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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

元ハンセン病患者の絵画を保存・展示する蔵座江美さん


8月31日 朝日新聞 2面 ひと


 2020-08-31 030 


まぶしいほどに明るい。色使いも題材も。

描き手が過ごしてきたであろう歳月とは裏腹に、キャンバスは光であふれている。

ハンセン病の元患者たちの絵画に引き込まれ、保存活動を続けてきた。

国立療養所菊池恵楓園(熊本県合志市)に、入所者でつくる絵画クラブ「金陽会」がある。

熊本市現代美術館の学芸員だった2002年、初めて作品を見た。患者を差別した社会への恨みや悲しみの絵だろうと思って訪れたアトリエで、光の絵画に衝撃を受けた。

熊本にいながら何も知らなかった。そのショックを原動力に03年から現代美術館で「光の絵画展」を企画した。

元患者は高齢化が進む。70年近く前に発足し十数人の会員がいた金陽会で、今も絵筆をとるのは熊本・天草出身の男性だけになった。

他の療養所では処分される作品も少なくない。

「ハンセン病問題を知った者として、なかったことにはできない」。

15年に退職し、知人と一般社団法人ヒューマンライツふくおかを設立。ボラんティアとの調査で900点以上の作品を確認し、デジタル化を進めている。

古里や家族と引き離され療養所で暮らす入所者に代わり、作品を「里帰り」させる展覧会を計画。10月には天草で開く。

「人間の強さや希望に気づかせる、すごい財産。ハンセン病問題を自分事として考えるきっかけにしてほしい」





たいていの療園に「歌会」があり、長島愛生園には「詩会」もあったから、もちろん「絵画の会」もあっただろうが、絵に関してはあまり見たことがない。

絵具が高かったり、あまり手に入らなかったりしたのではないか。手の指がない人もあり、目の不自由な人も多く、絵画は短歌や詩よりハードルが高かったのではないか。

作品を残すにも、短歌や詩の方が場所を取らない。絵画を残すには「個室」もいるような気がする。


万博が開かれた1970年前後は各療園ではまさに「文芸のルネサンス」の幕開けだったと思う。今から50年ほど前のことである。

入所者は、文藝活動、宗教活動、自治会活動(政治活動)のどれか、もしくはその複数に熱心に取り組んだ。

そして入所者の楽しみに、各療養所でも文芸活動を奨励したようだ。愛生園でもそうだった。

療養所で一生を終える、社会復帰もできない、後遺症も残っている・・・そんな状況下で入所者はそれぞれの思いのはけ口として、文藝や宗教や自治会活動に精魂を傾けた。

多くの漫画家を輩出した東京の豊島区の「トキワ荘」のような状況が、各療養所でも繰り広げられた。

歌会や詩会・・・こういう場が定期的に催されたのは日本全国まさに療養所だけだったろう。

そこで生みだされた文学や絵画は「ハンセン病者の芸術だから差別」されたのかも知れない。一般の人の目に触れることも極端に少なかった。


今日の「ひと」で紹介されていた蔵座さんは、5年前に熊本市現代美術館の学芸員を退職し、知人と一般社団法人ヒューマンライツふくおかを設立。ボランティアとの調査で900点以上の作品を確認し、デジタル化を進めている。


まだ50歳。熊本市現代美術館の学芸員という安定した職を投げうって。


ぼく自身も、同じ瀬戸内市にありながら、そして家から30分ほどの長島に、邑久光明園(前身は大阪にあった外島保養院)と長島愛生園の2つのハンセン病療養所がありながら、「文学」があるとは知らなかった。


長島大橋ができたのは1988年で、農業を始める3年ほど前のことだったが、初めて長島大橋を渡ったのは、それから20年も過ぎた50代半ばのことだった。


例のポスターの件がなかったら、年に1~2回ドライブに行くくらいで、「ハンセン病文学」には縁がなかったと思う。


ハンセン病の文学という意識はなく、単純に面白く、癒されている。



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今日のクイーン(再6)  41

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菊池恵楓園  青木伸一さん(3)



