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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

無水鍋・土鍋・タジン鍋

 
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朝、パン食はしないので味噌汁は必須である。煮豆は朝と晩に食べて終わった。冷蔵庫には入れず、圧力鍋で炊いたそのままの状態だったが、5日目でもどうもなっていなかった。

ダイズの煮豆は明日か明後日にまた作る。毎日食べても飽きない。
    
    
  
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知らん間に身体が動いて、昼はタジン鍋にミズナを敷き、大さじ2杯ほどの水を入れ、ウインナー1個と親戚でもらったカキフライを置き、弱火で10分蒸すと出来上がり。右のユズポン酢につけて食べることが多い。

タジン鍋は超簡単。たった10分待てば熱々が食べれる。しかも、野菜を下敷きにすると後は材料を適当に置くだけ。味付けは何もせず、してもコショウか塩コショウだけ。 


  
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夕飯もやっぱりタジン鍋。今度はハクサイを敷き、サケ1切れとアゲを置き、またカキフライを置き、弱火で20分蒸すと出来上がり。サケは焼くよりタジン鍋で蒸した方がおいしい。

タジン鍋が続くと家族には不評だが、昨晩のかき揚げが残っていたし、煮豆もあったし、サラダ(レタス、ミズナ、アイスプラント)もあったし、ハクサイの甘酢漬けもある。 



我が家ではごくたまにしか「揚げ物」は登場しなかったが、自分で作って初めて「鍋がシーラカンス状態」と認識した。昨日購入した揚げ物鍋は見ているだけで楽しくなる。

土鍋を使った料理もほとんど登場しない。

いったい、何を食べていたん・・・と聞かれても、作ってくれたものを、ただ漫然と食べていたとしか言えず、どんなメニューが多かったか、具体的に思い起こせない。ごく普通に満足して食べていた。 
 


料理を作っているうちに、「タジン鍋」と「無水鍋」はどう違うのか、気にかかってきた。

「無水鍋とは」と検索したら、このサイトが出てきた。またしても「無知の涙」だった。このサイトで初めて無水鍋がどんな格好をしているのかを知った。

我が家には「無水鍋」はない。無水鍋という鍋があることだけは知っていた。無水鍋は日本の家庭の4軒に1軒が持っているらしい。

「無水鍋」は「タジン鍋」よりゼロが一つ多い価格。

無水鍋について、明日からネットで勉強しよう。

人は惰性に流されるし、ともすればぬるま湯から出られない。長年台所に立ってきた妻に現状を変える術がないなら、何か、きっかけが必要である。ヤギが新たな出会いを導いてくれたように。

   
   
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元の目方の10分の1になったら乾いたと言える。Kさんは毎年、10キロのダイコンと10キロのニンジンを各1キロになるまで干してネパールに持参される。

27日の金曜日から干し始めて今日で5日目だが、キーウイとヤーコン(梨風味)がなかなか乾かない。キーウイはうまくドライフルーツになるらしいが、この5日間、天候に恵まれない。
   
   
 
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午後から籾殻を3回運んだ。遅くとも2月中にはクン炭(焼きすくも)を作らないと、3月に入ると日よりに恵まれず、去年のようにタイミングを失してしまう。

クン炭は、風のない、穏やかに晴れた日の、気温が低い季節でないと、歩留まりが悪く、いいクン炭にならない。

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野菜のかき揚げ

 
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「野菜のかき揚げ」は一つの壁だと思っていた。しかし、あっけなくそのハードルも越えれた。

干し野菜のレシピを検索していたら、「干し野菜のかき揚げ」が頻繁に出てくる。干し野菜の最もおいしい食べ方はかき揚げのようだった。だから、まだまだ先と思っていた「かき揚げ」への挑戦が早まった。

直売所へ行く前に、干しカゴを納屋から外に出し、タマネギはザルに入れて干した。
 
  
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干しカゴから半乾きのニンジン、キクイモ、ヤーコン、ミズナを取り出し、大きさを揃えるために、ニンジンと同じように千切りした。

同じく半乾きのタマネギといっしょに鍋に入れ、小麦粉を大さじに山盛り3杯ふりかけて混ぜ、水をコップに6分の1ほど入れてまた混ぜ、180度に熱した油に手づかみで投入。その後、お玉杓子ですくって投入した。  
    
   
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1度揚げてから、小麦粉が少なすぎると感じ、大さじに山盛り3杯の小麦粉を追加し、水も少し追加。

それでもまだ小麦粉と水が足らなかったようだ。かき揚げのほとんどが「ばらけて」しまった。しかも、さっくさっくに揚がらず、べたついたかき揚げになった。てんぷら鍋に入れる油が少なすぎたのも一因かも知れない。

要した時間は、野菜を切り始めてから揚げ終わるまで35分だった。かき揚げは時間がかかると思っていたが、意外と短時間で終わった。ただ、後片付けに15分かかった。 

近いうちに再度挑戦する。
  
     
   
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食用油は600g入りを、画像のように半分ちょっと使った。使用後の油はコーヒーの瓶に移したが、野菜のかき揚げのせいか、あまり汚れなかった。次回は両方を一度に使う。

健康上、油料理は控えた方がいいと思っているが、干し野菜を作ると必然的に「野菜のかきあげ」が多くなると思う。

なお、野菜のかき揚げは「NHKきょうの料理」を参照した。これがとても参考になった。
 
    

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かき揚げを作った後に外出したが、帰途、料理グッズをまた購入した。てんぷら鍋とキッチンペーパー。「豆板醤(トウバンジャン)」という代物も初めて買った。

料理グッズなど、農業資材の値段の高さに比べたら「ただ」のようなもの。我が家のてんぷら鍋は古すぎると思ったから。 


   
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かき揚げの後片付けが終わってすぐ、空いたカゴにキクイモを切って干した。キクイモはニンジンやダイコンに比べて乾きやすいので、干しがいがある。

キクイモの価値を、もっと早く10年前に気づいておればよかった。種苗会社はキクイモでは全く儲からず(雑草化するほど強い芋で、1度作ると種芋など購入する必要もなく、親指の先ほどの種芋で50倍ほどの収量になる)、農協や市場も全く儲からない(こぶんこぶんして市場性は全くないから)ので、雑誌や新聞にほとんど取り上げていなかったので、キクイモのすごさに長い間気づかなかった。食糧難の戦時中には随分と作られ、昭和30年代には家畜の餌として作られたようだ。



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昼は、昨日少し残ったタジン鍋のキャベツに、ミズナを少し加えて、今回は塩コショウをふってみた。その上に残っていたシシャモを1匹置き、弱火で10分蒸した。


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直売所仲間に今日もアイスプラントをもらい、レタスももらったのでサラダにした。ベジタリアンだという彼は、野菜は蒸しても何でも、熱を加えると栄養素が逃げていくので、生食することが多いと言う。野菜作りや、野菜の調理法もいろいろ教えてもらっている。 

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タジン鍋で解凍

  
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昼は数日来の残り物を食べた。卵、シシャモ、大豆の煮豆、ハクサイの甘酢漬け。

 
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ハクサイの甘酢漬けが残り少ないので、また次を作った。ポイントは瓶に入れる前に、ハクサイの水出しをしっかりすること。塩が足らなくても、重石が軽すぎても、水は出ない。塩は多少多めにした方がよい。多めにしてもハクサイの水をしぼって瓶に入れるのだから問題ない。

ハクサイの中玉1個に対して、酢がカップ2杯、砂糖がカップ1杯半、醤油が大さじ2杯。これらを火にかけて溶かし瓶に注ぐ。そして大さじ4杯のごま油を注ぎ、トウガラシとユズの皮を刻んで入れると出来上がり。

とてもおいしいので、ハクサイが1個あれば作ってみて下さい。今回はハクサイを横に切った後、縦に千切りするのを忘れた。1センチ幅ほどに千切りしてから鍋に入れ、塩をふり、重石をして、1昼夜したら水が出て4分の1ほどにめたる。

 
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2段目があいていたので、ニンジンを切って追加した。今日も1日曇天が続き、日ざしはほとんどなかった。


 
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数日来の残り物が多かったので、夕飯はそれらを食べた。先日のサトイモコロッケはタジン鍋で解凍した。

タジン鍋にキャベツの葉を適当にちぎって並べ、その上に冷凍していたコロッケを置き、水はコップに5分の1ほど入れ、弱火で20分蒸した。タジン鍋は利用範囲が広い。ただ、キャベツに何らかの味付けをしていたら、キャベツもおいしかったと思う。

サトイモコロッケは味があまりついていなかったのでケチャップで、キャベツはユズポン酢で食べた。

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タジン鍋で料理


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材料は、アゲとウインナー2個。野菜は、ダイコン、ニンジン、キクイモ、ミズナ、キャベツ、ホウレンソウの6種類。


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鍋底にアゲとウインナーを置き、その上にダイコン、ニンジン、キクイモを置き、その上にミズナ、キャベツ、ホウレンソウを置き、水も調味料も入れずに、蓋をして弱火で20分煮る(蒸らす)と出来上がり。

これは大失敗だった。昼に練習のつもりで作ったが、アゲとウインナーは焦げ付き、ダイコン等はゴリゴリだった。失敗の原因は、
(1)鍋底には、水の出やすい葉野菜を置くべきだった。それと水はコップに5分の1ほど入れた方がいいと思った。
(2)ニンジンの火の通りはよいが、ダイコンとキクイモはもう少し薄切りすべきだった。

