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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

多摩全生園  森 節子さん



苦しかった晩



 昼間はなんでもない私の病気も、夜になるときまっていたくなるのだった。
 あたりも暗くなり、雨戸をしめきった部屋の中で火鉢のそばに坐って新聞を見ていた私に、寮母さんが声をかけた「節っちゃんいたいかい、注射頼んでやるか」と言われた。
 私は「いいよ」と、なにげなく答えた。
 その時はそれで終わってしまった。
 私は早ねをしようと思い、火鉢をはなれ、床をしき、ねることにした。
 床に入ったが、いたみは増すばかり、じっとしていられないので、あっちに動いたりして、いたみをまぎらわした。
 しかし痛みはなおらなかった。━━こんなことをして時間をすごした。
 ラジオはとまり、皆んなねたらしく、電気は消え、さびしい程静まりかえっていた。
 私はいたみと一人残されたようなさびしさで泣きたい気持でいっぱいだった。
 私はただ、いたいいたいに気をとられ、ねむることも出来ず朝のくるのをまつばかりだった。ようやく朝がたになると、私は、いつの間にかうとうととねむりについていた。


多摩全生園 中三 森 節子さん

森 節子さんの略歴
1938年7月9日静岡県に生まれる。1951年3月12日多摩全生園に入所。


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長島愛生園


お母さん


机に向って

勉強していた

「お母さん お母さん」と

眠っている友が

お母さんを呼んだ

お母さんの夢を見ているんだと

思うと

急に悲しくなって

僕もそっと

「お母さん」と

勉強やめて よんで見た






月夜


窓を閉めに行った

柔かい月光が

昼の様に廊下にさしている

故郷を離れる時も

こんな月夜だったな、と

思い出された

丸い月が静かに

白い雲をわけわけして

西に走っているようだ

松林の上を夜鴉が

羽を薄白く光らせて

飛んで行った

海が月の光で

青黒く見える






大風子注射


冷たいアルコールをひたした綿で

腕をふいた

斜に切ってある針

針の穴から液がこぼれそうだ

きゅうっと皮を破って

針が半分入った

ぶるぶると全身がふるえた

ぶしぶしと液が肉の中に沁みこんでゆく

ぎゅうぎゅうとだるく痛む

皆の顔が

いちように瞳を光らせて

痛そうに僕の方を見ている


長島愛生園 S・T雄さん
(『望ヶ丘の子供立ち』1941年8月21日)


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ダイズの煮豆



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一晩、水に浸したダイズは戻し水を少し捨てて圧力鍋に入れ、ダイズほどの大きさに角切りしたニンジンとヤーコンを入れ、出し汁を1カップ入れ、醤油、蜂蜜、酒、みりんで味付けし、ゴマ油を数滴入れ、おもりが回り始めたら極弱火にして20分、火を消してそのまま放置して出来上がり。

寒くなりシイタケが生えなくなったので(干しシイタケはあるが)、ニンジンとヤーコンだけで作った。なおキクイモは煮崩れしやすいので、圧力鍋では使わない。





タマネギと豚肉の炒め物

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トンカツ用の肉だったが、1センチ幅に切り、15秒湯通しした。

熱したフライパンに大さじ1の油を入れ、薄切りしたニンニク、豚肉、タマネギのスライスの順に炒め、ニンニク醤油で味付けして出来上がり。



焼芋


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銀紙(アルミホイル)に包んでストーブの上に置けば、1時間ほどでおいしい焼芋ができる。3日間ほど保存がきくので、冷めたら銀紙をとり、レンジで温めて食べる。

水田転作畑で作るサツマイモは甘みが少ないが、年を越して腐る寸前には甘みが出てくる。おやつに。

    


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長島愛生園



病に伏し皺ふえませし父の顔に秋日照れればカーテンをひく




結節のうづめ盲ひたる父の眼に秋陽はにぶく光りてをりぬ




病重き父が他国の叔父さんの名を呼ぶ窓に病葉わくらばの散る




ドア押せば吾が父の体嗅ありにけり息のみて我とりすがりたり




父よべどにぶき眼のうごきなく切れがたき痰ののどになり居り




夕近き窓のガラスに雨つぶの打ちて流るる音のかそけき




こほろぎは壁にすがりて鳴きてをり父臨終の夜の静かさ




よべ父ののみたる煙草のすいがらがまるきままに白く盆にのこれる




乾きたる父のくちびる白き綿に水ふくませて湿しやりたり




我が父の臨終に来し人々は夜明けて多くかへりゆきたり




赤煉瓦積みある火葬場の狭き庭に父の葬儀の始まらんとす




父の前に捧ぐる花のひやびやと吾がてのひらに感じたりけり



高二 T・Y子さん

(『望ヶ丘の子供たち』1941年8月20日)


