あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

身延深敬園  鈴木靖比古さん(4)



転園 治療のため全生園に移る

病棟はふるびてくらしここにして北條民雄慟哭せしか




手も足も利きて吾が身に癩のかげいづこにもなしけさがたの夢




成功を疑はず面会に来し妻に手術の不首尾告げねばならず




菌陰性のわれと思へど人ごみのなかに臆する癩後遺症




一年も今宵をはりのそばを食ひそばより細きいのちをまもる




母老いて会ひに来られず癩われも母住む家にかへりゆかれず




癩われの世に在るを知り会ひに来し甥のやさしき心に触るる




われを生みし母を一度もよろこばすことなく癩に故郷を捨てし




うかららの一人も見えぬ通夜の席癩者ばかりのお経をあげぬ




しあわせを摑むはずなし指のなき癩にくづれしこのたなごころ



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身延深敬園  鈴木靖比古さん(3)



ねそびれし今宵空想を果てしなくくり拡げたり癒えし仮想に




パーマネントかけてより妻は髪を結ふ手萎えの悩み言はずになりぬ




父よりも我れ幸せと思ひ居り癩を伝へしと今はうらまず




父も吾も癩を病みたり母上の一生は不幸と言ふも愚や




兄の子ら育ち来しゆゑ隠れ病む吾に手紙を寄こすなと言ふ




かにかくに八年を妻と永らへて寮の最古の夫婦となりぬ




私生活隠しもならぬ夫婦舎にひそかに妻と銭を数ふる




世の中の食へぬ人よりましなどと自らの生を卑下するなかれ




入浴の後噴き出づる玉の汗麻痺せぬところあきらかにして




朝に咲きゆふべにしぼむ花芙蓉病めど明日ある生うたがはず



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身延深敬園  鈴木靖比古さん(2)




ただ一つの斑紋ゆゑに癩園に来たれどこの児病ひを知らず




故郷を親を離りて癩園に住むべくはこの児あまりに稚き




盲らの食みこぼしたる飯つぶを掃き寄せて池の鯉に放ちぬ




初ものの秋刀魚の骨を取り除き盲の友に食べさせにけり




湯気たてて干物乾く昼下り参観人が静かに通る




庭土のふくらみ柔くほぐしつつ春雨細く降り出でにけり




綱脇教之先生を悼む
花輪一対作りて贈る我我の為し得る報恩小さくありけり





四六時中絶ゆる閑なき眼の痛みせめて一夜を睡らせ給へ




冬の日が部屋一杯に明るければ富めるが如く今日を籠らふ




足袋履きて指なき足は隠しつつ面会に来し母上迎ふ



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ミニトマトのマリネ


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酢、レモン果汁、オリーブオイルを各大さじ1に、塩・胡椒と蜂蜜を少し入れた「マリネ液」を作り、半分に切ったミニトマトを入れて混ぜ、冷蔵庫で冷やすと出来上がり。
プチトマトのマリネ」を参考にした。



リメイクしてカレー

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昨日の夏野菜煮込みは、トマトを1個追加し、ルーを1個入れてカレーにした。



タジン鍋
  
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タジン鍋の下敷きにタマネギを入れ、ピーマンとオクラを入れ、パプリカとミニトマトを入れ、ベーコン2枚ととろけるチーズ1枚を小さく切って入れ、ニンニク醤油で味付けし、煮立ったら極弱火にして15分、火を消して余熱5分で出来上がり。


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身延深敬園  鈴木靖比古さん(1)



