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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

大島青松園  太田井敏夫さん(4)



ぽこぽこと硝子戸越しに日のさして何かなさねばさびしくなりぬ




これほどによき雨降れどみな海に流して我等水に苦しむ




予防法改正運動
ハンストの人等枕を並べ伏す部屋静かなりカンナ燃ゆるに




針金を曲げて作りしボタン掛けあさはめしひ等のボタン掛けやる




塩分の日毎に増してくる水をかこちあひつつ年迎へむとす




此の春は真水の飲める楽しみに年を迎へてはなやぐ思ひ




九十メーター掘り下げられし井の水の切に待たるる夏の盛りは




借りて来しテストレンズを挿し替へてあの書この書を読みて疲れぬ




静かなる月の山路を登るとき義足はきしむ松虫に似て




この島に初めて走る三輪にめしいあしなへ乗りてはしゃぐ




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ニンジンの酢醤油



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ニンジンは拍子木切りして水から茹で、柔らかくなったらザルに上げる。ボールに醤油大さじ2、酢大さじ1、みりんと砂糖を入れ、茹でたニンジンを入れて混ぜ、すりゴマをふって出来上がり。

農家のレシピ「ニンジンの酢醤油和え」を参考にした。



シュンギクの卵とじ

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鍋に醤油、砂糖、酒、みりん、水、ダシの素を入れて煮立て、ざく切りしたシュンギクを入れ、シュンギクがしんなりしたら溶き卵2個を入れ、弱火で5分煮て出来上がり。
   


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大島青松園  太田井敏夫さん(3)




手の悪き者ばかりなる部屋にして林檎にさまざまの食べ方があり




すぎゆきのよしなきことのみ思ふ夜にライ病一家の心中を報ず




ロボットを並べしごとく不自由者のかこめる炬燵の火を掻きにけり




もまれつつ波のまにまに漂へる海月はひとり吾の見るもの




研究室の前許されて通るとき動物供養の塔婆が痛し




何一つ罪を犯せし覚えなき指もくされて今断たむとす




さらさらと梨の皮剥ぐ人見れば五本の指の揃ひてありぬ




古里に帰るすべなき吾が前を汽笛あげつつ汽車は走れる




古里の山見るのみに来し吾よ直ぐ引き返す悲しき船旅




曲る指外れて転る大根を吾が食ふだけは摺り下したり




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大島青松園  太田井敏夫さん(2)




脇杖を突きてやうやく帰り来ぬ部屋も風なく苦しかりけり




み柩や終の別れを見送ると義足の吾は道におくれつ




眼を病みて吾はさびしく臥り居り布団の上の秋日まぶしく




自転車を持ちて病者の入園すみなめづらしく乗りて遊べる




島山の萩の
こみちを登りきて露にぬれたる義足を脱ぎぬ




一枚の白紙貰へば歌書かむかかることさへ嬉しかりけり




プロミンはありがたきかも傷いえて吾ものびのび初湯に浸る




曲りたる此の指にても有難し落ちなむとせる玉子を摑む




大木の折れたる音にさも似たる吾が足落ちし音は忘れず




ひたぶるにもの書きをればそっと来し娘は飴玉を口にくれけり




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大島青松園  太田井敏夫さん(1)



ベッドにて心地よければペンとりてくすりの紙に歌書きて見つ




癩故にふたつの足は切りすてぬ故郷に老いし父は知らずも




病み臥りよるべなき身をした嘆く吾にやさしき文の来にけり




月の磯に友と別れて戻り来ぬ義足を脱げば砂のこぼるる




穿き古りし吾の義足はねもごろに紙に包みて海に流しぬ




長長と盲ひの手紙書きやれば我に寄り添ひ按摩しくれぬ




四つ五つ盲が掘りし姫貝は舌を伸ばして潮吹きにけり




夕映のいまだ残れる裏庭の藤は静かに散りかさなりぬ




首を振り手を振りラヂオ体操す部屋の真中に義足を脱ぎて




腹空かぬ腹に食ひつつ物うまし今年も吾は必ず生きむ




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里芋の煮物



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乱切りしたサトイモを鍋に入れ、水を入れ、醤油、砂糖、酒、みりんで味付けし、削り節を入れ、煮立ったら弱火にして20分煮て出来上がり。



リメイクしてカレー

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昨日のポトフは汁をお椀に一杯捨て、ルーを1個入れてカレーにした。


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大島青松園  小見山和夫さん(5)