悼 藤本松夫氏
この夜更け鳴きつつ過ぐるごゐさぎの声に思ほゆ獄中の君が十年




カナリヤの死にて残りし餌さへも包み遺して死刑を受けぬ




わが骨は持ち帰らぬがよかるべしと言ふをわが聞くわが妻子より




遠く来し友に己が身の苦しきを忘れはしゃぐ
治子あはれ




苦しみの安らぎ来しか夜の更けに歌のメモ請う君にちかよる




岐阜県に就職決まりし二女芙美子髪ふさふさと櫛あててをり




盲学校の教程終り就職先にいそいそとわが娘は発ちゆきにけり




七日の月あかく西の空にあり坐り込み解けて人ら散りゆく




裏山に篁そよぐ音のして若き津田治子在りし回春病院



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バターナッツナンキンを使った2品


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熱したフライパンにバターを入れ、8ミリほどに切ったバターナッツナンキンを入れ、弱火で10分焼いて裏返し5分焼き、手作りポン酢(酢、レモン果汁、醤油、みりん)で味付けし、さらに3分焼いて出来上がり。



バターナッツナンキンでポタージュ


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バターナッツナンキンは薄切りして無水鍋に入れ、大さじ4の水を入れ、煮立ったら極弱火にして20分、火を消して余熱5分で蓋を開け混ぜながらつぶす。

牛乳を適量入れ、煮立ったら塩・胡椒で味付けして出来上がり。





茹で卵
 
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キュウリの塩もみ
   
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オクラの薄切り

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ソーメン

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薬味は青シソとミョウガの甘酢漬けの粗みじん切り。



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折々のことば


朝日新聞 8月30日


わがこころ澄みゆく時に詠む歌か詠みゆくほどに澄めるこころか

(若山牧水)




歌は自分を知り、守り育てたいために詠むものだと歌人は言う。

自分を僅かなりとも「濁りのないもの」にしたい。その点で「合掌礼拝」に似ると。

言葉は何か知れない自分というものをたぐり寄せ、つんざいてくれるもの。

だが一つ間違うと自分を閉じ込めもする。

だからこそ言葉に距離をとり、注意深く吟味することが大切になる。

随想「歌と宗教」(『樹木とその葉』所収)から



ハンセン病文学の短歌を読む時も、心を静謐にして読む。そして、詠みゆくほどに澄めるこころか、と同じような気持ちになる。






朝日新聞 8月7日


今 見ヨ イツ 見ルモ

(柳 宗悦)




民芸の思想家は、「ほととぎすいつ聞くとても(聞く度毎の)初音かな」という句をふと思い出し、これは鳥の声の美しさというよりも「聞き方の正しさ」を述べたものだという。

美しいものも、これまでの見方に沿ってではなく、「眼と心が何時も新しく働かねば」見えないと。

心を「うぶ」にし、はじめて見るかのようにそれを見るのはそれこそ至難のこと。
『心うた』から。



そう難しくはない。心の中で「無、無、無、無、無」と唱えるだけで、真正面から対峙できる。






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今日のクイーン(再6)  40

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菊池恵楓園  青木伸一さん(2)




鹿児島本線の上り下りと聞きわけつつ妻子の眠るかたはらにあり




峠まで吾が自転車の後を押す妻と別れて故里を出づ






吾が病ひを子に打明けし妻の便りひとりの部屋にくりかへし読む




久しぶりにわが傍らに眠りをる妻よ吾より先に死ぬなかれ




菜種咲く筑紫平野を告げやらむに田村史朗は嗚呼すでに亡し
(田村史郎さんは福岡県大川市生まれ)




