初出荷。緊張していたのか5時頃に目が覚めたが、起きたのは6時前。
画像は左からレモンタイム、レモンバーム、アップルミント。量は適当に少しずつ入れてハーブティセットとして単価90円のシールをつけた。12袋ほど作った。
タマネギ3個(約600グラム)→単価90円のシールをつけていたら、単価120円で十分売れると同じ出荷者が言ってくれた。
他にサニーレタスとチマサンチュを出荷した。
ここはスーパーの産直で、自分以外の7人は30代、40代の若い生産者で、同じ瀬戸内市在住。それぞれ、かなりハイレベルの野菜を出してくる。野菜の最も少ない3月、4月も出荷を続けていたようだ。完全無農薬、無化学肥料の人も何人かいる。
7人ともハウスを持っているので、今日はすでにトマト、ピーマン、キュウリ等も出荷していた。
農業年数はボクよりかなり短いが、とっくに追い抜かれて真似はできない。
真似はできなくても、若い人と同じ場所にいると元気が出る。誘ってくれたKさんに感謝。
最近、近くに直売所がいっぱいできている。車で30分以内に8ケ所。過当競争であるが、生産者としては直売所を選んで出荷できる。
いくら直売所が多くても、出す野菜がなければ話にならない。
ハーブティに関しては、POP(ハーブティの作り方の方法を書いた表示)をつけることと、店長さんが進んで販促してくれる直売所でないと、なかなか売れないと思う。売れても1日10袋ほど。10袋でも3店舗なら30袋。そんなにうまくいったら・・・
夕方、ヤギが食べた後の雑木を焼いた。あまりにも量が多くなったので、この辺で焼いておこうと思った。
1時間近く焼き、火勢が衰えて下火になってから、トタン板をかぶせ、その上に土を置いた。
これで結構、炭が取れるのではと思った。
終わってから、もっと簡単な方法はないかと考えていたら、ふと、「クン炭作り」の時の消火方法が頭に浮かんだ。
クン炭作りの時は、最後に煙突を取り除き、クン炭を少し広げ、タゴで1荷(20リットル×2)の水をかけ、また元の山に戻し、もう一度表面だけジョロで素早く水をかけ、大急ぎで薄いポリをかぶせて空気を遮断して消火するが、この方法が応用できないかと考えた。
つまり、火勢が衰えて下火になってから、ジョロで1~2杯水をかけて表面上だけ消火し、籾殻(もしくはクン炭もしくは灰もしくは落ち葉)を素早く全面にかぶせて、ポリで覆ったらどうだろうか。
水を多量に使うと出来上がった時の状態がよくないと思うが、ジョロ2杯ほどなら全然問題はない。
ポイントは水を散布した後、籾殻、クン炭、灰、落ち葉のうちどれを使うかだと思う。
次回に焼く時は、今回焼いてできた「灰」を、ジョロで散布後にかぶせて見ようと思う。
「灰」でうまくいくなら、これが最も簡単である。
炭焼きは、時間と手間と技術がいるが、単に野焼きをして、上記の方法でいくらかの炭と灰がとれるなら、自分にはこの方法が一番合っている。
この方法でも年間では相当の炭と灰が確保できると思う。
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ツルナシインゲンの種を播いた。予定より10日ほど遅れた。
液肥にナタネカスを入れた。窒素分の補給にはナタネカスを使うしかない。
農業は個人(一人)でするから面白いのであって、組織でするなら加わりたくない。集落営農(集落法人)が長く続くとは全く思わない。補助金がなくなれば空中分解するだろう。
農業に大きな投資をしてはいけない。投資した金額はなかなか回収できず、負債として残る可能性の方が高いのではなかろうか。
農業になぜ大きな投資をするのだろう。自然の中で気分まで大きくなってしまうのだろうか。8万円ほどのパソコンを購入する時には相当に吟味するのに、農業には、思慮もなく300~400万を投資する。
農業が癒しになるのは、規模が小さく、機械をあまり使わず、少量多種類生産で、少羽数のニワトリがいて野菜残さをリサイクルしてくれるような農業をしている場合だけである。
農業は小さければ小さいほどよい。
農業は組織でするものではない。
農業は一人でするものである。
独立自営業だからこそ、農業に転身したい人が多い。
機械化するほど大規模にしてはいけない。
化学肥料や農薬を全く否定することはよくない。
売ると損をするのが農業である。徹底して支出(経費)の少ない農業をし、売上に依存しない農業をすることがポイント。
旬に忠実な農業をすれば身体的に楽で、農閑期が持てる。
農業では手取り100万円の攻防だろうから、それ以上の収入が必要なら農業は止めておいた方がよい。自分ならもっと稼げる…凡人なら無理。
農協組合員であるが、20年間ほとんど農協とは関係なくやってきた。野菜を出荷したことは一度もなく、農業指導は同業の農家から受けたいと思ったし、農業資材は取り扱っている店が近くにたくさんある。
数年前から米ぬかを農協のカントリーエレベータで時々もらっているので、全く関係がないということもない。
健康のために、あまりがんばりすぎないようにしようと思うが、微々たる金額を稼ぐためにがんばらざるをえないことも多い。
サラリーマンの1年分の収入は農業の10年分の収入。
それでも農業補助金は反対である。農業補助金がもらえるのは国の政策に沿った一部の農業者であり、長年、莫大な補助金が農業の現場に投下され続けてきたが、それに反比例するように農業は衰退の一途である。ほとんど無駄な補助金になっている。
個人に対する農業補助金の公開は難しくても、農業法人や集落営農に対する補助金はインターネット上でも検索できるように公開されるべきである。
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