癩を病むわれに飼はるる鶏の今日もうましき卵生みたり




渓深き身延の寮に起き臥せば仰ぐ空さへ限られてあり







妻も子もいまはの際に遂に来ず霙降る夜を君の息絶ゆ




今か逝く友の息づき惧れつつ今宵の看護り安らかなくに




屍を運び去りたる病室は森閑として湯の沸る音




七年の隔りはなし故郷の柿の木立のこの枝振りは




癒えて世に出づるならねど童らは学を修むる癩院にありて





小学を卒へしばかりの弟が癩に堕ちて吾がもとに来ぬ




手風琴奏づる弟の手の指よ萎えずにあれな癩は病むとも




足音に誰彼をしかと聴きわくる盲の聴覚かなしく確か




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身延深敬園  山本一夫さん



身延深敬園のカテゴリーは多摩全生園とさせていただきました。

身延深敬園は藤本トシさんの「謎」に登場する印象深い園です。





先生が死ぬまで召せし洋服を囲みて我ら通夜を捧ぐる




見下せる身延の町の北端に紅葉の映ゆる我が園はあり




師の君を焼く白煙り枯原を高く流れてまた地をぞ這ふ




療園の北の果てなる枯原の夕闇にして師のお骨拾ふ




草花のとぎれし季に死に逝ける君の墓前に南天の紅




愛せらるるより愛することの難くして吾が二十五の春は来にけり




吾を産みて去りたると言ふ母そはの生死も知らず只恋ふるかも




参観の人多き日は淋しもよ檻の獣の心持して




蒔く可きは皆蒔き終へてこの宵を静かに雨の降りつぐをきく




癒えずともせめてこの
ままあれかしと日毎続くるプロミン注射




久遠寺の若葉に朝日昇り来て飯食ふ卓を一杯に照らす




思ひきり唄ひ踊れど癩を患む意識は去らず救ひなき吾か



山本一夫さんの略歴
身延深敬園。『河鹿集』第二集(昭和28年)


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多摩全生園  金田靖子さん



臨終の蒲団に春の蝿一つ




墓拝む肩にとまりし喋々かな




俳句帖よごれて愉し春灯




病む母に見せつつ結ひぬ祭髪




病みをれど心は愉しホ句の秋




落蝉の拾えば命のありにけり




病良し食事待たるるとろろ汁




猫の子に障子一マス開けてやる




春愁や友焼く煙濃く太く




霊柩車皆で押して雪の道




北風にまだ温かき骨拾ふ




秋水にうつりし髪をなほしけり




献立に豚汁が出て冬に入る



金田靖子さんの略歴
多摩全生園 大正9年東京都生れ。昭和13年19歳でハンセン病発症。昭和14年多摩全生園に入園。母との約束で靖子の兄妹たちは、母の死後も40年間欠かさず月に一度面会のため来園。肉親の愛に恵まれた。入園後間もなく結婚。昭和20年前夫死去。昭和21年金田敏男(蓬仙)と再婚。32年皆吉爽雨主宰「雪解」に出詠。41年母他界。母の死と夫の介護疲れが重なり43年躁鬱病発症。精神病棟へ入室。昭和55年急逝、享年60。遺句集『冬そうび』(平成5年)。合同句集に『句集芽生』(昭和32年)


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豚肉とタマネギ炒め



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生姜1片をすりおろし、醤油を入れ、生姜醤油を作る。

熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、15秒湯通しした豚肉、タマネギのスライスの順に炒め、生姜醤油で味付けして出来上がり。



夏野菜煮込み

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調理用トマトとキュウリを鍋に入れ、弱火で、トマトから水が出てきたらナス、ピーマン、オクラを入れ、10分ほど煮て、小さじ2のニンニク醤油を入れ、ニンニク1片の薄切りを入れ、蜂蜜を入れ、5分ほど煮て、味噌をみりんで溶いて入れ3分ほど煮て出来上がり。
  


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冷製パスタ



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パスタは5分茹でて湯切りし、皿にとり、昨日のトマトスープをかけて出来上がり。



オクラの薄切り

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カツオブシをふり醤油で。



トマト炒め


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熱したフライパンに小さじ1の油を入れ、ニンニク1片の薄切り、厚揚げ1つ、練り製品少しを炒め、調理用トマトを入れ、最期に上で残したオクラを縦切りして入れ、ニンニク醤油で味付けして出来上がり。



ポリポリキュウリ

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今日のキュウリは大きかったので、皮をむき、中のズをとってから乱切りした。塩をふってもみ2時間ほど置き、水気をしぼりながら容器に入れる。大さじ2の醤油、小さじ1のゴマ油、胡椒、ニンニク1片のすりおろしを入れ、混ぜて出来上がり。




ゴーヤの酢の物
 
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定番です。
  


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多摩全生園  片山桃里さん(3)