アゲが鍋底にへこわれついて、取れなくて困った。 

   
  
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夕飯でもう一度挑戦した。今度は成功する確信があった。

鍋底には水が出やすい葉物を置き、その上にサケ1切れを置き、それからダイコン、ニンジン、ハクサイを置いた。今度は水をコップに5分の1ほど入れ、蓋をして弱火で20分煮た(蒸した)。

ユズポン酢で食べたが、今後はしょっちゅう作るだろう。

付けるタレ(今回はユズポン酢)を替えれば、いろんなバリエーションが楽しめる。

調味料は一切入れなかったし、鍋底に油類もひかなかった。

魚を1切れか、肉を2~3かけら入れるだけで、それで十分においしいと思う。

今後作るときは、アゲ、豆腐、コンニャク、練り製品、ウインナー、卵のうちの1~2種類を入れて作ろうと思う。

今日が初めてだったが、タジン鍋にはまりそうである。作業は野菜を切る手間だけで、20分待てば出来上がり。野菜がたっぷり食べれて昼はご飯がいらなかった。

ホウレンソウやナバナも、低温蒸しより、タジン鍋で5~10分蒸した方がおいしいような気がする。

こんな食べ方は農家の特権だから、農家ならぜひお試しを。コメリで直径26センチのタジン鍋が980円で売っている。
 
    
    
    

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干し野菜は一部取り出して煮物にしてみた。昨日はほとんど陽がささず、今日も夕方2時間ほどしか陽がささなかったので、あまり乾いていなかったが早く食べてみたかった。

違いがあまりわからなかった。干し野菜はタジン鍋と違い、今後何度も試行錯誤が必要と思った。

5~10分ほどで材料を切り、干しカゴに並べ、夜は納屋にしまうという作業を飽きずにできるかどうかがポイント。今日は軒下で干した。 

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干し野菜を作った


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さっそく干し野菜を作った。ニンジン1本、ダイコン3切れ、ヤーコン2個、キクイモ10個、それにキーウイ2個。

それぞれ、輪切りにしたり、横に切ったりした。

この干しカゴ、なかなかいい。S、M、Lサイズとあって、Sにしようか、Mにしようか迷ったが、Sにしてよかった。Sサイズは35センチの正方形で高さは58センチで3段になっている。コメリで買ったら698円だった。上下にチャックもついていて入れやすい。

夕方、納屋にしまった。明日10時頃からまた外に出す。


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圧力鍋でダイズの煮豆を作った。これがあると、おかずに困らないからよく作る。少しずつ温め直して食べるが、今日より明日、明日より明後日の方がおいしい。

十数年前、ダイズの煮豆と、時々玄米ご飯を炊くために圧力鍋を買った。それ以外にはほとんど利用していない。
 

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ゴボウはもらったものだが、今日の煮豆に入れて終わった。おいしい食材だが、「自給用だけ」でも作れそうにない。当方の畑ではニンジンの長さが限度(大根は収穫期には上半分が地上に飛び出すので、地下部分はニンジンの長さと同じくらい)で、これより相当長いゴボウは作れない。

ダイズや黒豆も今まで1~2回しか作ったことがなく、直売所などで購入していた。今年はダイズと黒豆を36メートル×4列(約2アール)蒔く予定だが、収獲が大変なので、大半はエダマメとして出荷したい。
   
   
   
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夕飯はシシャモ、煮豆、ゆで卵、ナバナのおひたし。

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沖縄料理 そーめんチャンプル


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プチ、狂っている・・・。料理グッズを購入するために、2ヶ所のホームセンターを行ったり来たりした。購入したのは、
タジン鍋・・・・直径26センチ  (980円)
蒸し器・・・・・ 1升5合      (3480円)
干しかご・・・・3段かご      (698円)


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我が家で今まで買ったことのない物も購入した。「オイスターソース」と「シナモン」。



沖縄料理 そーめんチャンプル

 
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この料理を作るために、これが必要だった。「ツナ缶」。これも今まで我が家では使ったことがないので、事前にネットで「ツナ缶とは」と検索しておいた。


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まず、ソーメンを4束ゆがしておく。ゆがして冷水にとり水気をよく切ったソーメンに、ツナ缶の油をからめておくのがポイントで、こうすると麺がくっつかないらしい。

 
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その後、タマネギ、ニンジン、ネギを炒めて、よく炒まったころツナ缶を投入し、その後ソーメンを投入し、塩コショウ・ごま油・顆粒だしの素で味付け(沖縄料理 そーめんチャンプルー参照)すると出来上がり。

要はソーメン入りの野菜炒めといった感じ。

クックパッドで人気を集めていた料理だが、多分もう作らない。というのは高脂血症で油を控えなければならないのに、「野菜を炒めた油」と「ツナ缶」と「仕上げのごま油」で、油が多すぎるように感じた。


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昼には昨日の残りの「野菜の低温蒸し」を温め直して食べたが、少しだがこれにもベーコンとウインナーが入っており、蒸す前にフライパンに大さじ3杯のオリーブ油をひいているので、2日間にわたって食べるとトータルでかなりの量の油をとってしまったことになる。

結局、昼も夜も油料理だったような気がして、口直しに味噌汁と黒豆を食べた。

反省点
(1)お中元にもらったソーメンが1箱そのまま残っていたので、封を切って4束使ったが、夏まで使わないなら、きちんとしまわないと湿る。

費用はツナ缶代の70円ほど(4缶で298円)。

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干し野菜 と 蒸し野菜(低温蒸し)

  
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今日は野菜をたっぷり食べようと思った。だから8日前のメニューと同じ「低温蒸し」にした。ネットに出ていた「クックパッド」の料理も参考にした。 

 
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フライパンにオリーブ油を大さじ3杯入れ、ジャガイモとタマネギを入れ、その上にニンジン、キクイモ、ウインナー2個、ベーコン少々を置き、その上にハクサイを置き、その上に卵を3つ落とした。


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左の画像のように卵の色が変わったら出来上がりと思ったが、点火してから35分もかかった。右はお皿につけ分けた様子。

8日前と異なるのは、今回は「中華醬油ダレ」につけて食べたこと。ネットで「クックパッド 蒸し野菜レシピ」と検索したら「土鍋で蒸し野菜 3種類のタレ」があり、その中の「中華醬油ダレ」を作った。
醬油    大さじ2
酢    大さじ1
砂糖  大さじ1
ごま油 大さじ1
水    大さじ1

このタレがとてもおいしかった。

今日の反省点
(1)フライパンに入れる具の量が多すぎて、出来上がりの時間が10分ほど超過した。しかも、ジャガイモ、ニンジン、キクイモにまだ固いのがあり、ゴリゴリするのもあった。
(2)食べ始めてから、残りは点火して続けて蒸した。

費用はウインナー2個とベーコン代の合計で100円ほど。

野菜がたっぷり食べれるし、7~10日に1度はこのメニューを作ると思う。
  
    
    
   
      
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昼は3日前のサトイモの煮物と、黒豆の煮物と、ハクサイの甘酢漬けとダイコンの千枚漬けを食べた。こういう食べ物は身体にやさしい。
 
    
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台所のテーブルの上に、ハクサイの甘酢漬けとカブの千枚漬けがいつも見えると、気持ちまで豊かになる。

黒豆は23日の深夜に圧力鍋で炊いた。黒豆は2カップを一昼夜、水にかしてから圧力鍋に入れ、砂糖は1カップに8分目ほどと、醤油少々、塩少々を入れた。(100れぽレシピ集の黒豆を参照した)


「野菜が8割、魚と肉が2割」のような料理を作っていきたい。そのためには、「干し野菜」と「蒸し野菜(低温蒸し)」をマスターする必要がある。

冷蔵庫が集落にまだ普及していなかった55年前までは、どこの家でも野菜を「乾しまくって」保存していたのだろう。ネットで「干し野菜」と検索したら、下記の2冊がよさそうだったので公民館の図書室で予約した。

「干し野菜クッキングーちょこっと干してうまみがぎゅっ」本谷恵津子著 家の光協会

「干し野菜をはじめようー太陽の香りがするレシピ100」廣田有希著 文芸春秋 

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コロッケ

 
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サトイモの親芋は、子芋より味が落ちるので出荷しづらいが、今日はその親芋を利用して「サトイモコロッケ」を作った。

親芋3個の皮をむき、薄く切って蒸し器に入れた。しかし途中で吹きこぼれて、サナからサトイモが落ち、結局茹でるような形になった。



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茹でている間に、コロッケに入れる具を炒める。具材はニンジンとネギとゴボウとウインナー2個を薄切りしたもの。コロッケだから具材は「みじん切り」がいいが、みじん切りは上手でない。塩、コショウで味付け。

  
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その間にサトイモは茹であがっているので、ザルにとる。 

  
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ザルの芋を鍋に戻してつぶし(すぐにつぶれた)、その中に味噌少々とチーズ2切れを入れて(本にそう書いてあった)混ぜ、その中に炒めた具材を入れてまた混ぜる。

   
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バットにメリケン粉(小麦粉)を敷き、丸めたコロッケにメリケン粉をつけながら楕円形に整える。

 
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フライパンに少々の油をひき、コロッケを入れ、焼けたら裏返しながらまた焼く。芋も具材も調理済みだから、1~2分焼いて焦げ目がついたら出来上がり。 
 