咲き盛る連翹れんぎょうに明りのとどきゐて伊藤保のひくき唄ごゑきこゆ




死ぬるまで山本豊繁の懸けてゐし土屋先生の写真貰ひぬ




鳶口にかけて引上げし老いの死体ころがすごとくして担架に乗せつ




明日より盲学校の寄宿舎にゆく吾娘と今宵は早く寝につく




たどたどと点字打ち出す子のそばに涙ながれてしばし居りたり




点字打つ子の傍らに顔よせて見てゐる妻も老いづきにけり



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ポテトサラダ


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無水鍋に薄切りしたジャガイモを入れ、大さじ3の水を入れ、煮立ったら極弱火にして20分煮て火を消し、余熱5分で蓋を開け、胡椒をしてつぶす。

冷凍していた、もらったトウモロコシは沸騰した湯に1分浸して解凍する。

ボールにジャガイモを入れ、スライスして2分ほど水にさらして水切りしたタマネギを入れ、スライスして塩を振ってもみ、30分以上置いたキュウリはさっと水で洗い流し、水気をしぼりながらボールに入れ、トウモロコシを入れ、マヨネーズ、酢、レモン果汁、醤油と砂糖を少々入れ、混ぜて出来上がり。



タマネギと豚肉炒め

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熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、15秒湯通しした豚肉100g、タマネギの順に炒め、生姜醤油で味付けして出来上がり。



キュウリの酢の物
    
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ポテトサラダで使った残りのキュウリは、水気をしぼってボールに入れ、1分湯通しした小魚を入れ、酢、レモン果汁、醤油、蜂蜜で味付けし、混ぜて出来上がり。



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合流新党に期待できますか

 

自民党内でも考えの相違はあると思うが、「利権」という点で一致団結している。


合流新党には、そういうものがない。


相違があるから分裂したのに、選挙のためだけに「反自民」でまとまっても、また内輪もめが生じて、決してうまくいかないだろう。


この点を小沢一郎さんや中村喜四郎さんはどう考えているのだろうか。


今回もまた原発の表現で、連合の神津会長から横やりが入ったようだが、これでまた原発目標が変わるようだったら、一般市民の支持は得られない。



山本太郎さんのれいわ新選組は、合流新党には加わらないだろう。話が全然出てこないから、およびでないのか、無視されているのだろう。


いくら反自民でも、考えが違う政策(消費税5%や、原発問題)の人とは一緒にやっていけないと思う。


山本太郎さん(れいわ新選組)をつぶそうとする勢力から、かなりバッシングを受けているが、これまでの活動を見ているので、もっと長い目で支持したい。


山本太郎さんが合流新党に協力するようになっても、孤立した戦いになっても。


こと選挙に関しては、合流新党と共産党の「選挙すみわけ」も、かなり難しいように思う。



大同小異はあっても、自民党のように「利権」で強く結ばれる政党は、選挙で強い。財界がカネの力で応援するのだから。


小選挙区制という選挙システムを変えないと、日本の政治は変わらないと思うが、自民党政権が続く限り、小選挙区制はずっと続く。



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今日のクイーン(再6)  39

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内田樹の研究室

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菊池恵楓園  青木伸一さん(1)