逢ひにきて二言三言言っただけ帰る妹よ眼をうるませて




或る時は憎しみしこともありし父十余年ぶりに会へば老ひにし




吾が病あきらめ帰る妹は垣外に出てしきり手を振る




久久に会ひたる母にいたわりの言葉かけずに別れしを悔ゆ




逢にきて吾の洗濯して帰る妹も嫁ぐ日近くなりにき




夫婦して毎月吾に逢ひにきし妹の出産の間近しと聞く




木枯らしに吹かれて帰る人人にまじりて戻る面会の弟




手の平に乗せてくれたる柿一つ赤く切なし胸病む吾に




膿盆に弾片黒く抜き取りて吾を見据える医師の眼うるむ




四度目の手術に指も変形しまだ残る弾片に時どき疼く




垣外の子等が上げたる奴凧吾れの寮舎の上に及べり




片山桃里さんの略歴
大正6年6月千葉に生まれる。昭和12年世田谷自動車隊に入隊。12年中国戦線に派遣。陸軍技術伍長。昭和23年復員。24年発病。多摩全生園に入所。「春嶺」に投句。平成元年11月1日没。享年72。『片山桃里遺稿集』(平成2年)


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多摩全生園  片山桃里さん(2)




悪童の駆け抜け行けり鰯雲




芍薬を思ひきり剪り雨の朝




紫陽花の露地人声の抜けゆけり




母の忌に走りの蜜柑選びけり




パンジーの鉢手に妻の独り言




泣かぬふりして泣く妻や外は雪




爪を剪る縁に紅梅香りいて




ちちろの夜妻の寡黙のつづきけり
(注)ちちろとはコオロギの異名



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多摩全生園  片山桃里さん(1)



あるだけの竿に物干す菊日和




日曜の静けさに居て菊匂ふ




吾れ叱る母今ほしや葱の花




供華かかえ墓に近づく霜踏みつ




海匂ふ暮春の父母の墓に佇つ




梔子くちなしを挿して手酌の膳飾る




妻黙し居てからたちの匂ふ夜




蝉時雨大き胡坐の石仏



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トマトとダイズのスープ



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冬の「ダイズの煮豆」用に使った後、残っていた緑ダイズを、一晩、水に浸し、圧力鍋で「水煮」にした。

鍋に調理用トマトを入れ、白ワインを入れ、弱火で20分ほど煮て、トマトが煮崩れてきたら水煮したダイズを入れ、塩・胡椒とニンニク醤油で味付けし、さらに5分ほど煮て出来上がり。

残った水煮は2つに小分けして冷凍した。



鯛アラとトマトとピーマンの煮物

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鯛アラは15秒湯通しする。鍋に調理用トマトと酒を入れ、煮立ったら弱火にして鯛アラを置き、半分に切ったピーマンを入れ、生姜1片をすりおろし、ニンニク醤油で味付けし、10分ほど煮て出来上がり。



キュウリの酢の物

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キュウリはスライサーで薄切りし、塩をふってもみ、30分ほど置く。水で洗い流し(塩分過多を防ぐ)、水気をしぼりながらボールに入れる。ミョウガ2個を粗みじん切りして入れ、カニ風味カマボコ2個を水で解凍してほぐしながら入れ、大さじ2の酢、大さじ1の醤油、大さじ1のレモン果汁、蜂蜜を入れ、、混ぜて出来上がり。
    
  


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多摩全生園  吉田香春さん(2)



座り込む国会の上の天の川




不具われを見守り給う寒の月




寄り添いて命しずかや寒の鯉




利かぬ手に書もの多し麦の秋




汗の身を拭いて一杉忌に参ず




富士見ゆる山の療舎や葉鶏頭



吉田香春さんの略歴
多摩全生園 大正15年神奈川県生れ。12、3歳の頃からハンセン病の症状が現れ掌が萎縮、左足垂足。昭和13年14歳の夏、多摩全生園に入院。少年寮に入居して3、4年後から句作を始める。24年若くして患者自治会職員に推され、同28年「らい予防法改正」運動、「プロミン獲得運動」に参加。昭和31年A子と結婚するが子宮外妊娠で死去。35年K子と再婚。互いに不自由な体を支えあいながら療養の日々を送る。吉田は「抑圧と呻吟の世界であった療養所を、治癒と開放の園生へと改善せしむるに貢献し」、「生の現実を見据えて俳句創作に精進した」(『蓼の花』序・三輪照峰)。平成2年句集『蓼の花』刊行。


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多摩全生園  吉田香春さん(1)




かくし酒ぬくめて癩の身を憎む




七夕や病人かこみホ句作る




白梅や人の愛憎知りて病む




霜の夜の会議に敗けて戻りけり




不具の身に秘めし恋あり秋の風




君逝きぬ秋の茄子が成り垂る




わが命つなぎとめをり寒卵




癒ゆる力我れになほあり蝿叩く




どぶろくをのみて診らるる病無頼




梅は実に荼毘の煙は今日もたつ




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多摩全生園  児島宗子さん(3)