反省点
(1)親芋が3個で1.1キロあり、多すぎた。この半分でよかった。
(2)芋にもっと味付けをする必要があった。味噌少々とチーズ2切れでは足らなかった。
(3)メリケン粉をバットに多く出し過ぎた。戻すわけにもいかず捨てた。


その他の留意点
(1)親芋の皮をむき始めてから、最終的に焼きあがるまでに1時間10分もかかり、後片付けを入れると、合計で1時間半もかかった。
(2)費用はウインナー2個とチーズ2切れだからほとんどかかっていない。
    



公民館の図書室で料理の本を8冊借りてきた。1冊の本の中で、作ってみたいと思うメニューはせいぜい1割ほどしかない。旬の野菜だけを使った、費用(購入材料)の少ない料理を目標にしている。本当のグルメは農家の食卓にある。

今日作ったコロッケの半分は冷凍にした。4個が198円の市販のコロッケを買うのは控えよう。

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ニンジンのグラッセ


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昨日のサトイモが残っているし、今日は何を食べたいかと自問自答したらニンジンだった。

ネットでニンジンの簡単な料理を探したら「ニンジンのグラッセ」が出ていた。ニンジンを適当に切り、ニンジンがかぶるくらいの水を入れ、バターと砂糖を適量入れ、塩をひとつまみふって、煮立ったら弱火にして5分ほど煮ると出来上がり。

バターを使う料理は、我が家ではほとんどしないので、珍しくておいしかった。
 
こういうシンプルな料理は、素材の味が命である。

しかし、この料理を作るために、真っ昼間の午後2時にバターを買うためにいつものスーパーへ行ったのだった。そして我が家に常備していないものを、明日以降の料理のために買い込んだ。
北海道バター・・・・・・・・・425円
チーズ・・・・・・・・・・・・・・・228円
ベーキングパウダー・・・ 148円
トマトケチャップ・・・・・・・・187円
ツナ缶・・・・・・・・・・・・・・・ 298円
牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・148円
おから・・・・・・・・・・・・・・・ 118円
きな粉・・・・・・・・・・・・・・・ 148円
コンソメ・・・・・・・・・・・・・・・208円
合挽きミンチ肉・・・・・・・・・384円


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今日の夕飯は他に、サラダ(ヤーコン・ミズナ・アイスプラント)と、サトイモの煮物(昨日の残り)。

冬にサラダはあまり食べないが、アイスプラントとヤーコンがおいしいので、今年はしばしば食べている。


料理本も何冊か手元にあるが、作ってみたいと思う料理は1~2割しかない。

明日は公民館の図書館で料理本を5~7冊借りてこようと思う。

ネットは大海原なので、自分にあったものを探すのに時間がかかる。 


明日の晩の料理はだいたい決まった。朝は味噌汁があればいいし、昼は前日までの残り物を食べるので、晩のおかずだけ考えればよい。

明日への繰り越しは、今日の「ニンジングラッセ」、昨日の「サトイモの煮物」、そして「ハクサイの甘酢漬け」と「ダイコンの千枚漬け」。
 
「5袋パックのラーメン」と、「4袋入りのカレー」と、「10食入りの即席味噌汁」、この3点を買わないことを肝に銘じた。 

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サトイモの衣かつぎ

   
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昼のおかずは、昨日の「ネギのチヂミ」、2日前の「ハクサイの甘酢漬け」と「ダイコンの千枚漬け」、3日前の「キクイモとニンジンの煮物」。

ネギのチヂミはレンジで温めて「ユズドレッシング」で食べたが、昨日より今日の方がおいしかった。
 
ハクサイの甘酢漬けとダイコンの千枚漬けは、「漬物」ではなく「酢の物」。毎食、欠かさず食べている。 

キクイモとニンジンの煮物は明日はもう食べれないと思うので、残りはニワトリ行きとなる。   

 

夕飯の一品


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サトイモは残り少ないので出荷にまわそうと思ったが、今日はサトイモを食べたい気分だった。

サトイモは皮むきに時間がかかる。今回は15分かかった。  

   
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サトイモは乱切りして、アゲだけを入れてシンプルに煮る。これが一番おいしい。そうするには素材のサトイモがおいしくないといけない。ただ、今の時期のサトイモは9月末~10月中旬頃のサトイモに比べると、寒さにあたったり、いらぬ水分を吸ったりして味は落ちている。


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ダシは、右の画像のようにイリコダシと和風ダシを、どんな煮物でも併用している。ダシ以外は砂糖、醤油、酒、ミリンを適量入れ、沸騰したら弱火にして20分ほど煮ると出来上がり。

煮物はたいてい3日間食べ続けるので、汁は少し多めに炊く。そのつど別の鍋に食べる量だけとって温め直すため。

3日間食べるには、肉類は入れない方がよい。 


   
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皮をむくのが面倒なので、小さい芋はいつもなら捨てる(ニワトリはあまり好まない)が、今日は低温蒸しで「きぬかつぎ」にしてみた。つまり蒸し器に水を入れ、沸騰したら弱火にして小芋を入れ15分間蒸した。

蒸し器から取り出すとすぐに冷めるので、皮をむく(蒸すときれいに簡単にむける)。

しかし、酢味噌(酢・味噌・砂糖)で食べたのは失敗だった。ネットで「サトイモのきぬかつぎ」と検索したら、
(1)塩かマヨネーズ
(2)わさび醤油か生姜醤油
(3)甘味噌(味噌、みりん、砂糖)
で、食べるように書いてあった。


蒸して皮をむいた状態で冷凍しておけば、いろんな料理に使えるようだ。

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ネギのチヂミ

 
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夕飯は作るからと言って外出し、6時前に帰ってきて作ったのは「ネギのチヂミ」。本を見て、簡単そうだったから作ってみたが、今後も作るかと問われたら、多分作らない。

材料はネギだけで、小麦粉、卵、醤油、砂糖、塩、水を混ぜ合わせたものにネギを入れて混ぜ、フライパンで焼くだけ。


今日は直売所仲間に誘われて、フランス料理店にランチを食べに行った。
左から順に運ばれてきた。前菜、パンと飲み物、サラダ、スープ、メインの魚料理と肉料理、最後にデザートとコーヒーだった。

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外食は久しぶりだったし、コース料理はブログで見るくらいだったので、一つ一つの料理を楽しんだ。 



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料理店近くの友人の田んぼも見せてもらった。7年ほど前までは同じようなワンパック宅配をしていたが、その後、ニンジンを主体に作るようになった。今年は9月の大雨でニンジン畑が浸かってしまい、一部を画像のニンニクに切り替えていた。

専門作物を持つと、また違った販路の開拓が必要であり、身体的に楽な面と、きつい面の両方が生じ、どういう農業形態をとっても大変だとつくづく思う。 



農業新聞は1月いっぱいで購読を止めることにした。自分の見解とは隔たりがありすぎるし、年間3万円ほどの購読料は安くない。

昨日、どこかの雑誌社から取材の申し込みがあったが、住所、氏名、年齢はブログで公開しており、このうえ顔写真まで公開したくなかった(伏せておくこともブログを続けるうえで特に重要)ので、忙しいからと言って断った。そうしたら今朝は「月刊 グラフ」という所から電話があって、某有名人がレポーターで、1月23日(月)と1月24日(火)に岡山、広島の地産地消を取材してまわるらしい。あまりに急だったし、今日1日考えさせてといって電話を切ったが、とにかくどういう内容なのかその雑誌を買ってみる必要があると思い、帰りに書店に行ったらそんな雑誌は置いていないという。そして「月刊 グラフ」を検索してくれて「評判がよくない」と指摘された。すぐに断りの電話を入れた。

そして6時半頃にはプレスリリースを見たといって産経新聞関連の名古屋の方から電話があり、縦17センチ、横38センチが3万円の広告枠が一つ空いたので広告を出しませんかという電話があった。

ネットショップを開設したりして、ネット上で住所、氏名、電話番号をオープンにすると、今回のように2日間で3つも営業電話がかかったりする。即答はせず、人に聞いたり、書店で聞いたり、ネットで検索してみることが大事だと思った。

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テーマの発掘

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昨日深夜、明日は「ハクサイの甘酢漬け」を作ろうと、その段取りをした。

ハクサイの中玉1個を画像のように、5ミリ幅ほどの千切りにして鍋に入れ、上から大さじ2ほどの塩をふり、サナを置き、皿10枚ほどを重石にしておいた。

朝起きて見たら、ハクサイがあまり「めたって」いなかったので、同じくらいの塩をもう一回ふりかけて全体をよくかき混ぜ、また重石をしておいたら、10時頃には右の画像のように、最初の3分の1ほどにめたった。

  
  
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それを手でよくしぼりながら海苔の瓶に入れ、トウガラシ3個とユズの皮少々を細切りして上から散らした。その上から調味液を注ぐと出来上がり。 

調味液は、
酢・・・カップ2
砂糖・・・カップ1.5
醤油・・・大さじ2
ゴマ油・・・大さじ4

注いだら、ハクサイが全部浸からなかったので、酢だけ少し補充をした。

昼に少し味見した時、夜には味がしみて食べれると思った。


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箸が進みまくった。ずっと以前に何回か作ったことがあるのに、ここ10年ほど全く作っていなかった。おいしさのポイントは「ごま油大さじ4」にあると思う。 

「ハクサイの甘酢漬け」はよく知られているので、ネットで検索するとたくさん出ている。


   
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調子にのって、「ダイコンの千枚漬け風」も作った。「カブの千枚漬け」が通り名だが
カブはないのでダイコンで代用。

ダイコン小2本(1.3キロ)を薄切りして、重さの2%の塩をふり3時間ほど重石をしておくと「めたって」、水が出るので、水気をよくしぼりながらガラス鉢に入れ、「ハクサイの甘酢漬け」と同じようにトウガラシとユズの皮を少しふった。

調味液は、
酢・・・カップ1
みりん・・・カップ1
砂糖・・・75g
醤油・・・大さじ2

本を見ながら作ったが、まだ食べていないので味はわからない。砂糖の量が? 
     