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すき焼き



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牛肉100gは15秒湯通しする。フライパン(無水鍋の外蓋)に出し汁を入れ、醤油、蜂蜜、酒、みりんで味付けし、煮立ったらざく切りしたハクサイを入れ、蓋(無水鍋の中蓋)をして強火で3分ほど煮てハクサイがしな~としたら、弱火にしてネギとシュンギクを入れ、上に牛肉を置き、蓋をして強火で3分ほど煮て混ぜ、弱火にして5分煮て出来上がり。

30分以上経過してから、温めなおして食べた。その方が味がしみておいしい。

煮ながら食べるのがすき焼きなら、当方の場合は牛肉を使った煮物。



ホウレンソウのおひたし
  
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厳寒期のほうれん草は甘みがのっておいしい。

大きくなりすぎた「おばけホウレンソウ」でも、寒さにあたっているので、茎はさほどしわくない。



明日の準備
 
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ダイズ150gを水に浸した。


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今日の新聞記事


ラジオアングル(ふるさとで朗読番組)

 女優の室井滋が故郷の富山県でFMとやま「室井滋のしげちゃん☆おはなしラジオ」(金曜昼0時半)に出演している。童話の朗読が主となる番組で、昨年11月には高岡市立戸出東部小学校で公開録音も敢行。地元小学生たちもセリフに効果音にと出演する企画で、12月に放送された。その模様は室井と児童たちとのやりとりが温かく、地域ぐるみで「お話」への関心を高めたと言えそうだ。
 地元で番組をもつことについて室井は「以前、富山県下で子どもたちの給食の様子を見る機会が何度かあり、こういう時間帯に富山の古い昔話や民話を伝えてあげられたらいいなと思ったのです。富山にはいい話がたくさんありますから」と語る。
 きっかけとなったのは、室井が5~6年前から絵本の原作を手がけ、また全国各地で絵本ライブをしていたこと。語りに表現力があり、おじいさんや少年の声まで演じ分けられるのは、さすがベテランの彼女ならではの力だろう。
 「作家の村岡花子さんが後年ラジオに出ておられたように、私も絵本や童話、昔話のおばさんになれたらいいなと思っています。まずは、ふるさとから」と、室井。
 ラジオでは、朗読がドラマよりもリアリティーをかきたてることもある。
(ライター・森綾)


これを読んで感じたのは「伏線」と「布石」。さすが室井滋さん・・・。


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長島愛生園  平美沙子さん



散歩


 あんまり淋しかったので、私は一人で散歩に出た。どこをどう歩いたのか分らないうちに、海岸に来ていた。砂浜に腰を下しながら向うの海を見ると、月の光に美しく光っている。私はいつの間にか故里のことを思い浮べていた。今頃母は何をしているだろうかと思うと悲しくなって来る。つぎつぎに懐しい思い出をたどっていると、いつか涙が出る。私はたまらなくなって、「お母さん」と大きな声で呼んでみた。答があろうはずはない。波が静かに寄せる音がするだけだった。私は淋しさをまぎらすために、月見草を摘んでは海に投げた。小石を拾っては投げた。でもさびしさは私の胸ふかくこびりついて、どうにもならない。かえって益々さびしくなるばかりである。漁火もさびしげに揺れていた。月もさびしげに私を照らしているようだった。私はいつまでもいつまでも月を見ていた。


中学1年 平美沙子さん (「愛生」1950年8月5日)

平美沙子さんの過去記事


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長島愛生園  平美沙子さん



思い出


 ある日、私は妹と弟と三人で、裏の川へ蛍を取りに行った。川のふちには美しい蛍が暗やみの中でたくさん光っていた。弟が、「蛍取りの競争をしよう」といいだしたので、私はすぐ賛成した。弟は一人で、私と妹は一緒になって、あまり遠くへは行かないことにして取りはじめた。暗いのではじめのうちはこわかった。友達から、夜になるとヘビの目が光る、ときかされていたからである。でも一生懸命に取っているうちにそんなこともすっかり忘れていた。もうおそいから帰ろうと思って、弟の名を呼んだが返事がない。又呼んでみたがやっぱり返事がない。私はもう心配でなりません。蛍どころではないと思って、夢中になって呼んでも返事がない。妹は、ねむたい、というし私は途方にくれてしまった。心配しながら家へ帰って来ると、もうとっくに帰っていたので、安心するよりも腹が立って仕方がなかった。そんなわけを知って、弟はお母さんに叱られていた。しかし、弟をよく見ると、川に落ちこんだらしく、ズボンがびっしょりぬれていた。早く寝なさい、と言われて私は寝巻に着がえた。弟も足を洗ったり、着物を着がえたりしていた。妹はよほど眠むかったらしく、帰るが早いかもう寝ていた。しばらくすると弟が、姉さん何匹取ったの、と聞いたので、私はすぐ数えはじめた。弟も数えはじめたが、私のよりは多かった。もう弟はすっかり得意になっている。二人も早く寝なさい、とお母さんに言われたので、私は電気を消して寝ることにした。床についてから枕元を見ると、蛍は美しく光っていた。
 故郷での、楽しかった思い出の一つである。


