fc2ブログ

あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

病院から解放になった


今日で病院から解放になった。10月3日に病院へ行ってから約一ヶ月間、欠かさず「まねきねこ体操」に似た運動をしてきた。

左ひざの痛みはまだ少し残っているが、以前に比べたら大分よくなった。

ひざの痛みが発生した原因は、寝る前の背筋運動をさぼったからだった。さぼるようになったのは、5つめのブログの「400字のつぶやき」を軌道にのせようと、無理を重ねたからだった。


60代になったら、それまでの不摂生から、どこぞかしこぞに痛みが出てくる。これを防ぐには、自分なりの運動を「死ぬまで」続ける必要があるようだ。

自分なりの運動は、思いついた時に、5分、10分、している。

フィットネスクラブへ行く時間もなく、近くにそのようなものもなく、行く費用もないなら、家で自分でするしかない。

風呂上りが身体が動きやすいが、昼もしている。


膝が痛いのは、そこだけでなく、いろんなひずみが膝に出たと考え、腹筋運動や背筋運動を自分なりの方法でしている。


まねきねこ体操そのものは、ほとんど続かなかったが、仰向けに寝て、右足、左足を交互に上げると膝が伸ばせて「まねき猫体操」と同じことができるし、同時に腹筋にもなる。

自分にやりやすい方法で

続けれるやり方で、

苦手な動作はせずに、リラックスできるやり方で、治したいところが(自分の場合は背中を伸ばす)回復するような運動を試みながらしている。



不思議なことに、若いときはどうしても続かなかったことが、還暦を過ぎてから、なぜか、続けれるようになった。



病院に行く回数が増えると、医療費もかなりかかる。大病院受診時の定額負担は、16年度から「500床以上」の病院を対象に始め、18年度からは「400床以上」に拡大。紹介状を持たない場合、初診で5000円、再診では2500円を最低額と定めている。全て患者の自己負担となる。今後「200床以上」に拡大されれば、対象病院は420から約670に増える。(毎日新聞10月31日4面)

結局、「かかりつけ医」政策は、医療費をアップするための施策でしかない。


ぼくの場合は、病気の部位ごとに、行く病院を選択する。内科の病気なら、いきなり大病院へ行く。いちいち「かかりつけ医」など通していたら、その期間に悪化することもあるだろう。かかりつけ医との人間関係がうまくいくかどうかも疑問である。


結局、高くついても、行きたい病院に行くようになる。もしくは病院へ行くのをぎりぎりまで遅らせるようになる。


医者にかからないように、自分なりの運動を続けなければ!



2030年 農業の旅→ranking



このページのトップへ

今日のクイーン(再3)  12

このページのトップへ

阿修羅

このページのトップへ

邑久光明園  信原翠陽さん(2)


小包


附録のどっさりついた絵本を入れると

中身の貧しい小包は重たくなって

其処から子供達の歓声が聞える様だ

ただ生きていると云うだけの

只、親で有ると云うだけの自分だけれど

断ち切る事の出来ない骨肉の愛情と

打ち消す事の出来ない望郷の想いを

固く結わえた小包に秘めて送る

雪の故郷奥能登よ

別れて生きる親と子が呼び合うには

余りに大きく引離された間隔でも

盲いた事が悲しい闇の連続でも

私にはまだまだ命を支えるものがある

此の世の何処かに生きている親を信じて

成長して行く子供達のために

永らえる事が残された今の希いが

北陸のきびしい風雪に打たれても

やぶれぬ様に出来上った此の小包を

さあ一日も早く送ろうよ━━










青みかん



あんまり晴れた朝なので

青みかんを買った

てのひらに載せると

清潔な朝の冷たさが

病んで久しい体に伝わる

未熟な固さからくる悦びに

爪を立てると

高い香りが四方に散り

胸に沁みれば

離れ住む子が瞼に来る

青みかんの青さには

フレッシュな息吹がある

生き抜くことの苦しさに

疲れたとき

私を新らしくしておくれでないか 

 