    

毎日、何か一品は作り、こつこつと積み上げていきたい。1年間続ければ、料理のレシピは完了する。後は同じことの繰り返し。

68才での挑戦は難しいが、58才での挑戦だから続けれると思う。食べてくれる人がいて、家人の助言ももらえる今、思いついてよかった。

日常の些細なことに注意を向けることが「テーマの発掘」につながると思った。

明日の夕飯の献立は前日から考え始めなければならないんですね! そんなことに今頃、気づかされている。

「農家」だから、できる挑戦。

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今日もキクイモ


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今日の一品はやっぱりこれ、「ニンジンとキクイモと豚肉の煮物」。

ニンジンは乱切りし、キクイモは皮をむかずに乱切りし、豚肉とオリーブ油を少し入れてしばらく炒めてから、水と、ワンパターンの調味料(砂糖、醤油、酒、ミリン、和風だし、イリコだし)を適当に入れ、沸騰したら弱火にして10分ほど煮ると出来上がり。

これをまた3日ほど食べ続ける。

   
   
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勢いでもう一品作った。ナバナの低温蒸し。

いつもは茹でるが今日は、沸騰したら弱火にして5分ほど蒸してみた。


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2本のナバナで、これだけの量がとれた。

蒸す前に量ったら、2本で350gあった。こんなナバナの風袋では、直売所では決して売れない。しかし、ワンパックでは送れるし、多分、顧客に喜ばれていると思う。

直売所では売れないが、ナバナ(三陸つぼみ菜)、キクイモ、ヤーコンのような野菜は、生産者にもワンパックの顧客にも両方にメリットがある、

市場も農協も農業関係者も、キクイモやヤーコンのような市場性のない野菜(こぶんこぶんしていたり、サイズや外観が揃わない野菜)を無視するが、本当にいい野菜はどこかで必ず出回っている。
    
    
 
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朝も昼も昨日の煮豆と、味噌汁に餅を入れて食べた。

お餅をたくさんもらったので、この餅を食べようと、前夜、味噌汁を多めに作った。具材は、ダイコン、ニンジン、キクイモ、ミズナ。

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種ジャガイモ


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今日の一品は、またダイズの煮豆(ダイズ、ニンジン、ゴボウ、キクイモ、アゲ)。

ダイズの煮豆は繰り返し食べても飽きがこない。

今回は一昼夜、大豆を水にかしておいた。圧力鍋で炊くと30分もかからない。


サトイモの畝にたくさん「消し炭」を入れると逆効果だと直売所仲間に教えられたが、まさにその通りの結果になった。逆にピーマンは消し炭が効果的だったのか、例年よりかなり豊作になった。


昨日のコメントでジャガイモの「オオシロ」という種芋の件ですが、10キロが3600円ほどするようです。瀬戸内市では15軒ほどこの種芋を作られているようです。具体的なことはJA岡山の農業資材牛窓店☎0869-34-2922に聞いてみてください。


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低温蒸し

  
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落ち込まずに原点に返って作った「低温蒸し」。

材料は左の画像のように、ベーコン少々、卵、ハクサイ5~6枚、ニンジン1本、タマネギ1個。最初にオリーブ油でベーコンを炒め、ニンジンを並べ、その上にタマネギを置き、その上にハクサイを置き、その上に卵を3個落としてフライパンに蓋をして、弱火で20分ほど蒸した。

何もかけずにシンプルに素材の味を確かめながら食べた。

ニンジンは2キロ(12本ほど)送っても多すぎることはないと思った。

せっかく農業をしているのだから、多種類の新鮮な野菜を楽しむような料理にしたい。 


      
  
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ヤギが食べた竹や雑木がたまったので焼却作業をして消し炭を作った。燃えつきて火勢が衰えたころ水をかけて消す。1時間ほど焼けばヌカ袋に2袋ほど取れる。

    

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ドングリの束をヤギに。これくらいの量だったら1日できれいに食べてしまう。今日は墓の上の山のドングリを切らせてもらった。日当たりのいい場所の木をヤギは好む。


農業という身体労働とブログという事務労働。この落差が脳みそにいい。

朝8時から9時半頃まで1時間半ほど、新聞を遅読した。地方紙と全国紙なら全国紙の購読を勧めたい。家族の強い反対にあうなら3ヶ月ほど並行して購入し、慣れた頃に一紙にするとよい。マンネリの打破にもなる。

断舎離がいつまでたっても進まないのはなぜかと考えたら、要は優先順位の問題だった。自分の場合、
第1順位→ブログ
第2順位→農業
第3順位→断舎離
第4順位→次のテーマを見つけること
 
バランスを取りながら並行して進めるのは本当に難しい。

物置と納屋と私室の断舎離が喫緊の課題であるが、この3年間、全く前に進んでいない。「ヤギの導入」と「直売所出荷の始まり」と「電柵の開閉」という3つが時間をとられる大きな要因になった。 

この3つにもようやく慣れたこの冬の農閑期に断舎離ができなければ、4月以降は春夏作の準備が始まるのでまた翌年に繰り越しとなる。 

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料理ブログで落ち込んだ

  
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今日の出荷はニンジンとダイコン。直売所に出せる野菜は今はこの2種類しかない。
 
直売所には出せなくても、ワンパックなら送れる野菜がまだ10種類はある。ハクサイ、キャベツ、ダイコン、ニンジン、サトイモ、ネギ、ヤーコン、キクイモ、サラダミズナ、ナバナ。

なぜこのようなギャップが生じるかというと、
(1)仲間がたくさん出荷する
(2)たくさん出荷している人の価格が安い
(3)キクイモなどは「しょうやく」が面倒
(4)ワンパックを優先するために少ない野菜は残す
(5)ネギなど、ワンパックなら送れても直売所は出しづらい


出荷仲間の一人は今の時期、ホウレンソウ、シュンギク、ダイコン、リーフレタス、アイスプラント等を出荷している。春夏作より秋冬作の方が稼げると言うが、ボクは6月中旬~11月中旬の5か月間しか直売所では稼げない。つまり、次の8種類が出せる時期だけ。
①エンサイ(200株) 
②ツルムラサキ(160株) 
③モロヘイヤ(60株) 
④スイートバジル(120株) 
⑤青シソ(40株) 
⑥ナスビ(20本) 
⑦ピーマン(25本) 
⑧オクラ(200株)3~4本立ち



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出荷仲間にまたアイスプラントをもらった。アイスプラントをもらった時は、サラダミズナやヤーコンと合わせてユズドレッシングで食べる。今日はロケットも入れた。

数日前にブリのアラを買い冷凍していたが、それをダイコンと煮た。他にナバナのおひたし。 

    
 
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1時間ほど料理ブログを見ていたら、とても落ち込んだ。
もっと熱意を持ち、もっと時間をかけないと、上達はないと思った。 

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ビスターリ ビスターリ

 
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昨日、3時半頃に田んぼに行ったら、銀ちゃんが脱柵して、鳥小屋の前の田んぼでうろちょろしていた。喜んで飛び跳ねるので捕まえるのにちょっと手こずったが、いつもの出入口を開けて呼び込むようにしたら、走りこんだ。

今だから笑い話で済ませるが、ネパールへ行っていない時にこんなことが起きたら、餌やりを依頼した人ではなかなか捕まえれない。行く前に柵をよく点検しておかなければ。



朝日新聞の朝刊一面のコラム「天声人語」のスタイルに合わせた「天声新語」を読者から募集していて、テーマは「挑戦」だったので、これはぴったりと思い、1年後のネパール挑戦を書いた。字数は600~606字以内だったが、書いた後で数えたら572字あり、すぐに30字追加の1行が頭に浮かんだ。簡単に600~606字に収まったから、選ばれるかもしれない予感。



稲作の大型機械が幾つかあると、止める時のタイミングが難しい。
 
ヤギがいると、その日の行動を制御されることもある。

ハウスがあれば、12月、1月、2月も出荷で忙しいが、ハウスがないので少しゆっくりできる。

何でも、いったん導入すると取り返しがつかない(元に戻れない)ことが多い。自分の行動はヤギに制限されてしまうのか。それとも、ヤギがまたしても新たな未来を切り開いてくれるだろうか。 
 


「本や新聞の読み方」で、作家の平野啓一郎さんが「遅読」を勧めているらしい。新聞でこの「遅読」という読み方を知ってから、急ぐ気持ちが起きるとゆっくりゆっくりと自問している。速読ができたとしても、一生のうちに読める本はたかが知れている。それなら、あえてゆっくり読みたい。ビスターリ、ビスターリと唱えながら。
ビスターリとはネパール語で「ゆっくり」という意味で、現地でKさんはこの言葉をよくかけられるらしい。 
 