終に癒えぬ現身ならず父母の奥津城に来て命を愛しむ


(大島療養所入所以来2年、許されて一時帰郷、とどまること数日にして再び療養所に帰る一首)



はるかなる我が生きの日よ春の宵に電球のくもりを静かにぬぐふ




きほひつつ百首の歌を詠む夜さも戦に死ぬる兵をおもひぬ




病もちて一世へだたる侘しさは告げていふべき
感傷おもひ
にあらず




原爆症と癩症状と対比して考へること永く過ぎつつ




丹念に磨きしレンズ眼にあてて読みつがむとす午の陽のうち




一人の御声にさへもひれ伏して黒く生き来し癩の長き過去




湯に入ると解きし義足を脱衣籠の底に隠しぬいたわるごとく




みつみつと夜に積りつつ一人の貧と病苦をつつめり雪は




「閉ざされし環境」の中梅ひらきつつましく光る花びら仰ぐ




日の伸びて枯草の中いちはやく萌ゆる蓬を人は摘み溜む




姥捨の昔のごとも癩の島にひそかに犬を捨てに来るあり




小見山和夫さんの略歴
明治45年5月3日愛媛県北宇和郡広見町に生まれる。昭和10年2月7日大島青松園入園。8月頃から作歌を始める。昭和11年4月「水甕」入社。昭和13年『新万葉集』に2首収録。昭和14年4月「水甕」から「多摩」に移る。昭和25年失明状態となる。昭和28年3月「コスモス」入会。昭和33年9月第5回「コスモス賞」受賞。昭和34年2月25日脳溢血にて急逝。朝滋夫とは互いにライバル視していた。『白砂集』(昭和16年)『稜線』(昭和27年)『澪』(昭和29年)『陸の中の島』(1956年)遺稿集『小見山和夫歌文集』(昭和40年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)


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大島青松園  小見山和夫さん(4)



ふくる夜は浴室に映す我が裸形さぶしと見つつ男なりけり




不自由室に行くべくなりて思ほへばひそけかるなり芽ぶく球根




うらわかく死にけるゆゑに哀れがるおほよその人を我はにくめる




らい患者を強制収容すべしと叫ぶ光田健輔に文化勲章あり




病む吾等覗かれてをり人間のもっとも嫌な眼の色と思ふ




うつそみの人なる我に心眼を開けとぞ言ふむごき言葉なり




小包のなかより出でし鈴ひとつ畳に転げ清き音たつ




我が義足春泥を蹴りて歩みつつ力はひとり内より発す




人間の科学宇宙へ宇宙へと伸び地の一隅に癩やみはあり



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大島青松園  小見山和夫さん(3)



運命を素朴に享けて貧しかりし臨終の微笑泣く如く見ゆ




悲劇的に批評さるるを常とせりハンセン氏病患者の短歌

(悲劇的というより、ぼくの場合は癒されている。癩歌人の短歌をシャワーのように浴びていると、品格がアップするように感じる。)



両の手を水に浸せり繃帯のまったく除れし今日しみじみと




疾病もかく浄まると拾ひをり白紙ほどのうすき骨片




秋の昼水に躰を洗ひつつ明るく寂し痩せし
睾丸ふぐり




病む我と異質の孤独すこやかに妻子もち仕事もつ君の歌




はなしとして人の吐きたる高声が胸に儚し「ここが死場所」




療養所に二十二年の元旦を現身生きて踏む銀の霜




右脚の無き躯を風呂に伸ばすとき右半身がすぐ浮き易し




病みくゆる一世虚しく思ほへば吾を産みませし母を悲しむ



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ポトフ



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熱した鍋に油を入れ、ニンニク1片の薄切り、タマネギのスライスの順に炒め、残りの野菜(ニンジンとカブ)と歳暮でもらったハムを炒め、全体に油がまわったら3カップ余りの水を入れ、煮立ったら弱火にしてコンソメ1個を入れ、15分ほど煮て胡椒で味付けして出来上がり。



サラダ

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ロケット、紫ミズナ、レタスのサラダ。さっぱりとポン酢で。



カブの甘酢漬け

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現在進行形。カブは皮をむいて薄切りし、塩をふってもみ3時間以上置く。

カブがしんなりしたら水気をしぼりながら瓶に入れ、生姜1片をすりおろす。

鍋に1カップ半の水を入れて煮立てて火を消し、削り節を入れ15分ほど置いて、茶こしでこす。120CCの酢と50gの砂糖を入れて溶かし、冷めたら瓶に注いで出来上がり。明朝には食べれるが、2日ほど経過してからがおいしい。