2030年 農業の旅→ranking



このページのトップへ

サトイモの煮物


IMG_4474_201910311834260ca.jpg 
IMG_4483_201910311834318eb.jpg IMG_4492_20191031183437a4e.jpg

乱切りしたサトイモを鍋に入れ、初物のシイタケを入れ、醤油、砂糖、酒、みりんで味付し、水を少し入れ、ダシの素と削り節を入れ、煮立ったら極弱火にして20分煮て出来上がり。



ピーマンと魚ソーセージ炒め


IMG_4488_20191031183434c1f.jpgIMG_4490_20191031183436c32.jpg

熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、魚ソーセージ、ピーマンの細切りの順に炒め、ニンニク醤油で味付けして出来上がり。



コンニャクの乾煎り

IMG_4485_201910311834334bd.jpg

手でちぎって洗ったコンニャクを強火~弱火で5分ほど乾煎りし、ニンニク醤油で味付けして出来上がり。



ハーブティ

IMG_4476_20191031183427b89.jpgIMG_4478_20191031183428939.jpg IMG_4480_20191031183430ad7.jpg

左からアップルミント、レモングラスで、沸騰したら火を止めて入れ、3分蒸らし、ハーブを取り出して出来上がり。



2030年 農業の旅→ranking




このページのトップへ

豆知識 クルド人


世界最大「国なき民族」トルコなどで独立闘争
 


シリア北部でトルコ軍に攻撃されているクルド人ってどんな人たちなの?


主にトルコ、イラン、イラク、シリアにまたがる山岳地帯で暮らす「国を持たない世界最大の民族」です。かつてオスマン帝国やペルシャ帝国に分割統治された歴史があり、オスマン帝国が崩壊した第一次大戦後も独自国家を持てませんでした。推計人口は3000万人。ペルシャ語に比較的近いクルド語を話し、その多くがイスラム教スンニ派を信仰しています。


なぜトルコと対立しているの?


クルド人はトルコに1000万人以上います。1978年に結成されたクルド労働者党(PKK)は分離独立を求め激しい武装闘争を展開してきました。トルコ政府は、シリア北部のクルド人民兵組織がPKKと連携しているとみています。今回「テロ組織を掃討する」として、攻撃に踏み切りました。シリアでは2011年から続く内戦を機に同国北部でクルド人組織が勢力を拡大。米軍と共に過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討にもあたっていました。


ほかの国ではどうなの?


イランでは第二次大戦直後にソ連を後ろ盾としたクルド人国家が短期間存在しましたが、その後大きな動きはありません。一方、イラクではサダム・フセイン政権が2003年に崩壊した後、北部のクルド人勢力が立場を強化。独自性の高い自治政府を有するに至っています。


日本にも住んでいると聞いたよ。


埼玉県のわらび
市から川口市にかけて1500人ほどが暮らしています。トルコで差別されるなどして国外へ逃れた人たちが中心とされます。この一帯を、中東のクルド人居住地域「クルディスタン」になぞらえて「ワラビスタン」と呼ぶ人もいます。日本にいるクルド人もトルコ軍の攻撃に心を痛めています。


毎日新聞 10月24日 3面 質問「なるほドリ」抜粋


2030年 農業の旅→ranking



このページのトップへ

今日のクイーン(再3)  11

このページのトップへ

星の金貨 new

このページのトップへ

邑久光明園  信原翠陽さん(1)