野菜の収穫に要する時間

野菜の葉を落とす時間

落とした葉をヤギやニワトリに持っていく時間

収獲した野菜のうち10~15%はクズが出る

それらをヤギやニワトリが残さず食べてくれる量 

野菜を洗うのにかかる時間

冷たい水洗いが我慢できる時間

洗っている時に腰が痛くならない時間

出荷した野菜が直売所で売れてしまう量

これらは全て連鎖している。自分の場合その適量は、1回の出荷につきニンジンなら10キロ(20袋ほど)、ダイコンなら15本ほど。

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大地に突っ伏してしまうだろう


「死と直面した時、本当に自分は何をやりたいのかが見えてくる。ならば健康なうちにやっておきたいと思うようになった」・・・新聞記事の一節だが、現実にそれを実行に移すのは難しい。多くの人は生活のために職業に縛られ、簡単には身動きできない。

職業は生きる目的ではなく、カネを稼ぐ手段である。

農業者には道を追求する「求道者」のような人もいるが、急に大金が舞い込んでも、以前と同じ心境で道を追求できるだろうか。

長く一つのステージに留まり続けるのではなく、ガンの宣告を受ける前に、できれば早く次のステージに進めれた方がいい。

次のステージに進むには、心境の変化とか、やりとげた満足感とか、他への関心とか、いろいろあるが、経済力がなければ、長く一つのステージに留まらざるを得ないことも多い。
 

次のステージに進む前に、ガンの宣告を受けたら、自分だったらどうするだろうか。

身近な、今していることを片付けつつ、死の準備をするしかない。

家族はまだ田んぼの場所をほとんど知らないので、あちこちに点在している田んぼに連れて行って、覚えてもらう必要がある。合計で9反(90アール)ほどある。

今作っている田んぼのうち23アールほどは借地なので返却し、所有地の22アールは小さい田んぼが多く、害獣も出没するので放棄せざるをえないだろう。作るとなると興味がないとできないし、現役だと職業と家庭菜園の両立は難しい。

ニワトリは友人が引き取ってくれるから問題ないが、ヤギが困る。平均寿命の15年生きたとすると自分は70才。自分より早く死んでくれることを願う。

宗教はあまり信心していないが、家は代々「金光教」なので近くの教会所にお願いする。葬儀は5キロほどの宅急便営業所のそばの葬祭場で70万前後で。墓は田んぼのすぐ上の集落墓に父が建てた先祖墓がある。葬儀の型などどうでもよい。後に残った人の体裁(世間体)でしてもらったらよい。


最大の問題である「自分をどうするか」。

現実に死期が10年内と迫っているのなら、農業は止めたい。農業は手段であって目的ではないから。

人生の最終ステージには、ぶらぶらしながら、生きてきた道を振り返ったり、生活圏(行動圏)だった半径50キロ内をドライブしたり、時々友人を訪ねたり、周辺の自然や風景を楽しみたい。

死期が近づいていても、最小限の自給野菜は作り続けるだろう。人生最後の夕飯の日々は、やはり自分の作った野菜で、煮物やおひたしを食べたいから。これぞ最後の晩餐。

そして1日1回は、田んぼ周辺や葉タバコ跡地を歩き回り、過去と未来に思いをめぐらす。そして、この人と同じような心境になり、大地に突っ伏してしまうだろう。

 『がんの発見から1年数か月。生と死が常に意識の真ん中に座ると、凡庸な私でも、自然や人生に注ぐまなざしが、以前とは変わったような気がする。
 悠々と流れる紀ノ川、山並みをわたる白い雲。自然は相変わらず輝くような生気に満ち、逆にそこはかとなく哀愁を漂わせているのだが、病む前とはどこか見え方が違う。生きとし生けるものへの限りない自然の包容力を感じ、我が身を委ねたくなるのだ・・・』(和歌山県紀ノ川市 龍田健一 78才)
 
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新たな販促方法

 
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昼にふと思いついて、ダイズを5時間ほど、60度くらいの湯にかして(浸けて)おいた。

田んぼから帰って、ニンジン、ゴボウ(もらい物)、キクイモを適当に切り、アゲも適当に切って圧力鍋に入れ、その中にかしたダイズを入れ、醤油・砂糖・酒・ミリン・和風だし・イリコだしを適当に入れて煮た。

これをまた3日ほど食べ続ける。今日の夕飯は他に、ブロッコリーを茹でてマヨネーズで、ハマチ(煮魚)、キクイモとニンジンと豚肉の煮物(昨日の残り)。
 


 

タブレット人気に対抗「ウルトラブック」

極薄・超軽量で高機能のノートパソコン「ウルトラブック」に注目が集まっている。デルも新製品「XPS13」を初披露。13.3型で厚さ6ミリ、重さ1.36キロ。市場の13型パソコンよりも15%軽いと強調した。当初価格は7万7千円を見込む。(朝日新聞1月13日)

ウルトラブックは起動時間が10秒程度以内と速く、電源の持ちも5~8時間が目安と長い。

上記のに買い替えたい。ポメラDM20は毎日30分ほど入力練習をしているが、キーボードが小さいとやはり打ちづらい。それでも18787円出費してせっかく買ったのだから、しばらくは入力練習を続ける。



新たな販促方法

ボランティアをする余裕はないが「寄付つき商品の販売」というのは考えてみたい。

つまりネットショップでワンパック(3200円)の注文を受けたら、そのうち200円は寄付するという方法。仮に月間5パック注文が入ったら5×200円=1000円が寄付金になる。10ヶ月(5月~翌年2月)で1万円の寄付ができる。

それって「あんたの都合のよい販促でしょ」と思う人もいるかも知れない。それでも、ただ単に5千円を寄付することは今の自分にとっては厳しい。だから何かと引っかけてなら、できそうな気がする。

この販促方法は今後の課題として考えたい。

ちなみにネットショップ開設以後、1人の方から3回注文を頂き、同じ人から今月中に後2回の宅配を受注している。



集落営農ビジョン策定へ全国運動を展開

JA全中は12日の理事会で、農家が主役となって地域ごとの将来像を描き実践する「集落営農ビジョン策定・実践運動」に、今年から取り組むとの方針を示した。ビジョンには地域の担い手を明確にした上で、兼業農家ら多様な担い手の役割、作目や産地づくり方策を明記。都市農村交流など農業を核にした地域づくり方針も盛り込むのが特徴だ。 JAは全職員で強力に支援。農業復権に向けた具体策として、JAグループを挙げた全国的な運動の展開を目指す。(日本農業新聞1月13日)

これに反対する理由

(1)農業を組織や集団でしてもいい結果にならない。旧ソ連のコルホーズやソフホーズがいい例。

(2)あなたは種を蒔く人、あなたは収獲する人など農業の分業化や機械化、大規模化は労働疎外をもたらす。

(3)組織ですると食の安全や環境より、効率や利益が優先される。

(4)集落営農に利益は期待できないと思う。補助金なしでは立ち行かないだろう。そしてその補助金額は公開されない。

(5)大局的に見ても、集落営農が先見性のあるものとは到底思えない。害獣を地域ぐるみで防ぐ取り組みぐらいだろう。

(6)組織ですると一部の人の意見だけがまかり通る。どういう農法をとるか、肥料等はどこで購入するか、農薬をどう使うか、少数意見は決して反映されない。

(7)集落営農は企業組織的な発想としか思えない。人間は組織の中と、一人の時とでは、同一人でもまるで人格が異なる。

(8)大規模とか効率とか利益とかいう企業的思考を農業の現場に持ち込むべきではない。農業は環境保全とか、癒しとか、風景として捉えることが21世紀の方向である。

(9)結局農業は、独立自営農でしかうまくいかないと思う。小さな個人農が爆発的に増える起爆剤がベーシックインカムである。集落営農に無意味な補助金を投じるのではなく、ベーシックインカムで農業への流れを作ることがぜひ必要である。

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都道府県別月間給与の差

 
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左の画像のごとく、近所の家庭菜園のタマネギはりっぱなのに、右の当方のタマネギは通路に植えたカモミール(タマネギの病虫害を防ぐといわれるコンパニオンプランツ)ばかりが目立ち、肝心のタマネギはよく見ないと見えない。

苗が草にまかれて「爪楊枝」のような茎のタマネギを植えたから・・・。情けない。 

タマネギの育苗には、ニンジンの種まきと同じように「天日による草枯らし」が必要なことはわかりきっていたのに。

 
    
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オクラの株間にエンドウを蒔いたが、エンドウ類はおごるので、オクラを並べて2畝植えていても両畝には蒔けない。両畝に蒔くには最初からオクラの畝は離しておく必要がある。




家畜の世話のシミュレーション

1年後に3週間留守にする時、家畜の世話を誰に頼み、どういう方法をとってもらうかということを、同時期の今、シミュレーションしている。

19羽のニワトリは年末までに、ニワトリを飼っている友人に引き取ってもらおうと思う。ヒヨコを導入して4年が来る来年の5月には新しいヒヨコを入れるつもりなので、少し早めに淘汰する。

ニワトリがいなくなれば、世話は2頭のヤギだけ。餌やりは1日1回だけ、夕方にお願いするつもりである


ヤギには毎日、ニンジン6本と、キャベツ2個と、ダイコン2本と、ハクサイ2個を与えてもらう。ニンジンとダイコンはそのままだと食べないことがあるので、一口サイズに鎌か包丁で切って投げ込んでもらう。栄養補給にニンジンとキャベツは必須だと思っている。

この他、竹を切って放牧場に入れてもらったり、ドングリの木などを投げ込んで欲しいが、ドングリの木はこの3年間で近くのは切り倒してしまったので頼めない。竹も慣れていないと危険なので頼みづらい。野菜ならすぐそばにあるから簡単である。雑草は冬には伸びない。