愛生中一年 平美沙子さん。(「山櫻」1950年11月1日)

平美沙子さんの略歴
1934年12月28日愛知県に生まれる。1948年長島愛生園に集団収容された。


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ニンジンのおやつ

 
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ボールにニンジン約200gをすりおろし、薄力粉を130gほど入れ、卵1個と蜂蜜を入れて混ぜ、ベーキングパウダーとシナモンを少しふり、生地がかたそうだったので、もう少しニンジンをすりおろし、クッキングシートを敷いた型に流し入れ、180度に予熱したオーブンで30分焼いて出来上がり。


簡単おやつ♪にんじんケーキ」、「油15gでしっとりニンジンのケーキ」、「HM人参とオリーブオイルのパウンドケーキ」を参考にした。

なお、油は使わなかった。見栄えより健康のため。

夕飯のおかずはもらったりしたので、作らなかった。


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春夏作の種を注文


春夏作の種を注文した。

今回初めて「国華園」のインターネット通販で2113円買った。

ほかにタキイ種苗で5186円、サカタの種で378円買ったので、合計で7677円。

しかしここ5年ほどは種を買うより、ホームセンター等で「苗」を買うことが多く、春夏作に関しては「種代」と「苗代」は同じくらいかかる。


タキイ種苗の種代が大幅に値上がりしたので、1割安くなる「友の会」の会員は止めようと思う。買う金額が少ないと1割安より、会員の「月刊誌代」の方が高くつく。


すでに、出荷を前面にするのではなく、借地を含めた50アールほどの田んぼと30アールほどの里山を荒らさない(現状をキープする)という方向に立ち位置を変えたので、作付は少しずつ減らしている。

それでも24年にわたってワンパックを支え続けてくれている数軒の個人客と、17年ほどになる3軒の業務用の顧客があり、「夕飯がメインのブログ」でもあるので農業は止めれない(一時ブレたが)。

36歳の時、農業に出会えた(農業がひらめいた)おかげで、現在の自分があるから、簡単には農業を切り離せない。


今回、国華園から、調理用トマト(這わす予定)の「サンマルツアーノ2品種」、パプリカの一種である「バナナピーマン」、カラフルなフダンソウ「スイスチャード」の3種を買った。業務用にいいと思った。


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今日の新聞記事


天声人語より
・・・きのう天皇、皇后両陛下はフィリピン人戦没者への追悼の拝礼をされた。あすは日本人戦没者を悼む碑を訪ねられる。

フィリピンで没した日本人は約52万にのぼる。だが、フィリピン住民の犠牲はそれに倍するという。日米両軍の戦いに巻き込まれるなどして約111万人が死亡、なかでもマニラ市街戦では約10万人が亡くなったとされる。



実際の自殺者数は?
毎年の自殺者数は今3万人をきっているが、「自殺未遂者」はその10倍の30万人以上にのぼると以前、新聞で読んだことがある。

そして本来の自殺者数も、統計の取り方でかなり違ってくるようだ。「毎年の自殺者数」で検索したら、こういう記事があった。


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長島愛生園



エンジンの音に目ざめて海見れば漁火ともし船帰り来ぬ




波の音と和して聞こゆるハーモニカの今宵涼しき風に乗り来る




人里を遠くはなれし小島にも初夏を知らせる金魚売り来ぬ




記念式の眠たくなりし会場に赤く目にいるアマリリスの花




雨の日の物干竿には何もなく雨のしずくの白く光れり




雨あとの小豆島の霧晴れ上り海と島との区別つきたり




新しく出来し高等学校に学び得ることを幸に思う

(注)全国の療園の中で、長島愛生園に唯一できた邑久高校定時制課程新良田教室




新しき高校生の教科書を手にとる喜びこの上もなし




講義中の先生の顔見つめつつ次の言葉を聞きもらすまじとす


高二 K・Y子さん


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ホワイトシチュー



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豚肉100gは15秒湯通しする。熱した鍋に大さじ1の油を入れ、ニンニク1片のみじん切り、豚肉、タマネギの順に炒め、乱切りしたニンジンとヤーコンを入れ、最後にハクサイを入れ、全体に油がまわったら火を止め、大さじ3の薄力粉を入れて30秒ほど混ぜ、牛乳を5カップほど入れて点火し、コンソメを2個入れ、強火~弱火で20分煮て出来上がり。