押入の中から


襖をあけて

押入れの中を覗くと

盲になった悲しみが

どっとこみ上げ

思わず咽喉から

逢えぬ我が子の名前が出る

三尺の押入れの中の

誰れにも冒されない安らかさに

口笛鳴らし

胸が弾めば

たまゆらの命は

病苦を超えて

幼い頃の明るさを呼ぶ

さぐり覚えの場所にある

僅かな荷物は

冷たくて

追われ来た日の淋しさが

残っているよ

来る所まで来

墜ちるところまで墜ちて

嘆くのは愚だ

怒るのは笑止だ

所詮くるしみの旅なれば

これっぽちになった荷物でも

盲いたことが終止符でも

いいんだ

私は此処から生き抜こう

別れて生きる子供の為に

湖底のような静かな

押入れの中から

私は新しく出発するんだ












外套を着れば



窓を打つこがらしに

さぐりながら着る外套は

頼もしいぬくみを持って

盲いた私を包んでくれる

戦乱の時

炎の中を逃げ廻り

発病した時

冷たい人の白眼視から

私をかばった外套よ

だけが知っている

小さい島で

癒えぬ病を養えば

総てのものは離れていくのに

外套の暖い事はどうだ

記憶の底にある母にも似て

やわらかい感触に

病み疲れた身体が暖まると

何んにも見えない悲しみを

吹きまくる真冬の風が

さらって行くよ

外套の胸をひきしめて

自らがあたたまらねば

何処にも暖かさのない孤独の旅だ

蛍のように

自らが燃えて飛ばなければ

何処にも光のない無限のやみだ

見えぬ眼で掻きさぐる

これからの新たな道に

久遠の光が照すまで

外套よ

島の寒さを防いでおくれ



 


2030年 農業の旅→ranking





このページのトップへ

サケと野菜の蒸し煮


IMG_0456.jpg IMG_0461_201910301837245c7.jpg IMG_0469_20191030183729df7.jpg

無水鍋の下敷きにタマネギのスライスを置き、ピーマンとパプリカを置き、ナス、インゲン、ニンジンを置き、15秒湯通ししたサケを置き、生姜1片とニンニク1片をすりおろし、醤油、酒、みりんで味付し、煮立ったら極弱火にして20分、火を消して余熱5分で出来上がり。



落花生


IMG_0463_20191030183726aa4.jpgIMG_0466_201910301837275fb.jpg

沸騰したら大さじ2の塩を入れ、洗った落花生を入れ、再度煮立ったら弱火にして20分茹でて火を消し、そのまま10分置いて、湯切りして出来上がり。


キュウリの塩もみ

IMG_0459_201910301837233ba.jpg
 


2030年 農業の旅→ranking



このページのトップへ

読書週間に思う


 読書をしても、人生には、あまり役立たないように思う。


「一日に千巻万巻のお経や陀羅尼を読むよりは、一念自心を見るにしかず」という禅の教えの方を信じる。


他の人に比べて、少しは多く読んだような気がするが、記憶に残っている本はほとんどない。


義務感で本を読むことほど、つまらないことはない。


速読で読もうとすればするほど、記憶に残らず、全くおもしろくない。


いわゆる、功成り名を遂げた人の勧める本ほど、自分に合わない。


ただ、本が読める時間は学生の時くらいしかない。社会人になってからは、落ち着いて本など開く余裕は、ぼくの場合はなかった。


農業を始めてからは、なおさら忙しく、本どころではなかった。


だから学校を出てからは、ろくに読んでいない。


そして還暦を過ぎた頃にやっと少し、精神的な余裕(もう働かなくてもいいのかなという気持ち)のようなものができたが、今度は本を一冊読み終える体力(精神力?)がなくなっている。


新聞の書評等を見て、たまに本を買うことがあっても、結局読めずに、机に積んでおく方が多い。


還暦を過ぎてからご縁ができたハンセン病文学は、詩や短歌が中心で短く、これを読書というのかどうかわからないが、今は反復(コピー&ペースト)で、せいぜい10分ほどで終えるが、この作業時に繰り返す3~4回の読み直しが、人生を豊かにしてくれる。


