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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

人生相談  高橋源一郎



毎日新聞 11月29日 15面 人生相談 高橋源一郎

 
5年前から引きこもる娘


40代半ばの娘。父親の死をきっかけに引きこもるようになり、5年がたちます。

食事は声をかけて一緒に食べています。

昼夜逆転していて、働くよう話をすると口をきかなくなります。友達とも話をしていません。

私は明るく振る舞っていますが、夜トイレに起きたとき、パソコンに向かう娘の姿を見ると悲しくなります。この生活、いつまで続くのでしょうか。   (85歳・女性)





お嬢様のいまの状態、ご心痛のことと思います。けれども、その点に関しては、わたしにできるアドバイスは、ほとんどありません。残念なことですが。

「引きこもり」については、なにより、早急に専門家に相談されるべきだと思います。

斎藤環さんの本や活動など、この問題に関して、有益な知見も増えました。読んで、ぜひ、参考にしてください。その上で、いくつか、申し上げたいことがあります。

相談者の年齢を考えれば、残りの時間も多くはありませんね。

ならば、お嬢様のこと以外で、あなたのこれまでの人生の中の、気にかかっていること、やり残したことに始末をつけなければなりません。

あなたの人生の責任をとれるのはあなただけなのですから。

わたしたちはみんな、どこからかやって来て、この世という「仮の家」に住み、やがて出てゆきます。その「家」をきれいに片づけ、できうるなら、次に住む誰かのために、一つでもいい、なにかを残して、去りたい。わたしは、そう考えるようになりました。

お嬢様も苦しいでしょう。あなたが去ってからはさらに。

これからの彼女を助けてあげあられるのは、財産やサポートしてくれる具体的ななにかだけではありません。人間として見事に完結してみせる親の後ろ姿。それを子どもへの最後のプレゼントとされますように。





いつも読んでいる、高橋源一郎さんの「人生相談」だが、今日のは特に感動した。

こんな言葉が発せられるのは、高橋さんが生きてきた「人生行路」の凝縮なのだろう。


哲学的(宗教的)な言葉もあった・・・わたしたちはみんな、どこからかやって来て、この世という「仮の家」に住み、やがて出てゆきます。その「家」をきれいに片づけ、できうるなら、次に住む誰かのために、一つでもいい、なにかを残して、去りたい・・・