牛乳はふきこぼれるので、蓋をせずに煮た。

今まではハムで作る事が多かったが、今回は豚肉にしたら、油濃くなく、すっきりしておいしかった。

シチューの素はもういらない!これでOK」を参考にした。

使わないうちに牛乳の賞味期限が過ぎたが、牛乳を使う料理はこれしか思い浮かばなかった。




グラタン

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ポテトサラダに使わなかった一昨日のジャガイモをグラタン皿に入れ、ホワイトシチューを入れ、とろけるチーズと粉チーズをふり、220度に予熱したオープンで15分焼いて出来上がり。

「農家のレシピ」簡単ポテトグラタンを参考にした。

    


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星塚敬愛園


鉛筆


鉛筆は、いつもぼくらの友だちだ

ぼくらがいじめても

ゆるしてくれる

ときどきぼくは思ってみる

「ぼくの主人はいやだな・・・・・

いつもぼくの頭をかじる」

そうだ

ぼくは数学ができないとき

いつもおまえの頭をかじる

がまんして友だちになってくれ!

数学ができないんだ


M・Mさん(『南風』1958年3月28日)






落葉


落葉が庭にちっている

かさなりあってちっている

きょうもちらちらちっている

少年舎のうらのくぬぎ林も

やがてほうきが立ったように

さびしくなるだろう

落葉をかきに来るころは

秋はすぎるのだ

落葉の秋よ いそがずに通れ


K・Mさん(『南風』1958年3月28日)






かたえくぼ


山帰りの道

かどぐちで

しょんぼり立っていたあの男の子

わたしのもってた山柿を

「これやろうか」ってあげたら

ニッコリ笑って

わたしをみていた

あの子はかたえくぼ

わたしたちのかくれるまで

みていたよ

思いだされるあの男の子の

かたえくぼ


D・S子さん(『南風』1958年3月28日)








寂しい友


寂しい友と仲間になるのは

ぼくは大好きだ

たのしい人より寂しい友と

仲間になって行きたい

なくなったおかあさんが

ぼくにそう教えていたようだ

おかあさんの心が見えるようだ


K・Hさん(『南風』1958年3月28日)










白いはまべの 松原に

よせてはかえす あの海を

みんなは見たかも しれないが

小さい時に 園に来た

ぼくは海を 見なかった

かもめが飛んでる あの海を

寂しいぼくは 見なかった


T・Mさん(『南風』1958年3月28日)


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キンリョウヘン

 
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ミツバチを寄せるキンリョウヘンに水やりをした。

水は冷たいので、今の時期はすこし湯を入れて、冷たくない水を与える。

5~7日に一度、忘れないように水をたっぷり与える。

家の軒先に電熱温床を設置して、最低温度を6度に設定しておく。夕方には厚手の毛布をかぶせ、その上にコモをかぶせて保温すると、夜間(11時頃~翌朝7時頃)の寒い時だけ電熱温床が作動する。

4月上旬には第一分蜂が始まるから、遅くとも4月1日には2~3輪は開花するようにしたい。後2ヶ月ほどだが、それぞれの鉢で3~4の花芽が2センチほどに伸びている。


分蜂を捕まえるにはキンリョウヘンは必須であり、365日、目をかけている。春~秋は田んぼの物置の前に、晩秋~春先は家の軒先に置いているが、どちらも毎日5~10回は行き来する場所なので、自然と目にはいる。

5号鉢より、一回り大きい6号鉢の方がいいと思う。同じように世話をしたのに去年は、5月鉢の花は咲かず6号鉢だけ花が咲いた。多分大きい鉢の方が保水力(水不足)や寒暖の差に比較的対応できたのだと思う。


なお、今の時期でもミツバチは冬眠をしているわけではなく、数匹は、巣門の前に陣取って、外敵に常に注意を払っている。日中、10度を越える時間帯があると、ミツバチは外に出ることがある。蜜源は少ないが、寒椿やサザンカに訪花する。



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ハクサイとタラの煮物


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タラのアラは3つに小分けして1つは冷凍にした。

鍋に出し汁を入れ、醤油、蜂蜜、酒、みりんで味付けし、煮立ったらざく切りしたハクサイを入れ、強火で半分ほどにめたったら弱火にして、15秒湯通ししたタラアラを入れ、15分煮て出来上がり。