子の墓地の見ゆる峠にしばらくは立止まりしが故里を出づ




白丁の花にあまたの蝶飛びつ妻と療養所の門をくぐりぬ




自転車にて乾魚行商をする妻よこの幾日も雨降りつづく




望郷台にのぼれば見ゆる小岱山吾子その下に育ちてゆけよ




病む吾に「来てくれるな」と姉は言ふただ哀しくて帰り来にけり




わが喉に麻痺の及ばぬところありて傾きうつむき飲めばたやすく




山坂を乾魚行商する妻の手を今日われはとるあれしその手を




圧政と病苦に耐へて綴り置きし患者自治会史本となりたり




インク匂ふ患者自治会史包み持ち秋雨の中をわが配りゆく



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塩サバ


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オクラの薄切り

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茹で卵


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キュウリの塩もみ

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ハーブティ


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ガンさんと赤木さん


2020-08-28 015 

国家機密を漏洩した疑いで解雇され、即逮捕。やがて起訴され、裁判闘争へ・・・。

この人がたどった道を、事実に基づきドラマ化した映画「オフィシャル・シークレット」が28日に公開される。



彼女の告発とそれを支えた人々を描く。

その中に印象的なやりとりがある。

「公務員は国のために働くべきだ」と追及された彼女がこう答える。

「政府は変わる。私は国民に仕えた」。

イラク戦争で開戦の大義とされた大量破壊兵器は見つからず、米国のブッシュ、英国のブレア両政権はその後、国民から手痛いしっぺ返しを受ける。


確かに、政権だけが国ではない。


この映画を見ながら頭をよぎるのは、森友学園を巡る財務省の公文書改ざんに関わり、命を絶った赤木俊夫さん(当時54歳)のことである。


組織から圧力を受けながら、ガンさんは自分の信念に従って行動し、赤木さんは死を選ばざるを得なかった。





台湾育ちで培った中国語の能力を生かし、英国政府の通信傍受機関で翻訳分析官を務めていた。

2003年1月、職場に転送されてきた米諜報機関幹部のメールがすべての始まりだった。

イラク戦争の開戦前夜、米英両国は、国連を舞台に対イラク武力行使への賛成を取り付けるため、スパイ活動を行っていた。

開戦工作の汚いやり口を示すメールの文面に怒りを覚え、日曜紙オブザーバーに匿名で手紙を送り、内部告発者になった。


上司の命に背くリスクは大きく、個人には大変なストレスとなる。「雇用は守られるか。年金はどうなるのか。不安は大きいです」とガンさんは言う。


それでも信念を貫き通せる条件として彼女は、「信頼できる弁護士やジャーナリストの協力を得られること」を挙げた。


赤木さんこそ「国民のために」働くことを誇りとしていた。

その彼の死が問うのは、日本社会のあり方である。


以上の記事は8月26日の朝日新聞の「ひと」と、8月28日の毎日新聞2面の金言「ガンさんと赤木さん」の一部を抜粋させて頂きました。




日本では「内部告発」は極めて難しい社会と思う。「すぐにばれる」・・・ということを誰もが身体中で感じるだろう。日本社会で小さい頃から育った経験上・・・。

だから、どんなあくどい行為で、それに反感を持ったとしても、見て見ぬふりをするのが日本人である。100人中100人がそうするだろう。

内部告発をする人は「日本社会の在り方がよくわかっていない人」とも言える。



信念を貫き通せる条件として彼女は、「信頼できる弁護士やジャーナリストの協力を得られること」を挙げた。


日本でも信頼できる弁護士やジャーナリストはいるだろうが、その前に、内部告発者の組織の中でいわゆる憲兵や自粛警察のような連中が動いて、内部告発者を容易に見つけ、その人が組織にとどまれなくしてしまう。


内部告発者を保護する法律があっても、そんなものは「日本では」全く役に立たない。


国家機密(社内機密)を漏洩した疑いで解雇され・・・日本では裁判になっても「必ず負ける」。


そして誰もが驚くような勇気をもって告発しても、伊藤詩織さんのように、日本におれなくなる(日本にいることがいたたまれなくなる)。


勇気を持った行動が「日本では」バッシングの対象になる。こんな日本では民主主義は進展しない。


それは他人事ではなく、たらいの水のごとく結局は、まわりまわって「それぞれの人生にも見えないところで影響を及ぼす」。



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今日のクイーン(再6)  38

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菊池恵楓園  入江章子さん(7)