   


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大島青松園  小宮山和夫さん(2)



煮魚の骨しゃぶりつつ故由もなき悲しみに甘く溺るる




球抜きし左眼を水に冷すとき世界はなべてしづかと思ふ




外科室を背負ひ出されて戻り来る忽ち百の蝉声の中




いま一息いま一息と眼は開きて本の活字の読める日近し




本読むと眼鏡拭きつつ今朝思ふレンズ磨きの詩人スピノサ




眼のうつつ疑はめやも紫のすみれ咲きゐる土に屈みて




幼らの清き未来など言ふも酷し背負はされゐる癩家族の名




若葉光る坂ひたむきにのぼりゆく我を追抜きし犬の四足




平安とかなしみが待つ大島に日昏るればまた帰らねばならぬ




誰誰の恋愛が淡く気になるらし療養しつつ少女期すぎて



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大島青松園  小宮山和夫さん(1)




真剣に断種の是非を論じ合ひをはりは癩の悲運をかこつ




ワゼクトミーの是非を論ずる若きらと女体には凡そ縁遠き我と




肉体の虚構といふは何ならむ断種して妻を娶るといふ友




星まつる旧きことなど
くずれつつ主義闘争の中に育つ児ら




癩を病む少年と少女睦み合ふ見ればしみじみ小さき孤独




かなしみは何時に終らむ故郷へ還る遺骨も消毒されて




幼き日母よりききし伝説の盲の龍がいまも生きてゐる




卵にも眼があるといふ話には黙して昼のくらやみに座す




つくねんと盲かがまる日向べの如月すでに春めきにけり




平手にて石碑の面を拭くごとき一生つづかむ我のさびしさ




暗闇に全く孤り残されて百鬼を呼ばむ我が呪詛のため





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大島青松園  林みち子さん(12)



発病はいつかと問える医師の前とまどうまでに病古りたり




みかん買いし網の袋は入浴石鹸入れて重宝す指のなき手は




この夏の盛りを遠く来し甥が濯ぎてくれぬわれの食器も




年年の四月淋しき花の下に看護婦を送り婦長を送る




もの縫いて病忘れし日のありき今はフォークさえ握れずなりて




ワークにて園に集える若者の声をこの世の光とも聞く




赤ん坊を抱きとる形にわが受くる友が育てし結球白菜




すでに病癒えしと言うも寂しかり形変わりしわが顔よ手よ




ふるさとの梨食ぶる心ゆたかなりわれに残れる歯の音たてて



林みち子さんの略歴
大正4年11月徳島県生まれ。7歳で発病。昭和8年6月大島青松園に入園。昭和32年1月「関西アララギ」に入会。38年6月萩原澄と結婚。昭和47年第10回関西短歌新人賞受賞。昭和48年夫・萩原澄の古里に二人の歌碑建立。昭和60年1月関西アララギ年間優秀作品賞受賞。『やどりぎ』(昭和43年)『三つの門』(昭和45年)『心よ羽ばたけ』(昭和52年)『夕映え長く』(昭和63年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)。傘寿を夫と共に迎え「らい予防法」廃止を記念して、歌文集『開かれた石の門』(平成8年・共著)を刊行。





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ダイコンの味噌煮



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乱切りしたダイコンを鍋に入れ、水とダシの素を入れ、煮立ったら弱火にして15秒湯通しした豚肉100gを入れ、15分ほど煮て、味噌をみりんで溶いて入れ、砂糖を入れ、ユズ1個の皮をすりおろして3~4分煮て出来上がり。



昨日の赤エイの残りとネギの煮物

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鍋に、醤油、砂糖、酒、みりんと水を入れて煮立て、15秒湯通しした赤エイを入れ、生姜1片をすりおろし、弱火で5分ほど煮て、ざく切りしたネギを入れ、5分ほど煮て出来上がり。



歳暮でもらったハム
   
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少し加熱した。



昨日のダイズの煮豆


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大島青松園  林みち子さん(11)



焼きくるるパンも朝朝手の変り人の心のまにまに生くる




向日葵のかそかなる芽が土割りて出づる強さよ二人の庭に




少女来て耳の垢をもとりくれぬ形式看護に落ちてゆく世に




未来もつ少女君らと語らひて病み萎えし心の隅があかるむ




大いなる墓立ち並ぶその間の小さき墓よ夫のちちはは




誰に会はむあてのあらねば父母の墓の傍に時ながく居り




高松に朝着く汝を迎ふべく後遺症ふかき顔に眉かく




肉身とも通ふこころかみとり婦の言葉あらきに誰にも好かる




貼り眉毛かつらにこの身よそほひてわが旅立のしたくととのふ




すこやけき人らの世界覗き来てまた療園にこころは復る





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大島青松園  林みち子さん(10)