ニンジン、ジャガイモ、タラアラの煮物


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熱した無水鍋に大さじ3の出し汁を入れ、醤油、蜂蜜、酒、みりんで味付けし、乱切りしたニンジンとジャガイモを入れ、15秒湯通ししたタラアラを入れ、ざく切りしたネギを入れ、極弱火で30分、火を消して余熱5分で出来上がり。


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長島愛生園  小坂 茂さん



今朝もまた小鳥来ている庭先のさくらんぼ実る下に佇ちたり




夕焼の褪せゆくなぎさに今日もまた誰がふくのかハモニカきこゆ




五月となり野山に新茶の匂う時吾れは故郷を思い出しぬ




戯れる子等と遊べぬ妹は今日もなぎたる浜辺におりぬ




教室の窓にもたれてそよ風に光る日暮れのポプラ見ており



高二 小坂 茂さんの略歴
1935年3月30日静岡県に生まれる。1946年長島愛生園に入所。1970年社会復帰。2000年6月4日死去。


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24~26日の新聞記事


広がるピロリ除菌

日本人の胃の病気はこの20年ほどで激変した。胃の粘膜にいる細菌ヘリコバクタ-・ピロリ菌の除菌が進んだためだ。ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどの原因とされる。
・・・近親に胃がんが多いので、胃の定期健診だけは欠かせない。



邑久光明園の特養 内覧会

国立ハンセン病療養所邑久光明園(瀬戸内市邑久町虫明)の敷地内にできた民間の特別養護老人ホーム「せとの夢」で24日、内覧会があった。地域交流スペースが設けられているのが特徴で、邑久光明園入所者らはホーム利用者や地域住民らと触れあう場として活用されることも期待している。


安保関連法制廃止訴え集会

昨年9月に成立した安全保障関連法の廃止を訴える集会が23日、津山市山下の津山文化センターであった。津山九条の会などで作る実行委員会が主催し、約120人が参加した。
 高梁市の小田嶋美桜さん(19)は、国会前で抗議行動した学生団体「SEALDs(シールズ)」の活動に参加した。小田嶋さんはこの日、「政治には無関心でいられるが、無関係ではいられない。50年後の社会を生きるのは私たちです。私は主権者として安全保障関連法の廃止を求めます」と集会で訴えた。




24日に投開票された沖縄県宜野湾市長選は安倍政権が支援した現職が勝った。

与党対オール沖縄で負けたのだから、夏の参院選ではオール野党で一本化しない限り、勝ち目はないだろう。なのに、「無所属の野党統一候補」が成立しているのはまだ熊本県だけ。

岡山県でも動きがない。また負けてしまう。


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長島愛生園  近藤宏一さん


夕方の海



夕方海岸にでた

耳もとで風がうなってる

波が金色に光ってまぶしい

紫色したところもある

手影島の大岩が

夕日にけぶった向ふの小豆島を

越えて突立っている

白くはっきりと浮いてる水平線

糸をひいたようだ






つばめ


にごった水がたまってる田

風に魚の鱗のような

小さな波が出来てる

つばめが水をすれすれにとんだ

水にかげがうつった





桜の芽


桜の木が芽をふいている

赤茶色の小さな芽

ぽつぽつととびでている

雀が枝に止っててすぐ逃げた

雀の逃げたあと

新芽が一つ落ちてる

千切れたところをよく見ると

青い色をしてくぼんでいる

朝焼のなかから

汽笛が聞えてきた







黄色い秋

酢っぱい秋

吊し柿に光る秋

破れ障子に夕日・・・・・

もずの声がひびく






夕方


卵色の空

紫の山

千切れ雲が真紅の波だ

━━また明日も天気か

鶺鴒せきれい

海の色をのみながら飛んでった






雨の日


蜘蛛の糸みたいな細い

銀の雨

静かに音もせずに煙って

降っている

濁った池の面に鯉が

二三匹口と目だけ出して

雨をのんでいる

石を投げたら

後ずさりする様に底に

沈んでしまった

桜の花も散ってしまって

濃い緑の葉っぱが

雨の中にぱっと明るい

松の新芽

灰色の空に元気よく

つっ立っている


(『望ヶ丘の子供たち』1941年8月21日

近藤宏一さん(金藤公一さん)の子供の頃の作品です。

近藤宏一さんの過去記事


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ポテトサラダ



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熱した無水鍋に大さじ3の水を入れ、薄切りしたジャガイモを入れ、極弱火で30分、火を消して余熱5分で蓋を開け、塩をふり、しゃもじでつぶす。