亡き母の形見の袷着て病めり




七夕や我に母恋ふ句の多し




癩かなし墓参するさへ人目避け




盆提灯ともせば母と居るごとし




母の名はユキ雪降れば母憶ふ




初風呂に無菌となりし身を沈む




向日葵に日がな覗かれ病み籠る




検温の看護婦花の窓ひらく




垣間見る生家の庭に柿熟るる



児島宗子(本名・児島惣治)さんの略歴
多摩全生園 大正9年大阪生まれ。少年時より俳句に興味をもち作句。昭和8年夏突然罹病。発病即強制収容の時代ゆえ多摩全生園に入所。昭和10年頃より園内で斎藤俳小星、本田一杉の指導を受ける。幸い症状も軽かったので13年秋退園を許され社会復帰。4年後の秋に再発。絶望の果てに自殺を図るが未遂、再度全生園へ戻る。24年プロミン効果で後遺症は残ったが無菌となり症状回復。以来、東村山の療園に一生を託し、不自由寮の付き添いや盲人会館の書記世話役、代筆・代読、ときには厚生省や国会の陳情に同伴。俳歴は29年「若葉」の誌友となり富安風生に師事。49年「若葉」第12回艸魚賞を受賞。50年「若葉」同人、近藤忠主宰「雲海」同人。53年俳人協会に入会。個人句集『望郷』(平成元年)を発刊。


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厚揚げとトマト炒め


オクラの薄切り


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1分茹でて冷水にとり、薄切りして、カツオブシをふり醤油で。



厚揚げとトマト炒め

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熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、厚揚げの順に炒め、調理用トマトと、上のオクラの残りを縦半分に切って入れ、2分ほど炒め、ニンニク醤油で味付けして出来上がり。

トマトは炒めてもおいしかった。今日の新聞のレシピを参考にした。



豚肉もベーコンも使わず、夏野菜煮込み

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鍋に調理用トマトを入れ、白ワインと、水も少し入れ、煮立ったらナス、ズッキーニ、ピーマンを入れ、再度煮立ったら弱火にしてダシの素、小さじ2の醤油、蜂蜜を入れ15分ほど煮て、味噌をみりんで溶いて入れ、2分ほど煮て出来上がり。



  

キュウリの塩もみ
      
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多摩全生園  児島宗子さん(2)



露の世の奇蹟にあらず癩者癒ゆ




母恋し雁鳴き渡る夜はことに







母を呼ぶ我が声を消し雪しまき




掬ひたる蝌蚪手のひらに尚泳ぐ
(注)蝌蚪とはおたまじゃくしの別名




蝌蚪のごとかたまり癩者睦む住み





三千の癩者眠れる墓洗ふ




たこの手に摩滅の点字読みにくし




遍路笠もて癩の顔かくし行く




遍路杖真白に塗りて盲なり




癩園に遍路姿で入院す





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多摩全生園  児島宗子さん(1)



おぼろ恋打ち明ける口乾く






癩園で娶りし妻と星祭る




母恋ふる如く冬日を恋ひにけり




米背負ひ母会ひに来し年暮るる




母に出す偽名悲しき初便り




癒えて世に出る望みなく梅雨に病む




母の愚痴罪負ふごとく炉辺に聞く




日記買ふ療養流転二十年




花の種蒔き面会の母帰る




富士見ゆる望郷台に春惜しむ



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多摩全生園  渡辺城山さん(3)




花の種子蒔いて世にあるおもひかな




不具の手を逃げころげたるみかんかな




祭り酒酌み合ふ古き顔も減り



渡辺城山さんの略歴
多摩全生園 大正3年宇都宮生れ。小学6年生(13歳)で父を亡くし母親と一緒に石切りの仕事に従事。昭和6年17歳の夏ハンセン病罹患が皮膚科専門病院で判明、多摩全生園に入園。昭和9年頃句作を始め、芽生会の若手として嘱望される。16年以降、患者の医療や生活防衛に活動。昭和12年、所内結婚。昭和20年代後半病を重くし、27年頃両眼を失明、顔面四肢、さらに咽頭を病魔が襲う。51年に及ぶ療養のうち30年余は臥床の状態であったが、園内で結婚した”軽不自由者”である夫人の献身的な介護で怯まず病魔と闘う。「雪折れから芽が出る。同じようにじっとこらえていると新しい希望が生れる」(渡辺「私の自叙伝」)と自らを励まし不撓の精神を持ち続けた。句活動は、「山桜」「多摩」「芽生」などの句誌に投句。40年代は病苦のため句会から一時退くが、50年代再度作句に戻り「読売俳壇」「多摩」などに投稿。昭和58年逝去。作品に合同句集『芽生』(昭和32年)、遺句集『闘病鬼』(昭和58年)。