挨拶する吾に一言返しのみ従兄は畦の草刈り始む




訪い来しを悔いつつ見をり牛小屋に牛が寝そべり物喰みゐるを




縁遠く従妹の娘残りゐることもこの身責めらるる思ひに聞ける




手紙などよこしくるるなと従兄らの非情の言葉もわが病ゆえ




五十年以上療養つづくる患者五名表彰さるるは幸か不幸か




舟に来て海苔養殖の筏組めど癩者の島と漁夫らうとみし




わが指の代りをなせる革の輪を離すことなし首に吊りゐて




引出しに夫の衣類と分けて蔵ふまた着む春を疑はずして




薄き眼を凝らしつつ読む書の上を照り翳りして冬の雲ゆく





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大島青松園  林みち子さん(9)



戯れに雪に押したる我の手は犬の踏みたる足跡に似て




海荒れて郵便船は今日も来ず島は孤立に昏れて灯ともす




椀豆のすぢを素早くとりくるるみとり婦のそのしなやかな指




療養所のビジョンによする考へも軽症者と我らの意見がちがふ




重不自由者寮の入居申請書きしぶる奈落の淵におつる思ひに




買物にそへてもらひしヨーヨーを与ふる子もなく手にもて遊ぶ




この島に果つるほかなき門柱と秋の入り陽の影ながく引く




編物をするわが肩の右に左に移りてあそぶ小鳥の重さ




眼薬を幾度もさしてわれが手に夫の歌集の稿書き上ぐる




病癒えて今ふるさとに帰りしも心やすらふ家すらもなく




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タジン鍋


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赤エイのアラを買い、半分使った。

タジン鍋の下敷きにハクサイのざく切りを置き、ニンジンの薄切りを置き、15秒湯通しした赤エイを置き、ニンニク醤油のニンニクの鱗片を置き、ニンニク醤油で味付けし、煮立ったら極弱火にして15分、火を消して余熱5分で出来上がり。



ダイズの煮豆
    
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ダイズは一晩、水に浸しておいた。

圧力鍋にダイズと戻し水を入れ、ニンジン、ヤーコン、シイタケ、練り製品1枚の角切りを入れ、醤油、砂糖、酒、みりんで味付けし、ダシの素を入れ、おもりが勢いよく回り出したら極弱火にして20分、火を消して圧が抜けるまで2時間ほど放置して出来上がり。現在進行形。



塩サバ

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大島青松園  林みち子さん(8)




すこやかな人に対へば面伏する病卑下して身につきし癖




鉄線を引きて我らを入れざりし職員地域につづくこの道




癩医学のいけにへとなりし動物の墓をめぐりて紅葉する木木




戸に当り落ちしツバメの羽やさしわが手の内に動悸をうてる




隠れ病む身にしありせば妹と交す便りに仮の名をつかふ




傷しつつ濯ぎ濯ぎし年月に双手の指は遂になくなる




来ると云ふ姪の電話にうろたへてその場つくろふ嘘を言ひたり




一つなる物も頒ちて食べたきに病むつつしみに汝には出さず




容赦なくうつす鏡に向ひゐて病みくえし身の衿をととのふ




君と並ぶ我の名前のその下に未来を契る印を捺したり




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大島青松園  林みち子さん(7)




開発はさびしきものか想ひ出のふるさとの山ここも削らる




はからずもわが残生に君ありて父母眠る山に歌碑建て賜ふ




明日にまた望みつなぎて寝につかむ時計のねぢを一ぱいに巻きて




さわがしきまでに浮標の波にゆれ島の入江に海苔そだつ冬




かばひあひ過ぎゆく日日に秋たけて窓の遠くに湧く鰯雲




今ありてなすべきことの吾にあり指あらぬ掌にペンを結ふる




ふるき毛糸つなぎて夫の帽子編む部屋に明るき日ざしある間を




灯心をかきたてかきたて生くるごとしわが一眼に
もたよりて




窓ぎはによりて書きゆく原稿に雀は春の影を散らせる




ナースの眼盗みて歌を書きとめる血を吐きて臥すその日その日を




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大島青松園  林みち子さん(6)