半分は皿にとり、明日、別の料理に使う。残りはボールに入れ、ラッキョ漬け3個とミョウガの甘酢漬け3個を粗みじん切りして入れ、少し残っていた冷凍グリンピースを4分ほど茹でて入れ、ゆで卵1個をスプーンでつぶし、マヨネーズを入れ、大さじ1の酢を入れ、胡椒で味付けし、混ぜて味ききして出来上がり。




ブロッコリーのニンニク醤油炒め


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ブロッコリーは1分茹でて湯切りし、熱したフライパンに大さじ1の油を入れて炒め、ニンニク醤油で味付けして出来上がり。 


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長島愛生園  井上敏雄さん



病床の友の枕べに置かれたる金魚が二匹たわむれており




朝なあさな我が水やりし朝顔が今日はようやく芽を出しおりぬ




学校に始めて作りしスベリ台幼子等列をなしにこにことせり




看護婦が生けてくれたよとスイトピーのにおいかぎおりベッドの友は




幼子の本読む声が五月雨の合間合間に聞えくるなり




癩我の日々うすれ行く眉毛をば鏡を出してしばし見ており




映画にて方言が出て来るごとになつかしく思うわがふるさとを




古びたる蚊張を出し来て干さんとす去年の事を友と話しつつ




ゆげ立てるミルクなれどもコップ持つ手に知覚なき我のかなしき




病む父(寮父)も共に配給のミルク飲む今日の野球の事を話しつつ




看護婦も今日作られしスベリ台を童と共にはしゃぎすべれるが見ゆ



『愛生』1952年8月20日

高校生 井上敏雄さんの略歴
1935年5月10日、兵庫県に生まれる。1948年校医により病気が判明し、1949年4月14日長島愛生園に入所した。


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星塚敬愛園


(S・Tさん)

あけがたの傷のうずきを耐えがたく時計の音を数うひととき




ひぐらしに秋いよいよ深まりぬと病間の日記きょうも短かし




しらじらとかすめる海に輝けるビロウ島の近くなりという友の故郷は




朝かげにてれる横尾嶺に雪ありて炭焼くらしき煙たちおり




わが庭に水道の破れし個所ありて朝に張れる氷割る子ら




さざ波のたつ池の辺に面あげし君とならびてうつされにけり




真夜中におきて歌練るわが心ひとつの事に思いこりおり




いまのこのきびしき世相に耐えんため歌をよみ詩を作りつつ生く





(O・Jさん)

梅の花咲きはじめたるこの丘にけさも小鳥の声の明るき




満開の桜の花にみつばちの羽音多きこのあしたかな




ふるさとの春の川べで友だちと魚つりせしを夢にみしかな




先生の白き予防着目にしみてここちよきかな初秋の朝




あかあかと日はおちゆくにどこからかきこゆる山羊の声のさびしさ




カタコトとから芋畑の道急ぐ馬車は絵のごと夕日にはえて



『南風』1958年3月28日


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ダイコンの煮物



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まず出し汁作りから。

昆布、干しシイタケ、煮干しは5時間ほど水に浸しておく。中火で点火し、煮立ったら弱火にして削り節を入れ、10分ほど煮て出し殻は全て取り出し、再沸騰させアクをとって出来上がり。

冷めたら瓶に入れ冷蔵庫で保存する。



ダイコンの煮物

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乱切りしたダイコンを鍋に入れ、上で作った出し殻を全て入れ、出し汁も少し入れ、一昨日の大豆の煮豆の残り汁も入れ、醤油、蜂蜜、酒、みりんで味付けし、煮立ったら水加減を見て、出し汁を少し追加し、弱火で15分煮て、大さじ2の片栗粉を同量の水で溶いて入れ、柚子1個の皮をすりおろし、果汁も入れ3~4分煮て出来上がり。




シュンギクと卵の煮物

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鍋に出し汁を少し入れ、醤油、蜂蜜、酒、みりんで味付けし、煮立ったらざく切りしたシュンギクを入れ、強火で4分ほど煮てシュンギクがしな~としたら弱火にして卵を2個割り入れ、4分ほど煮て出来上がり。20分以上置き、味がしみてから食べる。ダイコンの煮物も同じ。