わが内の声を写せといふ言葉あり乏しきわれを真夜になげかふ




澄み果てし空にむかひて歌うたふ処女の一群あり枯原のなか




ねむごろに見舞ひの言葉のべ草葉厚相は予算削減の事実にはふれず




病む父のことにて争ふ祖母と母をかなしみ記す姪の日記は




吾ら夫婦に子供のなきを姪ら問ふ一夜泊りてしたしみしとき




己れより出でし汝の病と嘆きゐし父の亡きことも今の救ひか




看護りあふといふ言葉美しければにくみあひまた苦しみて守り来りぬ




瓶にさす柳の枝の蓑虫の生きゐて或る夜蓑のまま這ふ




入江章子(吉村章子)さんの略歴
大正11年三重県上野市生まれ。昭和15年三重女子師範在学中に発病。長島愛生園に入園。「萩の花」に参加。戦争中は退所して軍需工場に動員。昭和20年再入所。昭和24年菊池恵楓園に転園。伊藤保、津田治子らと出会う。「檜の影」「アララギ」入会。昭和27年入江信と結婚。昭和33年吉村章子の名前で「未来」に入会。長い空白の後、入江章子名で「未来」再入会。「牙」に参加。昭和57年度「未来賞」受賞。
森岡康行は実弟。『菴羅樹』(昭和26年)『陸の中の島』(1956年)『海雪』(昭和35年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)『青天』(昭和62年)『辰砂の壺』(平成11年)


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ナンキンの蒸し煮


2020-08-28 006 

無水鍋に乱切りしたナンキンを入れ、大さじ1の水を入れ、醤油、蜂蜜、酒、みりんで味付けし、煮立ったら極弱火にして20分、火を消して冷めるまでそのまま放置して出来上がり。



ナスとピーマンの味噌煮

2020-08-28 012
 
2020-08-28 014 

熱した鍋にゴマ油を入れ、ナスとピーマンを炒め、水を少し入れ、醤油少々、みりん少々と、酒を入れ、煮立ったら弱火にして15分煮て、味噌をみりんで溶いて入れ、さらに3分煮て出来上がり。



ニンニクライス

2020-08-28 002 2020-08-28 004 

熱したフライパンに油を入れ、ニンニク2片の粗みじん切り、ベーコン2枚の細切り、残っていたオクラの薄切りの順に炒め、ニンニク醤油で味付けして火を消し、ご飯を入れ、ほぐしながら点火し、ご飯が具材となじんだら出来上がり。



キュウリの酢の物

 
2020-08-28 008 2020-08-28 010 

キュウリはスライスして塩をふってもみ、30分以上置いて、キュウリがしんなりしたら、さっと水で洗い流し、水気をしぼりながらボールに入れる。1分湯通しした小魚を入れ、レモン果汁と醤油を大さじ1、酢を大さじ2、蜂蜜を入れ、混ぜて出来上がり。


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ベーシックインカムに対する鋭い批判


 2020-08-27 030 2020-08-27 028 2020-08-27 033 


8月27日 毎日新聞9面 オピニオン 一部抜粋



第一に、今なお世界経済の基調である新自由主義、つまり、非正規雇用、公的部門の民営化、自己責任論に象徴される経済温存のためにBIが支持されていることだ。

「エコノミスト」7月21日号はBI特集を組んだが、そこで新自由主義の旗手である竹中平蔵は「生活保護が不要になり、年金も要らなくなる」としてそれを財源に回してBIを導入することに賛同している。

さらに「社会主義国が資本主義にショック療法で移行した時のように、一気にやる必要がある」とも。

竹中の議論を警戒すべきなのは、BI導入が社会保障給付の切り下げ、という考えにつながりやすいことだ。お金は平等に配分したのであとはご自分で、という空気に支配された社会は、どれほど冷たいだろうか。






第二に、BI論の広い射程を見誤る危険性。

BIの制度や歴史に詳しい山森亮が論じるように、BIの議論の背景には、土地や水のように誰もが利用できるはずのコモンズを独占する権力者への抵抗、煙突掃除人やゴミ運搬人など厳しい環境で働く人びとへの敬意、女性の家庭労働の評価を求めてきた歴史が含まれる。