一日10分の読書

一日15~20分ほどの背伸ばし運動

一日7~9分のクイーン


これが人生を変えてくれる・・・



2030年 農業の旅→ranking




このページのトップへ

今日のクイーン(再3)  10

このページのトップへ

リベラル21

このページのトップへ

邑久光明園  松本明星さん


瞳の底に


それは

時計の振子の様に

私が大地を探る杖の音の様に

編棒のふれあう音

妻の膝の上には

赤い毛糸玉がころがっているのであろう

このかすかな音は

肉体のバランスを失った

古沼のような私の生活から

支えてくれる妻のささやきでもある

生活の疲れを秘めて

編棒を運んでいる妻の眸が

盲いた私の眼底に

ほほえんでいる











八つ手の葉のように

大きなたくましい

そんな手が今の私にあったら

杖を握ることも箸をもつことも

凡てが凡てでないように

救われていたかも知れない

だが

私を包んでしまった深い闇には

きれめがない

呼んでもわめいても

もう昨日は昨日でしかない

そんな人生の沼底から

最後につかみ得た一本の藁すべのような杖

それに依って凡てがささえられないにしても

枯葉のような両の手で

抱えこむようにしてすがる杖に

私の生命が通う時

そこから新しい天地がひらける

そうなることを信じながら

私はきれめのない闇をみつめる



松本明星(松本明生)さんの略歴
1919年10月20日大阪府に生まれる。1939年邑久光明園に入所。「俳句作家」(大阪)同人。1994年12月6日死去。遺句集『娑羅の花』(1995私家版)。



2030年 農業の旅→ranking


 
このページのトップへ

シュンギクの卵とじ


IMG_0440_20191029185819a3a.jpg IMG_0450_20191029185826006.jpg

メンツユを鍋に入れ、水で3倍に薄め、煮立ったらざく切りしたシュンギクを入れ、溶き卵1個を入れ、弱火で4分煮て出来上がり。



塩サバ

IMG_0452_20191029185827f00.jpg  



バターナッツのポタージュ

IMG_0438_20191029185818750.jpgIMG_0442_201910291858204ac.jpg IMG_0444_20191029185821272.jpg
IMG_0446_20191029185823027.jpg IMG_0448_20191029185824b41.jpg

バターナッツを薄切りして無水鍋に入れ、大さじ3の水を入れ、煮立ったら極弱火にして20分、火を消して余熱5分で蓋を開け、つぶす。 牛乳とコンソメを1個入れ、コンソメが溶け、牛乳が煮立ったら出来上がり。


2030年 農業の旅→ranking




このページのトップへ

久米南町で会いましょう


昨日、久米南町の「峠」という集落に遊びに行った。ちょうど秋祭りの日でイノシシ肉やシカ肉のバーベキューをご馳走になった。

IMG_4437_201910282033294c2.jpg IMG_4440_201910282033322ca.jpg IMG_4439_20191028203331aa5.jpg


IMG_4433_20191028203328553.jpg IMG_4456_2019102820333526a.jpg 

左は解体されたイノシシで、右はシカの足の部分。


IMG_4462.jpg

のどかな山里で戸数は20軒ほど。ここは集落の公民館がある広場。




IMG_4455_20191028203334d17.jpg IMG_4466_2019102820334067b.jpg 

友人のHさんと、おやじバンドを組む相棒のMさんが10曲ほど披露された。ギターと歌が担当のHさんはぼくと同じくらいの年齢だが、声が若々しく、よく響く。右隣のMさんが、下の「久米南町定住化応援ソング」を作詞、作曲された。

Hさんは30年余り前、ここ久米南町の「峠」という集落に大阪から、農業をするために移って来られた。その頃に都会から農業をするために岡山県にやってきた(多分、農業をするために田舎移住をした第1世代)人たちが「くもの会」を作られていて、ぼくも入れてもらった。