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長島愛生園  中島住夫さん



母の顔浮び来る度励まされプロミン注射に今日も通えり




春となり日に日に水もゆたかなりメダカ泳げるひょうたん池は




五月雨の山ぎりふかくのきにくだり向うも見えぬ夕べとなりぬ




音立てて雨の降り込む教室の窓辺の机水溜りおり




教室のガラスなき窓よ雨そそぎカーテンぬれてしずくしたたる




木々の枝の青きによれば空とおくはるかさりゆく鳥の一群




久々に母が訪い来ます島山は五月雨つづくぬかるみの道




はるばると訪ね来ませる母の顔に初夏の汗がにじみておりぬ




新薬の治療を受ける吾が身にも明日への望みに心がはずむ



中三 中島住夫さんの略歴

1935年8月19日岡山県に生まれる。1949年1月24日、長島愛生園に入所。


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星塚敬愛園




遠くはてなくつづく道

田んぼをぬけてつづく道

なの花咲けるこの道を

はちのはおとをききながら

たのしくゆっくりあるいてます


浮雲流れる空のはて

きょうも向かってあるいてます

故郷につづくこの道を

ひばりの声をききながら

きょうもゆっくりあるいてます


幸福さがしてそらのはて

きょうもさがしてあるいてます

かならずあると信じつつ

きょうもやすまずあるいてます


A・Aさん

『南風』1958年3月28日










梅雨で池はいつも満水だ

雨がやんだらいつも

ぼくはこの池にくる

それは

こいを見るのではない

きょうも学校の

休み時間に

池をそっとのぞく

すみきった

水の上に

ぼくの顔がうつっている

何か知らない暗い思いがする

その時 こいがきて

水をうごかしてくれた

ぼくの顔はしわができた

ぼくが年をとったら

こんなになるのだろう

この外にももっと

かなしいものがあった


M・Mさん

『南風』1958年3月28日








ふろ帰り



外へでた

ひんやりとする風

肌にきもちよい風

からだ全体爪先のばしたような気

髪の毛からは蒸気のにおいがする

洗い髪をくしでときつつ歩いた

二十間ぐらい歩いたとき

はや髪の毛は凍って

とくたびに

さらさらと雪のようなものが

くしにかかってくる

地はかたかたと霜一面

タオルも凍った

ふろ帰りの人の後からは

白い湯気がおってゆく


D・S子さん

『南風』1958年3月28日







はてない野原



健児ケ丘から見る

広い広い野

はてしなく続く

丘があり谷があり

また続くものは野と畑

あの広々とした平原をかけてみたい

広々と続く野を━━

自由の身になる時はくるであろう

その時こそはあのような

広い野で

何もかも忘れ

ただ夢中で遊ぶだろう


E・K子さん

『南風』1958年3月28日


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すき焼き


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香典返しでもらったギフトカタログで、今回はすき焼き用の牛肉400gを注文した。

香典返しのギフトカタログでは、食べ物以外の品はとてもお粗末な商品が届くので。


5つに小分けした。

牛肉となると「すき焼き」しか思い浮かばない。


出し汁がなかったので、少しシイタケを水で戻し、戻し水ごと入れ、醤油、蜂蜜、酒、みりんで味付けし、煮立ったらハクサイを入れ、蓋をして強火で、4分ほどしてハクサイがしな~としたらネギとシュンギクを入れ、蓋をして、3分ほどしてネギとシュンギクがしな~としたら弱火にして、15秒湯通しした牛肉80gを入れ、4~5分煮て出来上がり。30分以上経過して(馴染んでから)食べるとおいしい。

今回は1時間ほど後、再度温めなおして食べた。

「すき焼き」というより「牛肉をつかった煮物」であり、ハクサイ、ネギ、シュンギクの葉物だけだとすぐにできる。

すき焼きでも「15秒の湯通し」をする。


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星塚敬愛園  安倍幸男さん


プール



五メートルと二十五メートルの

長方形のプール

それはことしはじめて

わたしたちにゆるされた水泳場なのだ

高原の星塚は川がない

水泳ができずに

夏をすごしていたわたしたちには

ことしの夏の一日が

あまりにも短かすぎる

プールのふちに立って

とびこみのしせいになる

青空がうつって

ふかいふかい底のしれない

魔の水に

とびこんでゆくようなきもちがしてくる

思いきってもそれでもとびこめない

雲がうごいて

ときたま

底に岩石があるようにも思われてくる

まわりに植えられた

しげったヤナギの枝が

さかさまに暗い影をさしている

風がふくとさざ波もたってくる

ぼくは

どうしてもひとりではこわい

ぼくは

友だちをさそいにはしっていった


『南風』1958年3月28日

安倍幸男さんの略歴
1940年9月7日、大分県に生まれる。1949年、星塚敬愛園に強制収容された。


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ダイコンの柚子漬け



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ダイコン2本(2キロ)は皮をむき3等分して、縦に二つ割りか四つ割りして樽に入れる。蜂の巣を目分量(砂糖なら400g)、塩100g、酢半カップを入れ、柚子2個の果汁と皮を細切りして入れ、重石をする。明日、水がダイコンの上に上がっているか確認し、上がっていなかったら重石を重くするか、少し差し水をして混ぜる。

