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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

仕分作業台に想う

  
 
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出荷仲間がこんな仕分作業台を作ってくれた。

何かの話のはずみで、仕分はどこでしているかという話になり、軽四の荷台でしているが、オクラの仕分の時に腰が痛いと話したら、軽四の上に何か台を置いて高さを調節したらいいのにと言われたが、その時はそれで終わっていた。

それでも何か気になっていたのか、その次の出荷で会った時、「ホームセンターでそんなものを売っとるじゃろうか」と聞いたら、「作りゃあええが」という答えが返ってきて、「よう作らん」と言ったら、「作ってあげる」と言う。

ということでトントン拍子に話が進み、出来上がったものを次の出荷の日に持ってきてくれた。1時間ほどでできたと言い、材料代だけでいいと言う。
  
    
      

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作業台の幅は80センチで新聞紙を広げた大きさである。奥行きは90センチ。高さは15センチ。幅と奥行きはすぐに決まったが、高さに迷い、とりあえず15センチにしてもらった。

今まではこの作業台がない状態で「22年近くも」、仕分作業をしてきた。直売所に出すようになってから仕分時間は90分ほどかかっている。しかも、ワンパック宅配ほど種類は多くないので1種類の仕分にかかる時間が比較的長く、オクラの仕分の時に初めて「腰が痛い」と感じた。

仕分に90分かかっても、多種類の仕分があって、短時間で作業が移行するなら、荷台が低くても、そんなに腰は痛くならない。

秋冬作は今のところオクラのような細かい作業はない。しいて言えばキクイモだが、袋数は毎回13~15袋だから時間的には短い。

それでもせっかく作ってもらったのだから、次回の出荷から使ってみる。軽い材料でしてもらったので上げ下げは軽い。作業台(荷台)の上に新聞紙を敷くのは以前と同じで、量りで新聞紙を押さえて風で飛ばないようにするのも同じ。量りの上に発泡スチロールの箱を置くとちょうど50gになり、野菜を量るのに便利である。その右の黄色のコンテナの中には量る素材が入っている。


ちょっとしたことだが、「軽四の荷台に仕分作業台を置いて腰が痛くならないようにする」という一工夫が自分にはできなかった。「まあいいか」、「苦手だから仕方がない」、「ちょっと我慢すればいい」、「作れない」という思考が頭の中で堂々巡りをしているうちに、すぐにそんなことも考えなくなり、いつの間にか22年近く「その状況が固定」してしまっていた。

今年、2倍以上増やしたオクラの仕分がなかったら、仕分作業台が日の目を見ることはなかった。

聞いたら、仕分は椅子に腰かけてするという人もいた。納屋や倉庫に仕分場を持っている人もいる。

ボクにはそんな発想は思いもつかない。農業を始めて出荷というものを始めたその日から、軽四の荷台で仕分をして、その状態が22年近く続いてきた。その間、腰を掛けてするとか、軽四の上に仕分作業台を置いて腰に負担がかからないようにするとかの、ちょっとした創意工夫は一切できなかった(進まなかった)。

他の農作業でもほとんどそうだと思う。この方面の著しい能力欠如と思うが、深く意識したことはない。とにかく自分のできることだけを、前だけを見て歩を進めてきた。

作ってもらった仕分作業台を前にして、感慨が深い。

他の人にとって「たったこれだけのこと、1~2時間で作れる」ものかも知れないが、自分には22年ほどの年月がかかり、しかも自分では現況を変えることができなかった(作れなかった)。

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お世話になりまsぢた

今日はお世話になりました。
菊芋 大事に使います。野菜好きなお客様 岡本さんに紹介しました
気にいれば 購入していただけます。

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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