人間として見事に完結してみせる親の後ろ姿。それを子どもへの最後のプレゼントとされますように。


上記二つとも簡単ではない。大半の人にとって、それは難しいのではなかろうか。


産まれると、死に向かって歩み始めるが、60歳を越えると、その後の人生はもう長くはない。


子どもは親を土足で踏み越えていけるが、親は子供に対してそれはできない・・・


見事に完結する後ろ姿は見せれないが、ブログを続けて軌跡を残したい。



・・・やり残したことに始末をつけなければなりません。あなたの人生の責任をとれるのはあなただけなのですから・・・


始末は、ぼくにはできない。ひたすら「念じる(祈る)」だけ。日々、頭に浮かべて。




どこから来て、どこへ行くのか・・・このフレーズが好きだ。



長島愛生園の志樹逸馬さんの詩を3つご紹介します。






手は汚れていた

けれど

水は

━━澄みきった深さ

しびれるほどの

生命の波紋で美しかった


水は天に投げ、地に叩きつけても砕けなかった

光を透かし

緑を匂わせていた


どこからきて どこへゆくのか

けれど

この胸の渇きのほど

水は生れ

無限に ほほえむかのように流れていた







癩者


誰が 俺に怪異の面を烙印したのだ

碧天の風を吸って 腐臭を吐き

黄金の実を喰って

膿汁の足跡を踏む


よろめき まろび

指を失った掌にも

土塊は砕け

何故 花は開くか


捨てられた水を呑んで生き

そそがれる光に

描くは 紫の浮腫 斑紋


己を憎み

人を恋い

闇の彼方に

天を憧れる 無性の渇き

ああ 非情の石よ

己が掌を微塵に砕け

悪魔よ ほくそえめ


除けものにされれば されるほど

自らを知る性


俺は 誰に

生きる表情を向けたらいいのだ








水を掬む女


広い地上 貴方はどうして

私達病み汚れている者の集まる小さな島を

たった一つの職場と選んだのですか


黒く澄んだ瞳を持つ若い貴方に

純白の服を着せたのは 誰なのですか


この生命に
まれる水の 今日も━━

冷たいかおりを親しみ

うちに・・・赤い血潮となる不思議をいぶかしみながら


あゝ貴方は何処から来た

この胸に顫える手を

じっと 私はみつめるばかりです

(1951年)


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今日のクイーン(再7)  45

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RITERA

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菊池恵楓園  富永友弘さん(1)




姉は死ねと妻は生きよと云ひて来る便りを置きてただに切なし




来し妻が納税と肥料代のこと嘆き金にかかはる話のみする




この補助義足はけばいよいよ歩けると膝に抱きあげ一日暮しぬ




六年目に足立ちたればかすかなる光の残る眼を診て貰ふ




今はただ歩くことのみ思ふゆゑ眠りの中にも歩くわれなり




やうやくに敷居を越えて出しとき長き廊下に目まひして立つ




地を踏むも幾年ぶりぞ松葉杖に力を入れて庭の上に立つ




幼児をいだくが如くわれを抱きて風呂に入るる妻の体力未だ衰へず




心まで幼児のごとく老の身の歩く調子に腕をふりふる




眼鏡かけ機を織りゐる妻見れば十九年病むわれのせつなし


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菜飯


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熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、水気をしぼったレタス、ホウレンソウのおひたし、1分湯通しした小魚の順に炒め、醤油で味付けして火を消し、ご飯を入れ、ほぐしながら点火し、具材となじんだら出来上がり。



味噌汁


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サツマイモ、千切りしたニンジンとダイコン、シイタケを入れ、水と出汁の素と削り節を入れ、煮立ったら弱火にして15分ほど煮て味噌を入れ、ネギをふって出来上がり。




ニンジンおろしとダイコンおろし
 

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世界に飛躍する韓国映画


朝日新聞 11月28日(土曜日) be  report 一部抜粋


韓国は今やアジア有数の映画大国だ。


国民1人当たりの映画鑑賞回数は13年から毎年4回を超すという驚くほどの高止まりを続け、昨年は4.37回。


韓国映画の同国内でのシェアも昨年まで9年連続で5割を超えた。


話題作が日本で公開されるのも当たり前に。


最近は女性の生き方がテーマの作品が好評だ。日本映画大学教授の石坂健治さん(60)は「なぜ日本映画にこんな作品が出ないのか」と嘆く。


石坂さんは1998年に講義のためソウルに滞在。「日本映画開放後も韓国映画は生き残るか」を論議する場によく招かれた。


その危惧を払拭したのが99年公開の「シュリ」。北朝鮮の特殊部隊がソウルに潜入。韓国情報部員と対決する物語は600万人超の記録的ヒットに。


99年にソウルに行くと、日本映画の脅威を語る空気はなくなっていた」。


「シュリ」は前出の李鳳宇さんによって日本で配給され、韓国映画として異例の大ヒットに。日本人の韓国映画観を変えたといわれる。


韓国は97年のアジア通貨危機で経済構造が大きく変わった。文化強国を掲げた金大中政権は映画産業支援に出た。「386世代」と呼ばれる政治意識の高い監督らが登場し、「もっと自由に、世界に向けて映画を作るようになった」と石坂さんは指摘する。




フランスと似た公的機関による映画支援が始まる一方、投資ファンドで制作資金を集める手法が一般化し、当たれば投資家はもうかり、失敗すれば損する時代に。


96年に0.9回だった国民1人当たりの映画鑑賞回数は00年から急上昇し、興行市場は四半世紀の間に入場料の値上げ分などを除き4~5倍に拡大した計算になる。大ヒットの基準は「観客1千万人突破」だ。