かき抱く墓石の母よわが母よ家出でしより逢へざりし母




母の死も兄の逝きしもきくのみに帰れざりにき病み重き身は




家出でて三十余年の年月に祖母・母・兄も弟も逝く




眼帯に眼をふさがれて帰りゆく頭上を高く渡る風あり




癩と言ふ病が何かも知らざりきわが発病は七歳にして




無菌証明書今にしてもらふ指断ちて生姜のごとくなりしわが手に




十代の齢にきたりてこの島に老づける身の砂に引く影




セットせしかつらの髪のふさふさと我を女の姿にかへす




ながく待ち短き時をあふ汝に問はむことなどわがメモしおく




針もてぬ手となりながら布切を見れば縫ひたしをみなの吾は




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ハクサイとツナ缶の煮物



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ざく切りしたハクサイを鍋に入れ、醤油、砂糖、酒、みりんと水を入れ、ハクサイがしんなりしたら弱火にして、油をよく切ったツナ缶を入れ、15分ほど煮て出来上がり。



卵焼き

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熱したフライパンに油をひき、砂糖と醤油で味付けした溶き卵2個を入れ、シュンギクの粗みじん切りをふり、卵の表面が乾いたら巻き、火を消して余熱3分で出来上がり。



ダイコン漬け


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ダイコン2キロ(2~3本)の皮をむき、2つ割り、又は4つ割りにして樽に入れ、塩100g、砂糖400g(ぼくの場合は砂糖は100gほどにして、後は目分量で蜂蜜のしぼりかすを入れる)、酢半カップ、ユズ1個の果汁と皮を入れ、4キロほどの重しをして、1昼夜経過したら、水が上がっているかどうか確認し、上がっていなかったらよく混ぜる。

水が上がって6日経過すれば食べれる。簡単なので、なくなりかけたら、次を仕込んでいる。

  
 


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大島青松園  林みち子さん(5)




手術にて光復りしよろこびのあふるる君の墨太き文





窓ちかくすでに青める春の山何も持たざる手を膝におく





三ヶ年書ける日記を求めきぬ書くまで保たむ視力を願ふ





和洋式いづれの便器に定めむかそれぞれに異なる障害もてば






死をえらぶまで追ひつめしものは何病苦のゆゑと言ふな安易に





保つこの片眼は夫の眼でもあり編針おきて温罨法する




三十一年病みて帰らぬわが村は拡げし地図に地名の変る




ちろちろと流るる小川の音親しこの夜のみなる郷の宿りの




我を知る人のあらじと思へども病む身はばかりて庭にも出でず




人の眼をはばかりにつつ来し郷の川の流れにゆらぐわが影



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大島青松園  林みち子さん(4)



夜のしらむ待ちて従妹の家を去るこの寂しさも吾のみのもの




一歩づつ遠ざかる道にかへり見る古里の眠りをつつむ朝靄




いつまでの命か六畳ひと部屋にインコと盲ひの夫と私と





灯を消せば籠のインコもしづまりて共に一つの蚊帳に眠れる




人一人の死のすみやかに片付きしあと閑かなり病棟の午後





午後四時の夕餉終りし時刻より何せむか長き夏の日ぐれを






眠るまに視力失せゆく怯えもち醒めたる時はあたり見まはす






多く産み多く死なせし山村のなげきを見せて墓のつづけり






ほしいまま風は隙間をはいりくる経済大国の中のライ園






みとられて過ぎゆかむ身の嘆き一つ果なく蒼き海に捨てくる




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大島青松園  林みち子さん(3)



目に光ある間に何かなすべしと声なき声に心せかるる




今は今の心にたりて生くるほかなかるこの身よ鳳仙花散る





耳のうしろに僅か知覚の残りいて生きの証のごとく噴く汗





かなしきまでにわれはこだわる嫋やかな五本の指の動く表情





風呂の湯のあつさ加減を舌にみる麻痺せぬところそこのみありて





海を出で海に没りゆく日のさまを此処に仰げり少女老ゆるまで




骨となりて出づるほかなき石の門海に入る日に赤赤と映ゆ




生きの限りくりかへさるる菌検査物体のごとくメスに切られて




ライゆゑに子を堕さるるをみな悲し菜種の花に蝶のあそぶ昼





夜を待ちて生家の跡にきて立てば地より聞ゆる父母のこゑ





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春菊の卵とじ丼


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鍋に醤油、砂糖、酒、みりん、水、ダシの素、削り節を入れて煮立て、ざく切りしたシュンギクを入れ、シュンギクがしんなりしたら溶き卵2個を入れ、弱火で5分ほど煮て、ご飯にかけて出来上がり。