その上、特別定額給付金のように世帯主ではなく、個人への支給を原則としている以上、保守的な家庭制度や職業観の解体に連結する。

その覚悟なきBIは逆に危険だ。






第三に、NPO法人POSSEの代表で、日本の非正規雇用労働者の立場からBIを論じた今野晴貴の議論である。今野は、労働運動が脆弱な日本でBIを導入したとき、経営側の人件費削減に利用される可能性が高いと警告する。

そして、生活ニーズに対応する現物給付のサービスが希薄な日本では、企業の福祉を享受できない非正規雇用労働者の社会保障が薄くなる可能性も大きい。

「BIが給付されたとしても、子育てや介護、住居などの必要なニーズが満たされるわけではないために、やはり非正規雇用労働者の生活は相変わらず不安定なまま」になりうる、という今野の指摘は鋭い。

つまり、公共の現物サービスが未発達なままでBIを導入しても、非正規雇用労働者は、毎月のBIをすぐに生活維持のために消尽せざるをえない。にもかかわらず、自己責任文化が強まれば自己管理能力が低いなどと詰られる可能性さえあるのだ。

財政学者の井出英策がBIの代わりに「ベーシックサービス」の充実を訴えているように、社会保障を金銭に一元化する危険性はやはり考えなくてはならない。






以上のBIの議論を、私の専門である「食」という「現物」から考えてみたい。

75年前の敗戦時、日本中が飢餓に陥っていたとき高い代償を払って人びとが学んだのは、お金では胃袋を満たせないということだった。農家から闇米を買うため服を売ったり、空き地を菜園にしてサツマイモやカボチャを収穫したりすることが、敗戦後の人びとのベーシックな生命維持手段だった。

さらに、給食は貧富に関わらず子どもに食を現物給与して貧困家庭を支えた。

コロナ禍で学んだことは、外国からの輸入と外国人労働者に支えられた日本の生存基盤の脆弱性であった。

災禍でも耐えられるほどの食を安定的に供給できる社会の構築は金では買えない以上、食に関連する諸制度の充実を抜きにしたBIの議論は絵に描いた餅となろう。



藤原辰史さんは最近名前をよく見かける気鋭の論客である。ベーシックインカムの私の考えの反省をしつつ、大変参考になりました。



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今日のクイーン(再6)  37

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星の金貨 new

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菊池恵楓園  入江章子さん(6)



病みしより名を変え素性を秘しきてかくしおおすか米寿の爺は




襖越しに死んでくれよと長兄の言いいし声の耳を離れず




小学校卒えしばかりに家出づるを隠れ見送りいしははそはの母




徴兵検査の前に戸籍を移したりみずからのため家族らのため




らい予防法の象徴たりしコンクリートの壁を壊すと鉄球打てり




叫びたき思いに堪えて口つぐむ帰還兵君の長き沈黙




ビルマ戦線より辛うじて生還せし兵のやがて自裁す十年を経て




骨になりても帰りたしとは思わねど死たる後は後のことにて




味噌汁に浮かす青葱刻むとき嗅覚薄るる君を哀しむ




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リメイクしてカレー


2020-08-27 026 

昨日の肉ジャガはルーを1個入れてカレーにした。



焼きナスビ

2020-08-27 019 



茹で卵

2020-08-27 021 



ゴーヤの酢の物

2020-08-27 017 2020-08-27 023 

ゴーヤはスライスして塩もみをし2分ほど置いて、30秒茹でて冷水にとり水気をしぼりながらボールに入れる。酢、レモン果汁、蜂蜜で味付けして出来上がり。




ソーメン

2020-08-27 007 




キュウリの塩もみ

2020-08-27 013 


  