急成長の陰で、ヒット優先の競争の中で監督の新陳代謝が激しすぎるとの指摘もある。


支援機関のトップが時の政権に選ばれ、政治的に利用されかねない構造も危惧されている。


今後は、動画配信サービスが映画産業をどう変えるかにも注目が集まる。


さて、すでに2本の作品の予定が決まっているというポン監督。「パラサイト」を上回る名作が生まれるのだろうか。




もう40年余り、映画を見たことがない。


見るなら岡山市内まで出かける必要があるし、時間も半日つぶれる。見たいと思った映画もあったが、自分の時間を映画に合わせることができなかった。


今後も映画を見に行くことはないかも知れない。


見なくても、今日のような「映画情報」には興味があって読む。


韓国映画がめざましいのは「政治に勢い」があるからだと思う。


日本が貧そくしているのは、「愛知トリエンナーレ」問題や、是枝監督の「万引き家族」のように、政府に気に入られなければ補助金をカットされたり、横やりが入るという、前近代的な非民主主義が平然となされるからだ。


民主主義力の差がそのまま映画の盛衰に表れる。


映画、音楽等、韓国との差は開く一方だ。



この国の「徴用工問題」や「慰安婦問題」における、あったことをなかったことにする歴史修正主義や、「日本学術会議」問題における、まるで小学生がだだをこねているような現政権では、学問、芸術、エンターテイメントの閉そく感は今後も続く。
 


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今日のクイーン(再7)  44

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植草一秀の『知られざる真実』

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菊池恵楓園  高山三郎さん



帰省願ふ吾を診察する医師の言ふ「帰ったら児どもを抱かないやうに」と




出頭不能故に外国人登録帳の指母印欄に廃人たるの印捺すと云ふ




駅のベンチに迎への弟と兄を待ついたつきのわがみじめさ思ひつつ




床敷きてしみじみと見る弟のくれし手紙と為替一万円




折目つけしズボン掛けて寝てをる友は明日妻娶り部屋を去りゆく




そこばくの金を貯へ帰韓せしたらちねの母よ妻よ恋しき



高山三郎さんの略歴
大阪府泉南郡春木町生まれ。戦後父母は韓国に帰国。昭和31年菊池恵楓園に入園。大阪に弟がいる。32年「檜の影」に入会。『海雪』(昭和35年)

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野菜炒め


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豚肉100gは15秒、湯通しする。

熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、豚肉、茹でたブロッコリー、ホウレンソウのおひたしの順に炒め、醤油で味付けして出来上がり。



シイタケの佃煮風

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醤油、砂糖、酒、みりんと水を鍋に入れ、煮立ったらスライスしたシイタケを入れて極弱火にし、途中で削り節を入れ、20分ほど煮て水気が少なくなったら出来上がり。



ハーブティ


 
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左からタイム、アップルミント、レモングラスで、沸騰したら火を止めて入れ、3分蒸らし、ハーブを取り出して出来上がり。今回はうっかりして、10分後に取り出した。多分、少し濃い程度。



カブの甘酢漬け

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カブは皮をむいてスライスし、塩をふってもみ、途中で何回かもみながら、1時間ほど置いて、カブがしんなりしたら水気をしぼりながら瓶に入れ、ユズ1個の皮をすりおろす。


1カップの水を沸騰させて火を消し、削り節を入れ、15分ほど置いて茶漉しで濾し、鍋に戻し、酢を120CCと蜂蜜(砂糖なら50g)を入れて点火し溶かす。冷めたら瓶に注いで出来上がり。