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調理用トマトを使った3品



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鍋に調理用トマトと白ワインを入れ、強火で煮て水分が出てきたらタマネギを入れ、醤油、蜂蜜、みりんで味付けし、煮立ったら弱火にして5分ほど煮て、タマネギがしんなりしたら、グリンピースを入れ5分ほど煮て出来上がり。



トマトスープ


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1カップほどの水と調理用トマトを入れ、煮立ったら弱火にして20ほど煮て、塩・胡椒で味付けして出来上がり。



トマトスープのグラタン風

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食パン1枚は半分に切り、焦げ目がつくくらいに焼いてグラタン皿に入れる。

熱したフライパンに油を入れ、ベーコン1枚の細切り、オクラの順に炒める。

食パンの上からトマトスープをかけ、とろけるチーズ1枚を半分に切って置き、オクラとベーコンを置き、オーブントースターで4分ほど焼いて出来上がり。




ゴーヤの酢の物

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ゴーヤは小口切りして塩をふってもみ、30分ほど置き、さっと水で洗い流し、水気をしぼりながらボールに入れる。蜂蜜と大さじ2の酢で味付けし、今回はレモン果汁も大さじ1入れ、混ぜて出来上がり。
   


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多摩全生園  渡辺城山さん(2)




療養に古りゆく月日日記買ふ




目に及ぶ病を怖れ梅雨籠り




卯の花を手向けて巨き死を悼む




かなしみの静かに襲ふ火鉢かな




とんぼ釣る此のわらべらに父母遠し




平凡な盲の月日笹子鳴く
(注)笹子とはその年生まれのウグイスの幼鳥




卯の花にけぶれる雨や一杉忌
  一杉は明治27年生まれの俳人。医者でもあり、各地の療養所のハンセン病患者に俳句を指導したことで知られている。ハンセン病は伝染力が弱く、しかも特効薬もある。ところが、患者を伝染病として隔離したらい予防法によって患者は長く差別されてきた。らい予防法は今年やっと廃止された。
 一杉は昭和24年に他界したが、先日、48回忌の集いが大阪であった。私も末席をけがしたが、私以外の参加者は全員が70代以上。半日、句会をし、そして一杉の思い出を語りあった。良い会だった。「炎天を来て大寺に一杉忌」(大橋宵火)。(毎日新聞・新季語拾遺/1996年8月26日)
(坪内稔典)

本田一杉と長島愛生園



軽々と妻に抱かれて布団替う




師を悼む妻の手借りて菊手向く




義眼の目閉づることなし秋の風



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多摩全生園  渡辺城山さん(1)




来る雁に郷愁もなく闘病鬼




水打って隔離病室静かなる




木犀もくせいの香に向ひゐる盲かな




梟や戸じまり固き少女寮




コスモスや庭下駄雨に濡れてをり




藁屋根に大きな月や冬木立




老の口こぼるる種や西瓜食ふ




療院の隠れ婚儀や年の暮




散策にいつも逢ふ人赤とんぼ




美しくかくれ病みをり十三夜



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鯛アラとジャガイモとトマトの蒸し煮



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鯛アラは15秒湯通しする。

無水鍋の下敷きに調理用トマトを入れ、乱切りしたジャガイモを置き、鯛アラを置き、生姜1片をすりおろし、ニンニク醤油で味付けし、胡椒をふり、煮立ったら極弱火にして25分、火を消して余熱5分で出来上がり。




海鮮とトマトの味噌汁


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びんちょうまぐろは15秒湯通しする。

タマネギとナスと調理用トマトを鍋に入れ、水とダシの素を入れ、煮立ったら弱火にしてびんちょうまぐろを入れ10分煮て、味噌を溶き入れ、2分ほど煮て出来上がり。

  