ハーブティ
  
2020-08-27 009 2020-08-27 011 2020-08-27 015


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オリンピック中止判断の先送り状態



午前10時頃から午後3時頃までの5時間は、戸外の農作業はとてもできない。


だから、早朝と夕方の農作業は欠かせない。そして、夕方の1時間余りの水やり作業が毎日の日課になっている。


スポーツには全く適さない日本の7月、8月にオリンピックをよく誘致したものだと思う。


昨日の朝日新聞に、8月25日~9月5日までのパラリンピックの競技別日程表が16面、17面の2面にわたって紹介されていた。


このところ、オリンピック、パラリンピックの記事が朝日、毎日ともに頻繁に掲載されている。


今のようなコロナ状況下で、来夏のオリンピックが開催できるとでも思っているのか。それともスポンサーだからか。


コロナは冬に拡大し、夏場の高温には縮小と思っていたが、暑さ寒さはあまり関係がないようだ。こうなると余計に来夏のオリンピックは開けない。


あと1年で終息に向かうとは考えられない。


政府はなぜ「開催中止」の判断ができないのだろうか。ボランティアもあまり期待できないだろう。


この優柔不断さは、太平洋戦争の敗戦を受け入れようとせず1億総玉砕をもくろんだと同じような状況に見える。


当時と同じように、マスコミは政府に追随している。


開催中止をマスコミ自体が受け入れようとしていないように見える。政・官・財・マスコミの利権構造か。


少しはビジョンを持って開催か中止の判断を「マスコミの主張」として書けないものか。


ニューヨークタイムスのデジタル版のアジアの拠点施設が香港からソウルに移動決定した理由は「日本のマスコミに独立性がない」と判断されたからだった。


一応、日本の中ではリベラルと見られている朝日や毎日も「独立した報道機関」とは見なされなかった。


オリンピック開催に向けて朝日も毎日も政府に追随しているし、森友学園国有地払い下げ問題、加計学園獣医学部問題、桜を見る会疑惑、検察庁人事介入問題等、次々と政権基盤を揺るがす問題が浮上しているにもかかわらず、政権が継続しているのは、リベラルと呼ばれる2紙の追求力があまりに弱いからと思える。


毎日、両紙を見ているが、政権と戦う姿勢などまるで感じられない。


阿修羅、ちきゅう座、週刊金曜日、リテラ、・・・

他に、晴天とら日和さんのブログ出てくる澤藤統一郎の憲法日記、NoNukes原発ゼロ、伊達直人、94288421caのブログ、新・定年オジサンのつぶやき、くろねこの短語、在野のアナリスト、のら猫勘兵衛、読む・考える・書く、毛ば部とる子、星の金貨newさんなどの政治ブログの記事と対比しながら朝日と毎日の両紙を見ている。

 


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今日のクイーン(再6)  36

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在野のアナリスト

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菊池恵楓園  入江章子さん(5)

 

みずからを死にそこないと思う日に隣の猫が覗きて行けり




髪白くなりし頭を包まむか帽子をもとむ余るいのちに




人よりも少しおくれてわが拾う骨が鳴るなり壺の中にて




キリシタンにあるもあらぬも天草の一揆は興るべくして興る




治療薬プロミンが世に出でしより法改正を待ちて四十年過ぐ





形骸化せしと謂えども法は法にてこの四十年われの四十年




老い迫るこの年ごろにようやくに解き放たるる囚人に似る




隔離さるるこの身がときに療園の秩序乱すと追放の罰




名のなくて花の絶えざる一揆の墓祖母は拝みき行きと帰りに




老母の背を擦るに背の骨の五番目あたり尖りて曲がる




2030年 農業の旅→ranking

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イノシシ肉で肉ジャガ

  
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イノシシ肉は解凍して15秒湯通しする。

熱した無水鍋にバターを入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、イノシシ肉、タマネギの順に炒め、最後にジャガイモを入れて炒め、大さじ3の水を入れ、醤油、砂糖、酒、みりんで味付けし、煮立ったら極弱火にして20分、火を消して冷めるまで放置し、混ぜて出来上がり。



オクラを使った2品

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オクラの薄切り

 
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オクラのバターチーズ

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熱したフライパンにバターを入れ、半分に切ったオクラを入れ、とろけるチーズを半分に切って置き、チーズが溶けたら醤油で味付けして出来上がり。




キュウリの塩もみ

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
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