都会から移って来られたのは6家族だったが、その人たちの多くが60代後半になった。そのうち、子どもが農業を継いだのはHさんの息子の1人だけで、20代末の頃、サラリーマンを辞めて農業を始められた。そのHさんは、数年のうちに早々と農業から足を洗い、軸足を学習塾経営に移された。そして学習塾経営の相棒の方とかなり以前から「おやじバンド」を組み、年に何度も今日のような演奏を披露されている。



IMG_0431.jpgIMG_0432_201910281832384d1.jpgIMG_0435_20191028183239e5d.jpg

久米南町に住もう。久米南町で暮らそう。
(久米南町定住化応援ソング)

作詞、作曲 松山シゲル
唄:未公認ご当地おやじバンド・久米南発~つばさゼミ



あなたがふいに笑って わたしに話した 川柳の里 久米南町で

柚子とニューピオーネを二人で育てて 暮してゆこうってゆうあなたの夢

久米南町に住もう 久米南町で暮らそう

久米南町に住もう 久米南町で暮らそう

わたしは心に決めました あなたと久米南町で暮らそうと

あなたは言った カッパ伝説の残る 自然豊かな 久米南町で

ぼくと子供たちをいっしょに育てよう 自然のリズムで暮らしてゆこうよ

久米南町に住もう 久米南町で暮らそう

久米南町に住もう 久米南町で暮らそう

わたしは心に決めました あなたと久米南町で暮らそうと

久米南町に住もう お花見するなら川柳公園で

久米南町に住もう キュウリの生産 県内ナンバーワン

久米南町に住もう 北庄棚田の面積 日本一

久米南町に住もう 春はタケノコ 秋には松タケ

久米南町に住もう いいひといっぱい久米南町

わたしは心に決めました あなたと久米南町で暮らそうと




30年が過ぎ、地域にすっかり溶け込んでいるような大阪から来られたHさんと、地元で地域土着の農業をしながら、あまり地域に溶け込んでいない自分と、この違いはいったいなんだ!


久米南町では、都会からの農業希望者を地域ぐるみで応援してくれます。元々の住人はすでに高齢化し、都会から新しい人たちを迎え入れようとしています。今日の秋祭りでも、都会からの移住者が3人おられました。小さな子どもも一緒に。


久米南町で農業をしてみたいと思われる方は、メールを頂ければ、ご案内させて頂きます。しかし農業は決して甘くはないので「覚悟を決めて」からお越しください。


なお、農業後継者をさがされている農家の方も、メールを頂ければ、このブログで紹介させて頂きます。数十年培ってきた農業を、自分の代だけで終わらせてしまうのは惜しいです。



2030年 農業の旅→ranking



このページのトップへ

今日のクイーン(再3)  9

このページのトップへ

日刊ゲンダイ

このページのトップへ

邑久光明園  うちだ・えすいさん


友情

夕映えの小豆島は特に美しい

療養に疲れた軀

背と背を合わせ

いつまでも見ていよう

僕たちの友情が変らないように







菖蒲から



母は

粽をむすんでいた

姉は

菖蒲湯の釜を焚いていた

父は

旅から帰って来て

鯉のぼりを立ててくれた

青い菖蒲を見ていると

巻きもどってくる

昔の懐かしいフィルム











面影

白い



がひとつ

秋も終り

の木立を縫うていく


別れのとき

姉が振っていた

ハンカチのようだ 












絵本


もうその絵本はいらなくなった

あの子は

昨日まで何度見たであろうか

自分でよめないうちに

地を去っていった

・・・・・・・・

忘れられた絵本は

秋風にぱたぱたと鳴っていた














枯れいくものの中に

青白い月影をいだいて

湖水は静かに眠る

夜毎にほそる湖水の月には

あなたの面輪がある

父よ

若き日の戦塵に

生命をさらし

・・・・・

老いての敗戦に

娘まで奪われ

あまつさえ運命は

残された息子をも

癩の虜にしてしまったが

生きねばならない

宿命のゆえに

・・・・・

欠けいく湖月にも似た

顔写せよ━━



うちだ・えすい(内田恵水)さんの略歴
1921年7月10日奈良県生まれ。1940年光明園に入所。長期外出ののち1947年11月27日園に戻る。1958年受洗。詩のほかに俳句も親しむ。1998年5月2日死去。


