あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

松丘保養園  山野辺昇月さん



頼られる視力大事に早寝する




印鑑を逆さまに捺す失意の日




ひと筋の糸にいのちを託す蜘蛛




山野辺昇月さんの過去記事


2030年 農業の旅→ranking


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松丘保養園  田畑夏泉さん



入浴の支度に義肢の手間が要り




会いに来た子等が笑いを置いて行き




あばら骨見せて死線を越えた笑み




人形抱き母となれない子守唄




下積みの日を忘れまい竹箒




引っ越しに義肢も手ごろの荷を運び


田畑夏泉さんの略歴
松丘保養園 大正9年5月秋田県生れ。昭和23年北柳吟社入会。『浮雲』第三集(昭和45年)『浮雲』第四集(昭和55年)に採録。


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松丘保養園  佐藤風柳子さん



もう一度癒ってみたい汽車の音




黄昏を軍歌で戻るランドセル




見送りの母の涙が目に残り




温泉の街のひっそり暮れてなまめく灯




豊作が早めてくれた嫁の口




貧しくも一家賑わす子が生まれ




母の智慧子の智慧慰問文が出来




鐘の音淋しく人生観に触れ



佐藤風柳子さんの略歴
松丘保養園 明治44年秋田県生れ。昭和9年10月北柳吟社入社。『浮雲』第一集(昭和15年)に採録。


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松丘保養園  築館奇骨さん



どこまでも嘘が嫌ひで苦労性




療養所これきりの世を皆悟り




朝霧の中働けた日もありし




子はみんな破れ障子へよく育ち




無一文憎らしいほど空は晴れ




四十代筋道の立つ嘘をつき




女房の機嫌番茶の色も冴え




運命を天に任せて寝転がり


築館奇骨さんの略歴
松丘保養園 明治31年5月青森県生れ。昭和6年1月北柳吟社入社。『浮雲』第一集(昭和15年)『浮雲』第二集(昭和35年)『浮雲』第三集(昭和45年)『浮雲』第四集(昭和55年)に採録。


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松丘保養園  小野みつるさん



故郷からの手紙へ外に泣きに出る




新患の話我が身へ突き当り




反省を妻も静かに聴いてくれ




古写真こんな若さもあったのか




争ったその夜を妻も寝そびれる


小野みつるさんの略歴
松丘保養園 明治28年山形県生れ。昭和8年北柳吟社入社。『浮雲』第一集(昭和15年)『浮雲』第二集(昭和35年)に採録。


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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