ホウレンソウのおひたし


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ダイコンおろしとニンジンおろし


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ニワトリとの向き合い方を変えてくれる予感



鳥インフルエンザが兵庫県淡路市の養鶏場でも発生し、国内では香川県、福岡県に続いて今季10例目となった。


もし、政府からの補償がなく、全額が自己負担(会社負担)になれば、「飼い方のリスク」が大きすぎるので、生産者は激減するだろう。


逆に政府補償が手厚いなら、本来なら「淘汰されるべき飼い方の方法」が淘汰されずにそのまま継続されてしまう。


少羽数では鳥インフルエンザのリスクはかなり低いようである。

理由は、

(1)自由に動ける空間

(2)少ない羽数なら青菜が与えれる

このような飼い方は、何万羽をウインドレス鶏舎で飼う方法に対して、耐ウイルス性が強いと思う。そして空気の流通もいい。


ニワトリを10~20羽飼うことは、野菜残渣(出荷できなかった野菜を含む)を平らげてくれるので「もったいない感」が少ない。


卵を目的とせず、残渣処理の生き物と捉えるなら、もっと粗放な飼い方ができる。

まだ18羽(導入時は23羽)いるし、1日に1~2個産んでくれれば、それで十分だし、

稲作農家からコゴメをもらえるし、

コイン精米機へ、時々米ぬかを集めに行き、

エダマメ、ナンキンくず、サツマイモくず、ジャガイモくずなど、比較的長期にわたって保存できるものもある。

ナス、ピーマン、オクラ等、生りすぎても困らないし、出荷ができなくても、後ろに鶏が控えていると思うと、多少の植え付けロス、生産ロス、出荷ロスなどに、惜しいという気持ちが生じない。


4年に1度、3~4人で「60羽ほど注文」していたが、西濃運輸のことと、ヒナ1羽の価格の高騰を告げると、みんな止めると言う。中にはふ卵器を使ってヒナを孵すと言う人もいる。


それがきっかけで、4年ごとの淘汰は止めて、飼い続けようと気持ちが初めて生じた。


現在の18羽(オス1、メス17)が、果たしていつまで生き続けるだろうか。

4年後、何羽が生き残っているだろうか。

4年後、卵は一日に何個産んでくれるだろうか。

今後は未知との遭遇になる。

ニワトリ歴の最後に到達した飼い方になるかもしれない。

現実には今のニワトリ18羽は、ニワトリに多い「尻つつき」は全く見たことがないし(嘴のデービークはしていない)、秋の羽替えが終わって、羽はぴかぴか、ふさふさで、つやがある。そして産卵率は5割に戻った。

今後は徐々に購入飼料は止める方向にもっていきたい。



ヒヨコが簡単に手に入らないという出来事が、ニワトリとの向き合い方を変えてくれそうな予感・・・


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今日のクイーン(再7)  43

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ちきゅう座

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菊池恵楓園  杉野かほるさん(2)

 

侵されし吾の眼玉を内蔵を卓上に起きて挽歌を歌わん




糞小便たるるも容易ならざる日重ねて癒えてゆく足の傷




真夏の首都<医療の充実>叫びつつ盲目が行く足萎が行く




病みの身がかく叫ばねばみずからの生命守れぬ<日本の医療>




ときに激しき言葉も投げ合い育てゆくライの夫婦の小さな<家庭>





母病むと聞けど帰れぬライの身の胸ぎりぎりと痛ませて<冬>




母の死が吾を許せり生れ家の敷居をまたぐことを許せり



杉野かほるさんの略歴
1931年熊本県阿蘇郡に生まれる。1942年発病、菊池恵楓園入園。1954年結核併発。その頃から作歌を始める。「檜の影」「未来」「新日本歌人」所属。『陸の中の島』(1956年)『海雪』(昭和35年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)



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サワラのアラの蒸し煮


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無水鍋の下敷きにざく切りしたネギを入れ、15秒湯通ししたサワラのアラを置き、生姜1片をすりおろし、醤油、砂糖、酒、みりんで味付けし、煮立ったら極弱火にして20分、火を消して余熱5分で出来上がり。