2030年 農業の旅→ranking


 
このページのトップへ

ゴーヤとツナ缶のサラダ

   
IMG_0418_20191028183226ef1.jpg IMG_0420_201910281832279e8.jpg

ゴーヤはスライスして塩もみをし、沸騰した湯で1分茹でて冷水にとり、水気をしぼりながらボールに入れる。タマネギはスライスして2~3分水にさらし、水気をしぼりながらボールに入れて混ぜる。ツナ缶の油をよく切って入れ、マヨネーズ、手作りポン酢(酢大さじ1弱、レモン果汁大さじ1弱、みりん大さじ半分、醤油大さじ半分)を入れ、混ぜて出来上がり。



バターナッツかぼちゃのソテー

IMG_0428_20191028183233363.jpg IMG_0430_20191028183235983.jpg

熱したフライパンに油を入れ、7ミリほどに輪切りにしたバターナッツを入れ、裏表5分ずつ焼き、醤油をまわしかけて出来上がり。



キュウリの塩もみ

IMG_0422_201910281832293ed.jpg




オクラとパプリカのポン酢浸し


IMG_0424_20191028183230f12.jpgIMG_0426_201910281832326f1.jpg

熱したフライパンに油を入れ、強火でオクラとパプリカを1分炒め、極弱火にして3分、火を消して余熱3分で蓋を開け、手作りポン酢(醤油、酢、レモン果汁、みりん)に浸して出来上がり。



2030年 農業の旅→ranking




このページのトップへ

米大統領選の論点 自動化対策


毎日新聞10月24日 7面 パロアルトインサイトCEO 石角友愛 

2020年 米大統領選 民主党候補者討論会


ヤン氏・・・ヤン氏によると30年までに米国の仕事の3分の1が自動化によって失われるという。この問題を解決するためにヤン氏が提案しているのが「自由の分配(ベーシックインカム制度)」だ。
18歳以上の米国市民なら無条件で誰もが受け取れる毎月1000ドル(約10万8千円)の支援。VATという欧州で一般的な付加価値税を「GAFA」をはじめとする巨大IT企業などの取引に導入し、その税収を財源に充てるという。


コリー・ブッカー氏・・・ベーシックインカムよりも連邦最低賃金を時給15ドルにすることの方が大事だと反対。


エリザべス・ウォーレン氏・・・米国人が仕事を失うのはロボットによる自動化のせいではなく、悪い通称政策のせいであり、同氏が18年に議会上院に提出した「説明責任ある資本主義法案」を導入することで、例えば企業役員の40%は労働者が選べるようになり、結果的に米国人の仕事は守られると主張した。


日本でも数千人規模の社員がリストラされるニュースが続くことから分かるように、AIなどによる第4次産業革命で、労働集約型かつ工業生産型モデルの企業は変化を強いられている。どの政策が米国人に響くのかは、日本人にとっても無関心ではいられないはずだ。



ぼくはもちろん「ベーシックインカム」派。
ベーシックインカムの導入で、怒濤のごとく「農業という個人事業参入」を促し、「有畜小農複合自給」という1950年代のような農業人口を飛躍的に増やすことによって、
(1)食糧問題
(2)雇用問題
(3)環境問題(里山保全等)
の同時解決をめざす。



2030年 農業の旅→ranking




このページのトップへ

今日のクイーン(再3)  8

このページのトップへ

朝日新聞デジタル

このページのトップへ

邑久光明園  上丸春生子さん(6)



