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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

飼料米と輸入飼料

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 新年だから、何か希望に満ちたことを書こうと思ったが、あまリ思い浮かばない。せめて、画像だけでも「希望」を現そうと、梅と麦にした。

  

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 今年は牛年。当地の「牛神様」は、お墓のすぐ上にある。牛神様はあるのにニワトリ神様はない。どちらも昔から集落で飼われていたが、ニワトリより牛の方が重要な家畜だったのだろうか。

 
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 牛神様のすぐそばの道を50メートルほど行くと、そこは隣村との峠のような場所である。今のような道ができる前は、この山道を通って隣村と行き来していたのだと思う。
 
 まだ自転車もなかった2世代前の祖父母の時代には、集落内や隣村との縁組みが多かったようである。我が家も、祖母は集落内から嫁いでいるし、祖父の姉も集落内に嫁いでいる。だから集落内に親戚が多い。
 
 この峠の山は「マツタケ山」であり、45年ほど前まではたくさんのマツタケが生えた。だから戦前の頃には、隣村との行き返りに、ちょっと山の中に入り、マツタケやシメジを見つけては、晩のおかずの一品にしただろうと思う。山が自分の身辺の一部だった時代である。

 現代人は山や土や川や田んぼから、すでに拒絶されている。あまりにも自然から遠い存在になった。これが人間の精神の退廃や疎外感を生んでいる。しかし、自然に触れ合う仕事を選択すると生活が苦しい。だから人は生きるために自然との接触を断念せざるをえない。

 自分は商工業の社会で早々と敗れ去ったために、失意の中で農業と出合ったが、普通なら、60才になるまで待たなければならないはずだった。



飼料米と輸入飼料
 
 生産者米価は今、1俵(60キロ)が12500円ほど。
 10アールあたりの収量は、よく取れて10俵(600キロ)。
 だから収入は12500円×10俵=12万5千円。

 飼料米は、1俵(60キロ)が3000円ほど。
 10アールあたりの収量は12俵(720キロ)。
 飼料米には、10アールあたり約6万円の補助金がおりる。
 だから収入は、3万6千円+6万円=9万6千円 

 上記は、飼料米を1キロ、50円として計算した。
 
 高騰前の輸入トウモロコシは、1キロ、約30円。つまり、もっと安く飼料米を作れるようにするか、もっと補助金を増やさないと、飼料米の作付は「採算が合わない」ということになる。10アールあたり6万円もの補助金をつけても、まだ輸入飼料の方が安くつくという、厳しい現実である。

 そんなに補助金をつけてでも、国産飼料を作らなければならないのだろうか。頭数を減らす必要があると思う。
 
 
 
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(今日の朝食)
雑煮・・・餅3個、ホウレンソウ、アナゴ、カマボコ、ニンジン

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
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