その他、5日に1回ほど飲み水を入れ替えてもらう。

99%誰も通らないが、村道なので、2ヶ所の電柵ゲートだけは10時頃までに開けてもらう。日が暮れるのが早いので、夕方は4時半頃までに餌やりをすませてもらい、電柵のゲートを忘れないように閉めてもらう。

1日2千円で20日間ほど集落の誰かにお願いしようと思っているが、引き受けてくれるかどうかわからない。引き受けてくれる人がいなければ集落外の人を探すしかない。 


ワンパック宅配と直売所出荷

ワンパックならあらゆる野菜を作る必要があるので、考える余地はないが、直売所に出す場合は、
(1)出荷仲間と競合することが多いか少ないか
(2)得意作物か、不得意作物か
(3)採算が合うかどうか
等を常に考える。そして選んだ作物だけを多めに作って出荷しても、考える余地のないワンパックの方が採算がよい。直売所は売上の15%の販売手数料をとられるし、洗ったり、袋詰めがあるし、サイズや外観という見栄えも必要になるし、全部が売れる保証もない。



都道府県別月間給与の差

都道府県別の月間給与の平均額は、トップの東京が37万2900円で、最下位の青森は22万2200円。トップと最下位の差は15万700円。(朝日新聞1月12日)

ライフラインである電話代、電気代、ガス代、灯油代は東京も青森もほとんど変わらず、新聞代やNHK受信料も変わらない。多少変わるのは上下水道料金と固定資産税くらいだろう。

車両費は交通の便が少ないから青森では必須であり、冠婚葬祭費も田舎の方がかなり高くつく。そして肝心の物価は東京より青森の方がかなり高い。現代においては、生活必需品である食料品や日用品は、田舎へ行けばいくほど高くなる。

つまり給料は安く、生活必需品は逆に高いので、田舎は都会より経済的には住みづらい。「衣」「食」「住」の「食」に関しては、食べ量なら買った方が、作ることの3分の1の費用ですむ。「住」に関しては田舎の方が安く見えるが、火災保険料、固定資産税、不動産取得税、老朽化を考えると、安くはない。田舎で2千万円の家を建てようと思えば、土地代はただでも、1ヶ月6万×12ヶ月=72万 72万×25年=1800万円。つまり25年以上にわたって月6万ほどのローンの支払い(家賃の支払い)をしないと2千万の家は建たない。田舎でも「住」に係る費用は都会に比べて決して安くない。

つまり現代社会では、田舎より都会の方が経済的にはかなり安くつく。会社をいったん辞めたら、老若男女、正規雇用の職が少ないのは都会でも田舎でも一緒。雇用に関しては既に全国一律化している。

トップの東京と最下位の青森の月間給与の差15万700円は、衣食住を含めて考えれば20万円以上の差になるだろう。

いまだに、田舎の方が生活しやすいと見なされる根拠はなんだろうか。誤った事実が大手を振ってまかり通っている。

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ナニワ金融道 & カワチのドン百姓

 
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月曜日に届いたポメラDM20の入力練習を始めた。キーボードがパソコンより一回り小さいので打ちづらい。それでも持ち運びするには便利なのでこの機種に慣れるしかないのだろう。1日30分ほど、春の彼岸の頃まで練習する必要がありそうだ。どうしても慣れなければ、ボールペンにするか、軽くて持ち運びやすいパソコンをもう一度探してみるしかない。


田舎住まいなので、6畳間のアパート暮らしで家賃を支払い、食事はコンビニ弁当やファーストフードというわけではない。しかし1軒家だと火災保険料と固定資産税の支払は必須だし、数十年に一度は座板のやり替えや畳替え、屋根瓦の吹き替えなどがどうしても発生する。

ボクくらいの年齢になると、使ってもらえる先はほとんどないので、できるだけ使わない生活をするか、農業で少しでも稼ぐか、年金という不労所得をあてにするしかない。今は、岡山県出身の偉大な漫画家青木雄二さんの「ナニワ金融道」より、もっと冷え冷えとした社会になっていると思う。その青木さんの著作である「ゼニの幸福論」や「ゼニの人間学」は今読んでも全くひからびていない。

「ナニワ金融道」とくれば「カワチのドン百姓」と反射的に言葉が出る。農業の時間給は非正規社員の時間給と比べても、その半分にも満たないのだから、あまりガツガツと頑張るのは考え物である。

それにしてもこの国の、年間3万人を超える自殺という現実は・・・。以前新聞で読んだが、自殺が3万人なら、自殺未遂はその10倍の30万人という数字であるらしい。

いったん、システムの外にはじきだされると、稼ぐことが極めて難しくなる。経験からいっても、強盗をするかしないかは紙一重の偶然と思う。


我が家も配偶者に定期収入がなかったら、露頭に迷っていただろう。今では1軒の家(一人暮らしを含む)に正社員がいない家が3割以上あるのではなかろうか。そして学校卒業時に正社員になれなかったら、その後に正社員になれる確率は少ない。

貧窮は言葉をも奪う。ホームレス歌人の公田耕一さんの消息もわからない。


やっと不労所得の年金がもらえる年齢になった。もう若い時代には戻りたくない。ゆっくりとした生活を送りたいから。
自分もその恩恵を受けた一人だが「払わずにもらえる」第3号被保険者という制度は本当におかしい。離婚や非婚が普通になった現在、年金は家族で考えるのではなく個人単位に切り替える必要がある。

そしてサラリーマンの場合、半分は会社が負担するというのも、高度成長期に人手不足となり、自営業(特に農業)従事者を少なくする意図的な政策だったと思う。企業の負担を止めて、その分、法人税をアップした方が社会的公正が保てる。

また、個人が収めた保険料の2倍くらいまでの金額しか、年金で支払えないと思うが、現在の年金では、個人が支払った金額の4倍ほどもらえる仕組みである。これからどんどん目減りしていくだろう。

そして国の大借金のせいで、生まれながらにして800万ほどの借金を背負って生まれてくるのが日本という国である。この世代間格差を取り戻すにはベーシックインカムしかないのに、ほとんど話題にもされない。 

万人に平等な年間80万円ほどのベーシックインカム(生きていくための基本的人権を最小限維持できる金額)があれば、ホームレス状態はかなり減らせるし、農業という逃げ場(自給自足的生き方)も考えられる。税法の抜本的改革で可能な政策と言われている。

そのためには農業分野の補助金を筆頭に、各分野の補助金の徹底的見直しが必要である。特に集落法人の補助金は全額公開する必要がある。その作業が終わってから消費税のアップがなされるべきだ。

農業と医療の分野の既得権益を打破するためにもTPP参加は必要である。市場開放されても大多数の農家はほとんど困らない。逆に国産は見直されるだろう。

多くの農家が困るのは害獣であってTPPなどではない。ごくわずかの大規模農家はTPPの影響があるのかも知れないが、この国の農業や環境を維持していくのは、大規模発電(原子力)ではなく、小規模な多数の自然エネルギー発電(小規模自給農家)である。大規模農家に補助を集中しても、何の役にも立たない。
 
TPP云々以前に、すでにこの国の農業は壊れている。

ベーシックインカムで「逃げ場としての農業(自給自足型農業)」を提示することが、30年後の農業環境雇用(自営業)を支えることにつながる。

ベーシックインカムは3人家族なら240万という数値である。生活保護も各種補助金も所得控除も撤廃し、全てをベーシックインカムに統一する。世代間格差の是正はベーシックインカムしか考えられない。 

参考図書
やさしいベーシックインカム(新田ヒカル・星飛雄馬 著 1155円)
ベーシックインカム入門(光文社新書)山森亮 著 882円 

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とても励まされたコメント

   
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今日は少し「癒しの画像」を心がけてみた。

福島県のOさんが「ヤギのメイちゃん&柴犬ルンルン」で、見てくれた人が癒されたらと書かれていたが、しばしば、なごまされている。

せっかく毎日更新されているのだから、人気ブログランキングの写真(風景・自然)ランキングの「携帯写真」などに登録されると、もっと人目に触れると思う。メイちゃんルンルンもさることながら、雪や山の風景がいい。


『進歩なんかしなくていいんですよ。
死ぬまでご飯作って下さる事が大事です。
淡々と。20年!すばらしい実績です。
ブログさかのぼってみたのですが、
ネパールに行かれる動機が見つからなかった
のですが、何日のブログでしょうか?』

こんなコメントをもらったのですが、とても励まされました。
今では、進歩しなかったのも「一つの個性」と思うようにしています。

料理に関しては、農業だから自然と台所に立つ回数が多くなる。サラリーマンだったらこういうことは少ないだろう。

一人暮らしになったら自分で作らざるをえないと思うが、野菜はふんだんにあるので、「市販の惣菜1品」と、「シンプルな煮物」と、「おひたし」という3点セットが中心の食生活になるだろう。

農業技術に関しては難しいが、料理に関しては、上達の余地が少しはあると思っている。


20年!すばらしい実績です。・・・9回目の転職が農業だった。何をやっても続かなかった。だから農業につながった。サラリーマンが普通に続けられる性格だったら農業には定年まで縁がなかったと思う。何が幸いするかわからない。

何をやっても続かず、これからどうしようと考え続けていた30代の中頃、突然、農業がひらめいた。カネになるならないなど考える余地はなかった。とにかく続けれる仕事に就く(出会う)必要があった。