晩秋


島の小高い丘に

およそ千の墓標は

日毎の汐騒をきき

落葉とささやきながら

渡りゆく鳥の群に

自らの心を託していた


ある日

島を訪れた旅人は

こんなことを云った

お前等はしあわせだ

風光明媚な所に立っている

お前等はのん気だ

働かないでもいいから




だが

その旅人は

ほんのちょっぴり

涙を流したほか

代りに立ってもよい

とは言わなかった

墓標は沈黙をつづけていた


墓標は沈みゆく

夕日の果をみつめていたからだ




上丸春生子(上丸たけを)(上丸武夫)さんの略歴
1912年3月17日富山県に生まれる。1940年7月9日、光明園に入所。詩作会会員としてよりも、卯の花俳句会会員としての活動が長い。俳句は戦後に始め、「ホトトギス」「玉藻」などの結社に所属。自治会役員も長期務めた。1983年3月18日死去。

俳句は2つしか掲載されていなかった。

故郷に兄の子として吾子卒業

墓守りも病者の作業落葉掃く



2030年 農業の旅→ranking


 
このページのトップへ

インゲンの蒸し煮


IMG_0404_201910261846310c0.jpg 
IMG_0411_201910261846375e3.jpg IMG_0413_20191026184638b1f.jpg

無水鍋に醤油、砂糖、酒、みりんと大さじ2の水を入れ、食べやすい大きさに切ったインゲンを入れ、ニンニク1片をすりおろし、煮立ったら極弱火にして15分、火を消して余熱5分で蓋を開け、大さじ1の酢を入れ、混ぜて出来上がり。



味噌汁
 
IMG_0410_20191026184635397.jpgIMG_0415_20191026184640c36.jpg

乱切りしたサツマイモを鍋にいれ、水とダシの素と削り節を入れ、煮立ったら弱火にして5分煮て、タマネギ、ピーマン、インゲンを入れ10分煮て、味噌を溶き入れ、火を消してざく切りしたシュンギクをふって出来上がり。



エダマメ

IMG_0406_20191026184632b6e.jpgIMG_0408_20191026184634bb3.jpg

沸騰したら大さじ半分ほどの塩を入れ、エダマメを入れ、5分茹でて、湯切りして出来上がり。
 


2030年 農業の旅→ranking



このページのトップへ

ひと   千葉 龍一さん


まだ37才なのに、すごい。背負ったものは、あまりに大きいと思うが、その重さにおしつぶされていない生き方

司法試験に5回失敗したのは運が強い

「あなたの期待に応えたい」・・・しかしすぐにまた、あなたを頼って来られるでしょう

「罪を受け止めるのには勇気がいる。生き直せると信じて見守るのが自分の役目だ」・・・それは他の人のことであり、自分のことでもあるのだろう


生きて償うとは

千葉龍一さんのような生き方をすることか

亡くなった友人を絶えず傍らにおきながら、二人三脚で、支えにまわる

千葉龍一さんでないとできない仕事




朝日新聞10月25日 ひと 出所者のためのシェアハウスを運営する
千葉龍一さん(37)


IMG_0379_20191025184430690.jpg  

株式会社「生き直し」。そんな名の会社を起こして1年。刑務所を出た後に住む家の無い人が身を寄せるシェアハウスを東京で運営し、夏に女性用の施設も開いた。

大学1年の時、車を運転してガードレールに衝突し、助手席の友人が亡くなった。高校時代、共に甲子園を夢見た仲間だった。

自分はかすり傷。前方不注意で逮捕、起訴された。友人の母親は「許せない」と泣いた。俺だけ生きるのは許されない。家に引きこもり、死ぬことを考えた。

支えてくれたのは元野球部の仲間たちだ。「お前は生きてくれ」。減刑を求める嘆願書には494人の署名。判決には執行猶予がついた。生きて償わねば。仲間たちの思いに背きたくなかった。