目玉焼き

  
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レタス    

 
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ブロッコリー

 
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今回は逆に尹氏が辞任に追い込まれるだろう



朝日新聞 11月26日 5面


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韓国、法相VS検事総長 過熱


韓国で、政権与党の有力者を容赦なく捜査してきた検察トップの尹錫悦検事総長が窮地に追い込まれている。


文在寅政権の秋美愛法相が24日の記者会見で「深刻で重大な不正を多数確認した」として尹氏の懲戒を請求し、職務の執行停止を命じたと発表。


尹氏は反発しており、法廷闘争に発展する可能性もある。




韓国で法相が現職の検事総長に職務の執行停止を命じたのは初めて。


秋氏は会見で、娘の奨学金に絡む収賄罪などで昨年末に在宅起訴された曺国前法相などの裁判をめぐり、尹氏の主導で最高検が担当裁判官の政治的思想などを不正に調査したと指摘した。


秋氏は、尹氏の政治的中立性が損なわれたとも主張。


政権与党に抵抗するイメージが定着した尹氏が、次期大統領候補を尋ねる世論調査で与党の有力候補に並んで上位に名を連ねるようになったことを挙げた。


秋氏は、尹氏とメディアとの不適切な関係も指摘し、「検事総長としての職務を遂行することは許されない」と断じた。


秋氏の会見後、尹氏は声明を出し、「検察の政治的中立を守るため、恥じることなく任務を全うしてきた」と反論。「違法で不当な処分には最後まで法的に対応する」と述べた。職務遂行停止の取り消しを求め、行政訴訟を起こすと見られる。


保守系最大野党の報道官も「法を守らなければならない法相が、超法規的な最悪の手に出た」と批判した。



文大統領をはじめ、韓国の進歩(革新)勢力は検察について、過去の軍事独裁政権や保守政権下で市民の弾圧に加担した機関との見方を強く持っている。


文氏に検察の権限を弱める改革への意を強くさせたのは、文氏が大統領秘書室長などとして支えた故・廬武鉉元大統領の自殺だ。当時は保守の李明博政権下で、検察が廬氏の家族の金銭授受疑惑を捜査していた。


文氏は、「権力から独立した検察」が持論で、保守派の朴槿恵前大統領をめぐる贈収賄事件への捜査を率いた尹氏に着目。内部からの改革を期待して、昨年7月に検事総長に登用した。


ところが、尹氏は文氏の側近で検察改革を託された曺氏を捜査し、辞任に追い込んだ。


曺氏は法相として、政治家や官僚らを対象とする捜査権を検察から新設する独立機関に移す立法措置を主導。このため、政権与党内には曺氏の立件を検察改革潰しと捉える向きが強い。


辞任した曺氏の後任として今年1月に法相に就いた秋氏も尹氏と対立。曺氏に絡む事件の捜査で陣頭指揮を執ってきた検察幹部の大規模な配置換えを断行した。


一方、検察は秋氏を捜査対象にした。兵役中だった息子の休暇などをめぐって特別扱いを軍に働きかけた疑惑が浮上したからだ。


9月下旬に不起訴処分となった秋氏は、尹氏が政権与党関係者への捜査に熱心なのは検察改革を妨害するためだと批判。辞任に追い込む動きを強めていた。




曺氏の件に関しては、朝日新聞がくどいほど、途中経過を記事にしており、朝日の「文在寅政権蔑視記事」と思っていた。


今日の記事は客観的だった。


2匹目のドジョウはいなかった。今回も法相を狙ったのは、尹氏の「検察改革の妨害」と受け止められても仕方がないのではないか。


とにかく韓国の現在は、民主主義的勢力が強くなっている。今後は「尹氏に関すること」が、赤裸々になるような気がする。


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今日のクイーン(再7)  42

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新・定年オジサンのつぶやき

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菊池恵楓園  杉野かほるさん(1)