水が上がって1週間経過すれば出来上がり。



ヤーコンの甘酢漬け

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先に甘酢を作る。鍋に出し汁180CC、酢120CCを入れ、蜂の巣を目分量(砂糖なら50g)で入れ、火にかけて溶かす。

ヤーコン500g(約2本)は皮をむいて1センチほどにスライスし、熱湯で1分茹でて冷水にとり、瓶に入れる。冷めた甘酢を網杓子で濾しながら(殻の巣を取り除く)注ぎ、柚子1個の皮をすりおろし、果汁も入れて出来上がり。明朝には食べれる。



ダイズの煮豆

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一晩水に浸したダイズ(150g)は戻し水を少し捨てながら圧力鍋に入れ、出し汁を1カップ入れ、ニンジン、ヤーコンを角切りして入れ、水で戻したシイタケを小さく切って入れ、醤油、蜂蜜、酒、みりんで味付けし、ゴマ油を数滴入れ、おもりが回り始めたら極弱火にして20分、火を消してそのまま放置して出来上がり。

好きだからしばしば作る。



ホウレンソウのおひたし

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根元の方から入れて30秒、茎葉の部分も入れて1分茹でて冷水にとり、ざく切りして水気をしぼりながら皿にのせる。カツオブシと醤油で。



歳暮でもらったハム 

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少し薄切りし、油をひいたフライパンで焼いた。
   


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星塚敬愛園  今井洋一郎さん





冬がきた

かけ足でやってきた

北風とともに

 野をわたり

 谷をこえて

 霜をうみ

 雪をふらせ

やがて遠くに去る


寒さにほろびる

 害虫

寒さに生きる

 植物

冬に泣き

冬によろこぶ

冬もまたたのしい


『南風』1958年3月28日

今井洋一郎(岩波洋一郎)さんの略歴
1949年頃、星塚敬愛園に入所。


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黒門市場



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ホテルは黒門市場(大阪)の目の前にあった。高速バスに乗り、大阪湊町OCATバスターミナルで下車し、エスカレーターで地下2階に降りて、「ナンバウオーク」を15分ほど歩くと地下鉄の日本橋駅に着く。5番出口を出るとすぐ斜め前に有名な「黒門市場」の看板が見えた。


当日は鶴橋の親戚の家に行き、夜は「スーパーホテル ナンバ・日本橋」に泊った。


翌朝、ホテルの朝食を食べてから、昔住んでいた布施、永和界隈や新深江、放出(はなてん)を歩いて回った。荷物は布施駅のコインロッカーに入れたが、10キロ以上歩いたので、いまだに右足を少しひこずるようにして歩いている。


鶴橋の商店街も、布施から永和に通じるガード下の「ポッポアベニュー」も、放出の「みゆき通り」も、新深江の商店街も「シャッター商店街」のようだった。特に「ポッポアベニューは6~7割近くもシャッターがおりたままだった。


親戚の人の話によると、今は郊外の大型店に押されて、個人商店の多い商店街は客足を取られているようだ。有名な電気器具問屋街の「日本橋でんでんタウン」もビッグカメラ等の大型店におされて客足が遠のいているらしい。

シャッター商店街は地方都市だけでなく、大都会でも同じ現象のようだった。


ひとつ驚いたことは、黒門市場に韓国人や中国人の多いことだった。日本人は3割くらいしかいなかったのではなかろうか。耳に入って来るのは中国語・韓国語(違いはよくわからないが)だった。まさにこれらの国の観光客によって黒門市場は成り立っているような、そんな光景だった。

日本橋駅では駅員さんが中国語や韓国語で対応している姿を何度も目にした。ナンバウオークでも中国語・韓国語が耳によくつき、「スーパーホテルなんば・日本橋」の18日夜の宿泊客は7~8割が中国人・韓国人のような、朝食時の言葉だった。


何か、日本の未来を垣間見るような光景だった。




今日の夕飯


タジン鍋

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手でちぎったキャベツを下敷きにしてニンジンの薄切りとタマネギのスライスを置き、歳暮でもらったハムを置き、胡椒で味付けし、煮立ったら極弱火にして20分、火を消して余熱5分で出来上がり。ポン酢で。



卵焼き

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卵3個をボールに割り、醤油と砂糖で味付けし、熱したフライパンに油をひいて流し入れ、シュンギクのみじん切りを入れ、表面が乾いたら巻いて出来上がり。


  
 揚げ出し豆腐

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熱したフライパンに大さじ1の油を入れ、半分に切って片栗粉をまぶした豆腐を置き、極弱火で5分、裏返して(今回は忘れた)ネギをふり、タレ(醤油とだし汁を大さじ2、みりん大さじ1を混ぜる)をまわしかけ、5分煮て出来上がり。


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
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