周囲の環境に恵まれたから続けることができた。本人の努力などたかが知れている。せいぜい10~20%ほどではないだろうか。頑張れる環境に自分を置けれるかどうか(そういう仕事に巡り合えるかどうか)が、誰にとっても一番難しい。これから農業を始める人は、よほど環境に恵まれるか、本人の能力が高くないと農業は続けれないのではないかと思う。害獣防御力一つとってもそれが言える。


ネパールの動機は、15年前に出会った、この人です。今年はネパールへ21回目の農業指導に行かれます。メタン菌液肥はこの人から指導を受けて導入した。
 
13才年上の71才だが、見てきた「農業の原風景」がまるで異なる。

いったい、昭和25年~昭和38年のこの13年間の間に、日本の田舎はどんな変質をとげてしまったのか。

高度成長の嵐。

怒涛のごとく農業の足を洗い、皆がサラリーマン化していった時代。

この13年間は、日本史においては130年間ともいえる変貌の時代だったのではないか。


この人の口から飛び出す言葉は、古き良き時代の農村の原風景。

ワラ草履を自分で編んで登校し、冬休みや春休みには炭焼きをして高校の学費を稼いだ。

ウサギをつぶしたり、ニワトリをつぶしたりして親の手伝いをしていた小学校時代。

1世代、世代が異なるような気がするが、たった13才しか違わない。

この13年の間に、日本の田舎は変質してしまったのだ。

71才のKさんと58才の自分とでは記憶の風景が異なる。農村の原風景の記憶もまるで異なる。
 
ネパールは昭和30年代前半の日本の田舎の風景だと話される。


8~11年目頃の苦しかった時代を支えてくれた人・・・

ここ数年はあまり訪問させてもらっていない。ヤギの導入や直売所出荷を始めたことで身辺がものすごく忙しかった。
 
ネパールの話を聞かせてもらっては、いつか行ってみたいと思っていた。そのチャンスにはなかなか恵まれなかったが、還暦、そして年金がもらえる年齢になり、急に「行けるのではないか」と思った。Kさんの年齢から考えても、残された期間は3~4年ではないかと思う。

1年後、ネパールへ行けれるかどうかはわからないが、初めて準備を始めた。
 
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光崩壊性マルチと生分解性マルチを交換

  
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竹や枯れ木を1時間ほど野焼きして「消し炭」を作った。ヤギが食べた後の雑木も焼く必要があるので、「山仕事」をしなくても、これらの焼却作業が冬の間に6~7回ある。

消し炭は、9割がた燃えて火勢が衰えたころ、柄杓で水をかけて消し、2昼夜ほど乾かして米ヌカ袋に入れて保存する。画像の消し炭で2袋は取れる。

去年の消し炭がまだ50袋ほど残っているが、年間で30袋もあれば足りる。

 
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「生分解性マルチ」が届いた連絡を受け、さっそく「光崩壊性マルチ」と交換してもらった。200mの長さで、生分解は光崩壊の約2倍の価格である。一般のポリマルチは光崩壊より各1000円ほど安いので、生分解は一般のポリマルチの約3倍である。もう少し生分解性マルチが安くなればいいのに。8年ほど前にも使ったことがあるが、1回使っただけだった。
95㎝幅→ 光崩壊2480円→生分解4980円
120㎝幅→光崩壊3120円→生分解6230円
135㎝幅→光崩壊3530円→生分解6980円
 
この農業資材店は去年の秋にできた店であり、一般的なポリマルチ以外のマルチも扱っているのはこの店だけである。しかし生分解生マルチは取り寄せであり、置いていなかった

我が家から6キロ内に6つも農業資材店があり過当競争だと思う。
(1)コメリ
(2)農家の店 すくすく
(3)農家の店 しんしん
(4)ホームセンター田中屋
(5)ホームセンターナンバ
(6)農協の資材店

農業を始めた22年前にはまだ、農業資材は農協しか取り扱っていなかった。「規制緩和」があったのは20年ほど前だったと思う。おかげで安くなった。それ以前は農協の独占販売だった。
 

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キンリョウヘンを物置から出して水やりをした。霜が降りだしたら玄関か縁側に置くのがよいと勧められたが、ちょっと不便なので、物置の中に置いて上からポリをかぶせて防寒している。分蜂が始まる4月20日頃に咲かせるには、かなり精通していないと難しい。自分の場合、花が咲いてくれるかどうかもわからない。 


ポメラDM20

O君に、「ネットカフェからの投稿は現地の言語などの仕様にパソコンが設定されているため使いにくいと思います」と指摘され、方法として、デジカメのSDカードを2~3枚購入して、容量がいっぱいになったら次のSDカードに差し替えて撮影をする。ネパール訪問だけのためにパソコンを買っても帰国後の利用目的がなく、原稿を書くことに特化したデジタルメモ端末をお勧めしますという内容だった。ヤマダ電機には置いておらず、ネットで調べて紹介してくれた。

帰国してから画像を中心にしたネパールの農業や風景をアップし、訪問記は150枚前後にまとめて、できれば本にしたい。


今日の夕飯はボクのワンパターンではネタ切れ。

煮物は当日より翌日の方がおいしいし、作った日を入れて3日持つ。何より昼食に重宝する。 

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1項目の準備が完了

   
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(今日の夕飯)
ブリのアラとダイコンの煮物
味噌汁、正月のお餅

ブリは12月31日の夜しか食べないが、ブリのアラはダイコンと煮るとおいしいのでしばしば買う。

ブログに夕飯を載せようと思ったら、午後には晩のおかずを考え、いつもより早く田んぼから帰る。
 
自分にあった「家庭料理ブログ」を探して、少しは学ぼうと思う。


20年経過しても、微々たる進歩しかしていない農業!

たまに夕飯を作っていたのに、20年全く進歩していない料理!

こういう自分ではだめだ!


夕飯のような、日常のささいなことに心を砕くことが「新しいテーマ」を見つけることにつながると思う。とにかく今後3年間は、「60才以降に狂うことのできる趣味か目標」を見つけるために、農作業時間を削ろうと思う。

世界遺産になった炭鉱絵の山本作兵衛さんは60才を過ぎてから描き始め、12月28日に亡くなられたハンセン病詩人の桜井哲夫(本名・長峰利造)さんは59才で詩作を始め、「鶴田橋賛歌」を残した。

60才以降の自由時間は現役時代40年間の自由時間より長い。


今年1年はネパールへ行けれるかどうかの瀬戸際の攻防になるだろう。現状は厳しい。それでも「パソコン準備」に関しては早くも完了したも同然。昨日からメールで3回ほどO君に指導してもらい、「ポメラDM20」を先ほどアマゾンで注文した。収納ケースも入れて18787円。

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5項目の準備が必要


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もらって食べなかったソウメンナンキンや、残ったトウガン等も与えている。青菜も少なくなる時期であり、田んぼの出荷できない野菜を片付けつつ、ニワトリやヤギに与えている。青菜の少ない状態は4月上旬頃まで続く。

2月、3月は現在よりもっと青菜は少なくなるが、4月に入ればナバナを片付けるので、ナバナの青菜が大量に出る。

青菜は十分に足りているが、餌の微量要素が不足しているのか、尻尾の羽の多くが抜けた状態でなかなか生えてこない。「尻つつき」もほとんど目にしないが、それでも生え変わらない。


戸別所得補償

通知がこなかったので今年は「戸別所得補償」はもらえなかったのかなと思い、農協へ立ち寄ったついでに聞いたら、具体的記述がなかったのでボクのは保留になっていたようだった。直売所とワンパック宅配の出荷明細を近日中に提出して下さいと言われた。1年前は12月20日に中国四国農政局から33000円の振り込みがあった。


ネパール取材

ネパール取材には、「体調の準備」、「パスポートの準備」、「パソコンの準備」、「気持ちの準備」、そして「資金の準備」と5項目の準備が必要なので、来年1月に本当に行きたいなら、1年前の今頃から準備をする必要がある。

資金の準備は来年4月以降にもらえる予定の年金(厚生年金部分、約19万)をあてる。

パソコンの準備は今日、2つの電気店をまわって、目的に沿ったパソコンに関して詳しく聞いてきた。やはりそのようなパソコンはないようで、特売日にできるだけ軽くて安い「通常のパソコン」を手に入れるしか他に方法がないように思った。つまり2台持つということ。結局それが一番「お買い得」のようだった。

例年、新大学生の需要が多い4月、5月にはパソコンの特売があるので、できれば6万円ほどの価格でインターネットでO君に探してもらおうと思う。

「スマートフォン」も、「タブレット端末」も、「携帯電話」も、ネパール取材には不必要であり、今後の自分にも、しばらくは不必要と思う。こういう器具をいったん購入すると、買い替えの連続となり3~4年ごとに継続的な費用発生を伴う。自分の場合、パソコンやデジカメがすでにそういう「囚われの状態」にある。

   
   
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前日と前々日の煮物が残っていたので、ヤーコンのサラダと、ナバナのおひたしを追加。

ユズドレッシングで食べたが、ヤーコンとミズナのサラダはおいしい。1月、2月も両方とも計算できる(たいてい出荷できる)野菜なので重宝である。アイスプラントは10日以上前にもらって冷蔵庫に入れておいたものだが、今日食べても食感はみずみずしかった。長期保存が可能な葉野菜である。

ナバナは収獲当日か翌日までに食べれば太い茎も柔らかいが、日が経過するにつれて茎は固くなる。 

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年金は不労所得の最たるもの


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ヤギは竹の葉を好んで食べてくれる。そして竹の子はニワトリの大好物なので、これらの家畜がいる限り、竹やぶの道への進出は防げる。
 