我が臥す様を各各写し行く何にするのかアメリカ夫人らよ




戦争故にライになりしと話す声隣の部屋は皆元兵にして




安保反対のビラ貼ることも許されぬ施設の中の貧しき組織




こんな生き方でよいのだらうか一日の終りのときの仰臥は淋し




こんな夜母と並びて炭俵編みの夜業にすごせしことありき




身につけて誇らしきもの老母の送りくれたる半纏ひとつ




吾にして絶ゆる家系をある日かえりみき常に貧しき百姓にてあり




癒えてわれ汗流したし汚れたし鍬握りたし肥桶かつぎたし




ハンセン病結核じんぞう紅彩炎脳を犯されざるは奇蹟か




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魚ソーセージ炒め


2020-11-26 024 

熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、魚ソーセージ、茹でたブロッコリー、水気をしぼったレタスの順に炒め、ケチャップとマヨネーズで味付けして出来上がり。



ダイコン、ニンジン、シイタケのバターポン酢


2020-11-26 013 2020-11-26 020 

熱したフライパンにバターを入れ、8ミリほどに輪切りしたダイコンとニンジンを置き、シイタケを置き、3分ほどで煮立ったら極弱火にして10分ほど蒸して裏返し、さらに10分蒸して蓋を開け、手作りポン酢で味付けして出来上がり。

手作りポン酢は醤油大さじ1、酢大さじ1、レモン果汁大さじ1、みりん大さじ半分。



味噌汁

 
2020-11-26 011 2020-11-26 017 

ニンジンとダイコンの千切りを鍋に入れ、乱切りしたサツマイモとシイタケを入れ、水、ダシの素、削り節を入れ、煮立ったら弱火にして15分煮て、味噌を入れ、ネギをふって出来上がり。



ニンジンおろしとダイコンおろし
 
2020-11-26 015    


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シンガー・ソングライター 小室等さん


毎日新聞 11月25日 特集ワイド 一部抜粋




 2020-11-25 002   

「あの日のことをよく覚えています。僕の27歳の誕生日の2日後でした。あれを機に、彼の本を読むのをパタッとやめました」


東京・市ヶ谷の自衛隊駐屯地で割腹自殺した三島由紀夫のことだ。その前年、東大全共闘との公開討論会に出席した際の三島の発言に、小室さんは、「ある種のかっこよさ」を感じたという。


東大に乗り込んだ三島は、会場を埋め尽くした1000人以上を前にこう述べた。「諸君が天皇を天皇だと、ひとこと言ってくれれば、俺は喜んで諸君と手をつなぐ」


右翼的と見られていた三島が全共闘と堂々と議論し、共闘の可能性にまで言及した討論会の様子は、一冊の本にまとめられた。記録映像も今年、ドキュメンタリー映画「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」として公開されたばかりである。



・・・ある日、小室さんが事務室をのぞくと、三島がいた。「ボディービルで鍛えた体をヨーロピアンなスーツで包んでいて。趣味がいいとは思えませんが、これも何かの表現なんだろうなあと感じました」


小室さんは三島のエッセーから読み始め、文化論や芸術論にも接近した。自決から50年たった今、こう振り返る。「人々が後からついてくると思っていたとすれば、あまりにも現実が見えていなかったことになる。
かといって『愚かしい』と言下に否定する考え方にも寄り添えず、黙って本を閉じました。あの荒唐無稽な行為を受け止めきれず、フリーズさせたまま今日に至っています」




世界中が新型コロナウイルスの感染爆発という「今世紀最大の不条理」に直面する今、別役実さん(劇作家)ならどんなドラマを書くだろうか。「コロナを題材にしないはずがない」。


実現しなかった最後の別役作品を想像してみると、「それは例えば、次のようなストーリーではないか」と小室さんが語り出した。


ある時、別の星から地球に潜入したスパイが飛行船でウイルスをばらまき、世界中に疫病が広がる。「ノアの箱舟」のように地球から脱出する宇宙船が準備される。最後の乗客としてくだんのスパイが乗り込もうとするが、その手前で「ハイ、ここまで」と定員に達してしまう。飛び立つ宇宙船。地球に取り残され、宇宙船に手を振るスパイ━━。


助かる人と見捨てられる人に選別され、ウイルスを持ち込んだスパイまでもが犠牲になる結末がいかにも別役作品のようだが、これがリアルに感じさせられてしまうコロナ禍の日本はどうなのだろう。