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多摩全生園  大石栄一さん



ひぐらしや他人同士の一つ屋根




秋深む音色となりぬ盲導鈴




麻痺の足踏みごたへなし雁渡り




餅焼いて雑居の中の独りなり





尺取虫の旅果しなし一歩より




一代で血筋断ちたし蛇苺




人の死に冷たく百合が粧ひをり




風鈴をしるべに盲ひ向き直る




秋晴や笑った後に何もなく




蚊の声のまとへる闇を盲いが知る



大石栄一さんの略歴
多摩全生園 静岡県生れ。『句集芽生』(昭和32年)『句集冬銀河』(昭和49年)に採録。



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多摩全生園  吉田 万さん(3)




雲と穂草眼底の景一人のもの




生きているこの一瞬をこずえの柿




喜雨来るや盲の面輪に無き貧富




逃げも隠れもせず日盛りの盲いの歩




忽然と野分けのうしろ盲が行く




ちびし手に切る爪があり冬の果




今日何をなせし
ろうの膝抱き




冬ぬくき雨にまばらなひげ撫づる




泣き真似のいつしか真
日向ひなたぼこ





吉田 万さんの略歴
多摩全生園 『句集冬銀河』(昭和49年)『合同句集星浄土』(平成6年)に採録。




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多摩全生園  吉田 万さん(2)




洗い髪束ねて癩に生きる構え




飛ばす草矢病みては青春期を知らず




人忘じがたし天指す冬けやき




盲いなべて守銭奴囲ひ葱伸びる




白杖とれば其処に吾あり
ヒキガエル




求道や地に落ちて朱を尽す柿




振り返る者に夕日の遠枯木




もう会へぬ母よ冬日の有刺線




舌に溶ける新薬五月風生まる



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ピーマンとトマトの蒸し煮


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無水鍋にピーマンを半分に切って入れ、調理用トマト(加熱用トマト)を入れ、大さじ1の水を入れ、煮立ったら極弱火にして10分、火を消して余熱10分で皿にとり、ポン酢で。



青シソニンニク醤油

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ニンニク1片をすりおろし、醤油を入れる。青シソを少し浸しながら容器に入れる。最後に残った醤油は容器の上からかける。1~2回天地返しをする。昼作れば夜には食べれる。ご飯にのせて食べると食欲がはずむ。



オクラの薄切り

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オクラは1分茹でて冷水にとり、薄切りしてカツオブシをふり、醤油で。



ナスとトマトの味噌煮
   
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乱切りしたナスと調理用トマトを鍋に入れ、水を少しと調味料を入れ、煮立ったら弱火にして10分煮て、味噌をみりんで溶いて入れ、3分ほど煮て出来上がり。



ゴーヤの酢の物

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ゴーヤは小口切りして塩をふってもみ、15分ほど置く。さっと水洗い(塩分過多を防ぐため)して水気をしぼりながらボールに入れる。大さじ2の酢と蜂蜜を適量入れ、混ぜて出来上がり。



ポリポリキュウリ

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キュウリは乱切りして塩をふってもみ、2時間以上置く。水気をしぼりながら容器に入れ、大さじ2の醤油、小さじ1のゴマ油、胡椒、ニンニク1片のすりおろしを入れ、混ぜて出来上がり。


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多摩全生園  吉田 万さん(1)



精一杯生くるわれらに糸瓜へちま太る




我が病む後父母を泣かせし山眠る




武蔵野に残され癩の森芽吹く




蚊の闇に自画像見つめ居たるなり




己が足音己れ知るべに秋の暮




けやき空に光らん後の世も




生きるは良し天に抜け出て枯欅




昨日は昨日
あさひに声あげて冬菜立つ




盲いの目湖へ空へと花ごころ




長子として継ぐ家持たず竹落葉




蓑虫の沈黙に息あはせをり



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多摩全生園  陸奥亀太郎さん(2)



炎昼の煙のごとし除籍さる




楽しみは耳のみにあり鳴く笹子
註)笹子とは、その年生まれのウグイスの幼鳥



でで虫に芯なき生活覗かれし




落葉時雨心の底で聴きゐたり




失ひし光の中に鳴る風鈴




春立つや膝撫でつまむこぼれ飯




補聴器に一握の空さえずれり




カンパの銭転げる音や原爆忌



陸奥亀太郎さんの略歴
多摩全生園 『句集冬銀河』(昭和49年)に採録。



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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