自分のように罪と向き合う人を助けようと、一念発起して弁護士をめざしたが、司法試験に5回失敗。目標を見失いかけた時、東京・歌舞伎町で出所者らを支援する「日本駆け込み寺」を知る。働かせてほしいと門をたたいた。

窃盗、詐欺、覚醒剤、元受刑者たちは過ちと向き合おうともがいていた。「罪を受け止めるのには勇気がいる。生き直せると信じて見守るのが自分の役目だ」

独立したのは昨年。これまでに11人が自立するのを見届けた。

「あなたの期待に応えたい」。この夏も、前科2犯の男性がそう頭を下げて巣立っていった。



2030年 農業の旅→ranking




このページのトップへ

今日のクイーン(再3)  7

このページのトップへ

週刊金曜日

 
週刊金曜日


編集後記

編集後記に載っていた、『その学者が一番問題にしているのは天皇制で「日本は戦前・戦中・戦後、同じ人物が君臨した。憲法は変わったが、君主が何ら戦争責任を問われずに、そのまま居続ける。それはあり得ないだろう。日本国民自身が天皇制についてきちんと反省すべきだ」と指摘したという。』

この言葉にはっとした。言われるとおりだ。天皇の戦争責任が問われないなら「300万人の死者」も報われない。



2030年 農業の旅→ranking




このページのトップへ

邑久光明園  上丸春生子さん(5)


黄昏


綿屑の様な雲は

あかねにもえて

墨を流した様な

煙突の煙は

だんだん薄くなりながら

西から東へ流れていく


電線に止っていた雀は

泥礫の様に見えながら

とんでいった


屋根のひさし

豆の手との間に

蜘蛛はさかさになって

囲を踏んまえている


しわのかたまりのような海面へ

太陽がめり込んでいった


くらがりのかけらが

とんでいる

蝙蝠コウモリ



だんだん濃くなっていく

やみに包まれた私の

瞼にはっきりと

故郷の山川は生れた













白バラの群のような雲は

見ているうちに

崩ずれてゆく

煙突の煙は

西から東へ

ゆるやかに流れてゆく

からすが一羽

煙突の煙の反対の方へとんでゆく

蕾のふくらんだ桜に

雀が二三羽止っている

窓は私の詩集である


あかい星がかがやいている

青い星がきらめいている

大きな星の隣に

小さな星がまたたいている

雨の降る穴だろうか

星は皆濡れている様に見える

山の端にあった円い月が

何時の間にか

黄(金)を失って

松の梢にかかっている

窓は私の詩集である




2030年 農業の旅→ranking


 
このページのトップへ

リメイクしてグラタン


IMG_0390_20191025184439d48.jpg IMG_0393_201910251844404b4.jpg IMG_0395.jpg
IMG_0397.jpg

焼いた食パンを半分に切り、グラタン皿に入れ、昨日の残りのホワイトシチューをかけ、とろけるチーズ1枚を半分に切って置き、冷凍して粉々にしたバジルの葉を置き、オーブントースターを170度に設定して6分焼いて出来上がり。



サトイモの煮物

IMG_0383_2019102518443354d.jpg IMG_0388_20191025184437536.jpg

乱切りしたサトイモを鍋に入れ、醤油、砂糖、酒、みりんと水を入れ、ダシの素と削り節を入れ、煮たったら極弱火にして20分煮て出来上がり。



春菊の卵とじ


IMG_0384.jpg IMG_0380_201910251844316ad.jpg IMG_0400_20191025184445172.jpg

残っていたメンツユと水を鍋に入れ、タマネギを入れ、煮立ったら弱火にして5分煮て、ざく切りしたシュンギクを入れ、溶き卵2個を入れ、3分ほど煮て出来上がり。



キュウリの塩もみ


IMG_0387_2019102518443674a.jpg   


2030年 農業の旅→ranking


このページのトップへ

プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ



セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最新記事

最新コメント

カテゴリ

カウンター

QRコード

QR

検索フォーム

月別アーカイブ