人々は今、政府に『自粛』を求められたり、『消費』に駆り立てられたりしているのでは。


個人の意思というより同調圧力に押されて自粛を強要されたかと思えば、一転して「お得感」に惑わされて旅行へ外食へと右往左往させられている。


一方で、アーティストが政権に批判的な表現をすれば「反日だ」「芸能人が政治的な発言をすべきでない」と攻撃される。小室さんはこんな時代に納得がいかないのだ。


「森友学園・加計学園問題、桜を見る会の疑惑で何一つ、きちんと説明せず、フェードアウトしようとする前首相を許してしまっていいのかどうか。メディアも含め、スルーさせてしまっているのはなぜなのか、考えていきたい」。


コロナ禍で派遣切りに遭う人や生活困窮者が大勢いる中で、政治がやるべきことをやっているのか、注視するつもりだ。





今日は三島由紀夫没後50年だったらしく、毎日新聞オピニオン「論点」でも3人の方が論じていたが、題目を一瞥しただけで読む気がしなかった。

小室さんの思いに共感した。

ぼくは17歳だったので、あの事件のことはよく覚えている。衝撃的だったが、大きな違和感を感じた。

ぼくは天皇制には反対の立場である。太平洋戦争で天皇が「神」に祭り上げられ、時の権力者によって「天皇制」が利用された。

国家に従わされ、あれだけの「犠牲者」が出たにもかかわらず、「天皇制が否定されず戦後も続いた」ということに、「犠牲者が報われていない」と感じる。

日本の「赤化」を防ぎたいアメリカの意思だったのか。

天皇制が続く限り、またいつか、時の権力者によって「”天皇の名のもとに”命をささげること」を強要される日が来るかもしれない。

国民を一つにまとめるためのシンボルとして。
 
  


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今日のクイーン(再7)  41

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在野のアナリスト

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菊池恵楓園  北村愛子さん



「学校は好き」とアナウンサーに答へる新入児童へ通学拒否など知らせたくない




通学を拒ばまれゐるのも知らぬらしランドセル背おひゆく新入生四人




はるばると七年振りに来るといふ父を夫とつつましく待つ




らいを病む吾がゐることも打明けて婚約したりといふ妹は




夫の先妻が夫おもふ手紙たへがたし青き陸稲畑に向ひゐつ




叫びたき思ひに堪へて雲に向ふかくして病む身守り生き来ぬ




七年振りに逢ひ見し父は言葉なく痲痺せし吾が手労りて泣く




わが夫に先妻よりけふ手紙来れば病み臥す床に心乱るる




癩病むと知られ乗船こばまれし青島の埠頭記憶より去らず




痲痺したる手にてはタオルも絞り得ず雫たるるまま窓辺に干しぬ




産むことは許されぬ園と知りながらクリスチャンの君堕胎をこばむ




日溜りに集れば戦争をなつかしむ声となり夫はひそかに立ちゆく




ニユーギニヤに生き残りし連隊百八名その中の一人ぞ癩病む夫は



北村愛子さんの略歴
10歳で母と死別。父の出征の間、叔母の元でデパートに勤めながら生活。健康診断で病気が判明。復員した父の元で療養するうち病状悪化、昭和19年菊池恵楓園に入園。昭和28年結婚。29年結核発病。作歌を始める。『陸の中の島』(1956年)『海雪』(昭和35年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)

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バターナッツナンキンのポタージュ


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薄切りしたバターナッツナンキンを無水鍋に入れ、大さじ2の水を入れ、3分ほどで煮立ったら極弱火にして20分、火を消して余熱5分で蓋を開けつぶす。

牛乳を入れて点火し、塩・胡椒で味付けし、煮立ってきたら出来上がり。



目玉焼き

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熱したフライパンに油を入れ、水気をしぼったレタスを炒め、極弱火にしてホウレンソウのおひたしを入れ、卵2個を落とし、蓋をして4分、余熱5分で蓋を開け、醤油で味付けして出来上がり。