  
  
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夕飯は何にしようかと、夕方の農作業をしながら考える。サトイモとキクイモは今日の出荷の残りで、ナバナとサラダミズナは夕飯用に収穫した。 
   
  
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結局作ったのは、豚肉少々とニンジンとキクイモの煮物。ホウレンソウは昨日の残りで、味噌汁は朝の残り、豆餅は正月の残り。


大きな災害には遭わないとか、病気はないなど、不確かな仮定の中で生きている。しかし60代からは病気の確率は急上昇する。身辺の断舎利をしながら生きていく年齢に入った。
 

年金は不労所得

年金は不労所得の最たるものだと思う。普通に考えても、もらえる年金は支払った年金の1.5倍くらいまでと思うが、ボクの場合でも4倍以上もらえる。

自分の場合、厚生年金の期間は短いので、65才からもらえる年金は90万ほどである。それでも90万は「ものすごい大金」である。90万ももらえれば1年間楽にやっていける。63才からもらい始める予定だが、それでも80万ほどになるだろう。このうち60才からは厚生年金部分と2つの基金(職種による基金)がもらえて、それが合計19万ほどになる。

「こんなにもらっていいのかな」と思う。それでも同世代のサラリーマンの人と比較したら半分以下だろう。

こんなにもらって、年金がパンクしないわけがない。

若い人になればなるほどどんどん目減りし、もらえ始める年齢も上がり、そして納付する年金もアップするというトリプルパンチを食らう。

これはもう怒りを通り越して、あきらめの境地だろう。

これだけでなく、国の大借金の問題もある。すでに1人頭800万を超える借金になっている。そんな借金、国が払うんだろう・・・と思っても、国とは架空のものだから、払うのは国民の一人一人になる。一人一人は直接的に払う必要はないが、消費税や各種税金を通して間接的に支払うことになる。

こんな負債を抱え込んでしまったのは、必要もない道路を作り続け、必要もない各種補助金を投下し続けているからである。自分たちの組織や自分たちの世代のことだけを考え、次の世代のことなど何も考えていない。

若ければ若いほど年金や国の借金に苦しめられる。

これから解放される道は「ゆりかごから墓場まで」、つまり生まれた年から、年間80万円ほどのベーシックインカムをもらうことしかないのである。つまり80才まで生きれば6400万円もらえる。現在70才の人なら80才までに800万円もらえる。

ベーシックインカムしか、若い人がメリットを受けるシステムはない。新聞はこのことを知っていながら、具体的説明(解説)をほとんど新聞に載せない。

 
「高齢者(特に団塊の世代)がもらい過ぎになる年金システム」を見直し、新たにベーシックインカムという最低保障年金を構築していかなければ、格差社会の中で落伍した人の生きていける道はない。

45才までの新規就農者に年150万円×7年間=1050万円を支給して新規就農を促しても、もらえる人は限られる。こういう補助金ではなく、年80万円のベーシックインカムを元手に「いざとなったら農業があるさ」という逃げ場を農業に確保することが、この国の農業を底辺で支えることにつながる。

小さな家庭菜園型農業しか、この国の農業を支えれないと考える。大規模農業は、環境破壊型農業であり、癒しには決してならない人間疎外型農業であり、天候異変の影響も受けやすい。つまり大規模農業や集落営農(補助金の受け皿と考える)に湯水のごとく予算を計上しても「全く無駄な結果」に終わるだろう。

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昨日の記事のおわび

  
昨日のスマートフォンとタブレット端末に関する更新記事は誤りが多かったようです。まことに失礼しました。 

実際に購入するには、詳しい人に聞いたり、電気店の人に説明してもらったり、「使用頻度」と「維持費用」もよく考える必要がある。

持ち運んで使いたいなら、出張サラリーマンがよく使っているノートブックパソコンのようなものがいいのではないかと、親しい人に言われた。その場所で更新できなくても、画像や文が保存できさえすれば、更新は後日できる。


12月30日に購入した光崩壊性マルチは、生分解性マルチと交換してもらうことにした。光崩壊性マルチの注意書きにあった「完全に消えて無くなるものではありません」という表示が気になった。
 
具体的なことは「サンプラック工業㈱」のホームページに出ています。

12月30日に購入した光崩壊性マルチの価格  
95幅×200m=2480円
120幅×200m=3120円
135幅×200m=3530円

光崩壊性マルチは3種類で9130円だったので、生分解性マルチは95幅(4880円)と135幅(6880円)の2種類だけにして差額の2630円は支払うことにした。 

無料の「草マルチ」か「藁マルチ」が理想だが、それには作付面積のさらなる縮小を伴う。


12月29日の夕方頃から急に痛くなった腰痛が治らないので医者に行った。内臓が原因で腰痛になることもあるが、そうではなくてよかった。
 

春夏作のワンパックに比べて秋冬作のワンパックは、箱詰め終了までの時間が2倍かかる。キクイモやサトイモの収穫に手間取るし、ホウレンソウやネギの「しょうやく」にも時間がかかるし、ニンジンやダイコンの葉や土を落としたり、ハクサイやキャベツの外葉を取り除く作業に時間がかかる。春夏作は果菜でも葉菜でも摘み取りだから時間はかからない。

早朝は凍っているので、今の時期のワンパックは葉物以外は前日に収獲をしている。


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(今日の夕飯)
ダイコン、ニンジン、タマネギ、ゴボウ、アゲ、コンニャク、ヒラテンの煮物・・ボクがよく作る煮物でゴボウはもらいもの 

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スマートフォン タブレット端末

 
 
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お正月でも、電柵の開閉とヤギとニワトリの世話という3項目は欠かせない。

元旦の新聞に「スマートフォン」の特集記事が載っており、12月23日には「タブレット端末」の解説記事があった。

携帯が必要と思ったことはないが、「スマートフォン(ポケットに入る小さなパソコンに電話機能がついたもの)」に関しては欲しいと思った。

スマートフォンは2011年から急激に広がった機器のようだ。従来型携帯電話向け定額料金よりは1500~2000円程度高いが、月5000~6000円程度が主流らしい。

スマートフォンがどれくらいするのか書いてなかったが、定額料金は自分の場合、「農業新聞」の購読を止めれば月に2500円はまわせる。


もう一つ欲しいと思ったのが「タブレット端末(ほとんどパソコンと一緒であるが、厚さ9ミリ、重さ600gと軽くて持ち運びが便利)」。


この2つの機種があれば、尊敬するKさんが毎年農業指導に行かれているネパールを取材することができると思った。Kさんはすでに古希を過ぎておられるので、1年1年が大事な年齢になっている。単なる物見遊山や観光でご一緒させて頂くのではなく、この21年間にわたってKさんがネパールで取り組んで来られた業績が、この2機種があればブログで紹介できる。

今、波が来ていると思った。もちろん今年ではない。来年かもしくは再来年か。

ネパールの航空運賃は往復で12万円ほど。集落の人に依頼する家畜の世話と電柵の開閉に1日2千円×20日間=4万円。大阪までの旅費2万円。その他の費用7万円とすると合計で25万円ほど。最初で最後になるかもわからないので、これくらいの自己投資はなんとかできる。 

スマートフォンとタブレット端末の2機種の合計金額はどれくらいになるのだろうか。これらの機種の使い方はO君からマンツーマン指導を受けることもできる。

自分の経済事情や諸々の事情から、計画倒れになるかも知れない。Kさんの年齢から考えても、4年内に実行できなければ難しい。

目標は内に秘めるのではなく、しょっちゅう頭に浮かべなければ、実現はできない。


ヤギがそうだったように何かにトライした時、運命の歯車が変わっていくこともある。

ヤギは直売所出荷や援農やミツバチ飼育のきっかけとなる大きな出会いを与えてくれた。


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2日の夕飯(ホウレンソウのおひたし、ハム、ハクサイ、ダイコンの千切りをドレッシングで、サバの生姜煮)

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3日の夕飯(ハクサイ、筑前煮風)

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インテレクト  インテリジェンス

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朝のお雑煮。本年もどうぞよろしくお願い致します。

3時間ほどかけて新聞を遅読した。 

インテレクトは知性

インテリジェンスは知識

遅読は知性をはぐくみ、速読は知識をはぐくむ。

なかなか両立しない。

還暦を来年に控えた今年は、遅読の生き方をしたい。 

今日の新聞から・・・

オバマ大統領
大統領選挙は今年11月。若者や無党派の心を再びつかむには、タフな自画像の想像が必要だ。変革の歴史の奔流は今、その申し子を突き放し、真の実力を試そうとしている。

高倉 健(80歳)
「普通の役者とは違うかもしれませんが、僕はその人物を好きにならないと演じられない。自分が同じ状況になったら『こう言いたい』と僕自身が思えなければ、セリフを言えないんです」・・・朝日新聞の新春の「ひと」欄に出ていた。80歳・・・写真では50歳くらいに見えた。 


昭和30年代頃までの自給自足の時代には「口減らし」という言葉がよく使われた。それが現代では「シェアー」という言葉を見かけるようになった。乗り物でも、住居でも、食事でも・・・。
「格差社会を生き延びる工夫なのか、孤独を癒す手段なのか、人口減で縮みゆく経済、そして東日本大震災を背景に、価値観が変わりつつある社会なのか、つながりを求める人々の姿を追います」(朝日新聞1月1日) 

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
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