ダイコンのバターポン酢

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熱したフライパンにバターをひき、1センチ余りに輪切りしたダイコンを置き、煮立ったら極弱火にして25分、火を消して余熱5分で蓋を開け、裏返してポン酢をまわしかけ、2分ほど煮つめて出来上がり。



歳暮でもらったハム

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少し火を通した。



野菜サラダ

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レタス、ロケット、紫ミズナのサラダ。
   
 


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大島青松園  林みちこさん(2)



日本をうち破りたる米国の治癩薬にてこの身癒やさる




矢面に立ちて自治の灯ともしたる人逝きぬ菊のとみに薫る日






生けるものかく逞しく美しき蜘蛛はさかさになりて巣つくる





一つ一つ身体の自由うしないて今のいのちに縋る一眼





おがむ形に両手合わせて物つかむその片腕の患みて窮まる






光みる眼をもたぬ夫と居て点す灯りはわれのみのため




古稀迎うる吾に寄りくる子もあらずグラス二つを満たす灯の下





衰えをとみに覚ゆるわが視力春の霞か黄沙の降るか




うからなく家もあらざる古里にわれを包みて山あたたかし




人住めばそこに道あり柿熟れて病みて離りし古里に似る





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大島青松園  林みち子さん(1)




故国遠く独り病む身の如何ならん小声に友はアリラン歌う




「親不幸なる子」と五歳の日のわれの今日を言いあてし女の遍路




咽喉切開わが受けし日と母の死の重なる疼き消ゆることなし




ライ園の夜空に天ノ川仰ぐここに少女のいのち古りにき




目のくもり払わんとして瞬きをまたくりかえす昼の孤独に




宵はやく慣いとなりて床に入る眠るも眠らぬも時のままにて




うかうかと見ていしわれか聞くのみの夫が確かなストーリーを言う




杖にさぐる人それぞれに癖ありて夫の帰りもその音に知る




一本一本苦しみしのち落とされて指失せし手が語るわが過去





しのび来て独り見て立つ生家跡蝶は遥けき日のままに舞う



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大島青松園  萩原 澄さん(12)




人のさま確と見据える眼のありて庭に坐れる雪のダルマは




年金を受けて今得るやすらぎを打ちのめす声「ライ貴族」など




妻臥せば水をきられし魚のごと盲ひうつつのただよふごとし




ライ癒ゆる世となりてなほ偏見を残し我らを縛る法あり




ライ園に今日稀にきく幼な子の声さながらに光のごとし




かつかつに二人の今を支へゐる妻よ視力をそこなはずあれ




萩原澄(とほる)さんの略歴
大正4年8月25日香川県三豊郡の三国峠のふもとの村に4人姉弟の長男として生まれる。高等小学校卒頃徴候がでたが補習科4年を学ぶ。昭和14年母、15年父死亡。弟に嫁を迎え家を託して昭和18年8月大島青松園入園。23年秋失明。予防法闘争ではハンスト。31年10月「関西アララギ」入会。昭和38年6月21日
林みち子と結婚。43年5月「歩道」入会。昭和48年7月10日古里に妻と2人の歌碑建立。昭和56年11月8日香川県視覚障害者福祉協会から受彰。歌集『蓑虫』(昭和41年)『光ある方へ』(昭和49年)『今ありて』(昭和61年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)。傘寿を妻とともに迎え「らい予防法」廃止を記念して、歌文集『開かれた石の門』(共著・平成8年)刊行。


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すき焼き風煮



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牛肉100gは15秒湯通しする。

フライパンに醤油、砂糖、酒、みりん、水を入れて煮立て、ダイコンとニンジンの千切り、シイタケのスライスを入れ、再度煮立ったら弱火にして5分ほど煮て、ハクサイのざく切りと牛肉を入れ、10分煮て出来上がり。



ブロッコリー

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茹でてマヨネーズで。




味噌汁


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鍋にダイコンとニンジンの千切り、シイタケのスライスを入れ、水とダシの素と削り節を入れ、煮立ったら弱火にしてハクサイを入れ10分煮て味噌を溶き入れ、ネギの小口切りをふり、1分煮て出来上がり。



サラダ
   
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レタス、紫ミズナ、ロケットのサラダ。歳暮で貰った先日の残りの生ハムと。 
  


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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