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今日のクイーン(再7)  40

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まるこ姫の独り言

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菊池恵楓園  荒木末子さん



強制収容されし日降りし上熊本の古りし駅あり車に過ぎつ




指萎えし左手握力ゼロの検査淡淡とカードに書き記されぬ




壁一重に仕切られて住めば燐家の寝息きこゆるこの夜侘しも




肉親に捨てられし癩病む少年らとこともなげに書かれてあれば悲しも




外出許可得し身ひそかに草深き阿蘇の山越え湯の宿に来つ




青胡椒青き香にたつ刻みつつ癩病まねば如何に生きゐむ思ふ




銀杏並木の黄にかがよへる町のなか人みな美しき手の指もてり




かにかくにも隠しやうなき病める顔さらして晩秋の町のなかゆく




四十年過ぎて尚心しづかに語り得ず強制収容されし日のこと




癩患者の血縁断つ法は阻止すると国会に夫を導きし君逝く




病む指にふれがたきまで白く咲く寒菊の花光吸ひをり




蔦の葉の深深と覆ふ塀の下無断外出罪令状を吾によむ巡視長



荒木末子さんの略歴
大正13年生まれ。昭和13年菊池恵楓園入園。「檜の影」「アララギ」所属。『陸の中の島』(1956年)『海雪』(昭和35年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)

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菜飯


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カブの葉の根元の方は細かく切り、葉先の方は」小さ目にざく切りする。

先に根元の方から1分茹でて、葉先の方も入れて1分茹でて冷水にとり、水気をしぼる。

熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、茹でたカブの葉、15秒湯通しして冷水にとった小魚の順に炒め、醤油で味付けして火を消し、ご飯を入れ、ほぐしながら点火し、具材となじんだら出来上がり。



レタス

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市販のドレッシングで。



ブロッコリー

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薄切りした茎の太い部分から先に入れて30秒茹で、その後、房の部分を入れて1分茹で、湯切りして出来上がり。



ダイコンおろしとニンジンおろし

    
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ホウレンソウのおひたし

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塩サバ


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入る人と出る人と

 

柳美里さん、全米図書賞おめでとうございます。3日遅れですが。


あらためて「52歳」というその若さに感服します。



毎日新聞 11月20日 27面

小説家デビューから今年で26年。柳さんは「これからも居場所のない人のために書く」としたうえで、「ここ南相馬で書店を営みながら、見る、聞く、味わう、すべての五感で知ったことを書いていきたい。

書きたい小説がたくさんある。命の期限に間に合うか、全て書き切れるだろうか、と考えている」と語った。


柳さんは東日本大震災翌年の2012年から、同市の臨時災害ラジオ局の番組でパーソナリティを務め、震災や原発事故で悩み苦しむ人々の話に耳を傾けてきた。

18年の閉局までその数は600人に上った。

15年に同市小高区に移住後、書店をオープンし、地元の人々との交流を深めてきた。




朝日新聞 11月20日 28面

2011年4月21日、原発から半径20キロ圏内が「警戒区域」に指定される前日に初めてこの地を訪れて・・・

来年は震災10年の節目だけれども、その方たちの体験や声が地層となって自分の中にある。その地層から生まれたのが『JR上野駅公園口』(14年刊行)だった。


毎日新聞 11月20日 27面

受賞作は南相馬市出身の男の半生を描いた。1964年開催の東京五輪の前年に東京へ出稼ぎに出た男は、やがて家族を失い、最後には上野公園でホームレスになる。経済成長の陰に埋もれた小さな声に耳を傾けた作品だ。




柳美里さんは、原発被害の場所に進んで入った。しかし、家族や子供の放射能被害を免れるため、やむにやまれず故郷を捨てる決断をした人も多かった。



原発事故後、命を守るために、故郷を捨てる決断をした人たち・・・


柳美里さんのように、逆に入っていった人・・・


入っていった柳美里さんに、やむにやまれず故郷を捨てざる(出ていかざる)をえなかった人たちの気持ちを書いてもらいたい。


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
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