡単ではない。
 残飯処理やクズ野菜処理はニワトリよりかなり劣る。
 草刈機としての性能もあまりよくない。
 糞尿も鶏糞には及びそうにない。
 田んぼのあちこちにばら撒かれた糞尿は、野菜の肥料というより雑草の肥料になるだろう。 
 



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 ネギとレタス(チマサンチュという摘み取り系レタス)とチンゲンサイを蒔いた。チンゲンサイは育苗と直播の両方で蒔いた。

 ナンキン、キュウリ、スイートバジルの温床育苗が失敗。なぜ失敗したのか原因がよくわからない。今日、蒔き直しをした。今日は4月9日だし、この時期になると温床でなくても発芽する。蒔いた後、ポリのトンネルをかぶせた。

 失敗した温床には、2回目となるサツマイモを伏せた。サツマイモは1回目の温床がうまくいっていると思うが、芋が残っていたので2回目を伏せた。


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コメント

酔っぱらいの戯言

リサイクルマシーンは山羊のほうが上だと思います。
人間が食べれない草・木の葉など未利用の資源を有効活用できるからです。
乳は卵ほど必要とされないと言われますが
飽食の現在ではそうかもしれませんが
昔の人は山羊に大きくしてもらった人が居ると思います。
今後こうゆう時代が繰るのではないかと
危惧しています。
決して人の意見を否定しませんが
昔からの生活に憧れている若造の意見ですので気にしないでください。
明日山羊をリンゴ園に取りに行きます。

  • 2009/04/11(土) 00:01:25 |
  • URL |
  • 庄田のヤギ飼い #-
  • [編集]

ほう 。 届いたみたいっすね パソコン音痴の
私としては上出来上出来。
うちのヤギは囲いで飼ってたせいかしらみがいましたよお。出荷しないせいか抜け毛の悩みは無かったです。糞は発酵させる必要ないから鶏より始末良かった気がします。今いるウサギの糞も何に直接まいても尿も含め害がない気がします。 鶏糞は発酵するしこぼれ餌が混じって夜盗虫が涌くし。

  • 2009/06/15(月) 16:02:50 |
  • URL |
  • 長澤 孝子 #-
  • [編集]

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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