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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

キンリョウヘンの開花まで、あと40日


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備前平野に春を呼ぶ「西大寺の裸祭り(2月の第3土曜日)」が終ると、いよいよ、キンリョウヘンも35キロ地点にさしかかる。42キロのゴール地点は4月1日(開花目標の日)である。


開花まで40日を切った今日、キンリョウヘンを田んぼに移動した。家の南向きの軒下では、朝日があたるのが9時半頃になるから。


花茎の伸長には、8時頃からの朝日と、水やり回数を増やして、花芽に春の到来の刺激を与える。


12月、1月、2月の3ヶ月間、そのままの状態を保ちながら休眠していたような花芽も、3月に入ると花芽の茎が伸び始める。


世話は家の軒下に置いていた時とあまり変わらないが、日除けのない田んぼなので、画像のように、陽の射す側から、透光率30%ほどの寒冷紗をトンネルの7割ほどにかぶせている。


寒冷紗をかぶせる時間帯は、晴れた日は9時半~4時頃である。


トンネルを作り、べた掛け資材のパオパオを二重掛けし、その上からポリをかぶせ、その上に寒冷紗をかぶせる。あまり高温にならないようにポリのすそを少し開ける。


家に帰る前に、ポリのすそを閉め、古毛布をかぶせ、菰をかぶせ、雨避けのブルーシート(右の画像)をかぶせる。


朝、田んぼに来たらブルーシートをとり、菰をとり、古毛布をとり、寒冷紗もとる。


ポイントは、
(1)午前8時頃からの太陽に当てるため、日陰のない田んぼに置く。

(2)それまでの週1回の水やりを3~4日に1回にふやす。

(3)葉焼けしやすいので寒冷紗が必須と思う(覆う位置をしばしば変える)。

(4)あまり高温にならないようにポリのすその開閉をこまめにする。

これからの40日間は、(3)と(4)の世話のため、春の農作業をしながら、たえずキンリョウヘンを気にかけて、何度もチェックしている。だから開花まで、家と田んぼの往復だけで、あまり外出しない。


4月1日の開花を1年でも早くマスターして、コツをつかむ。ぼくも4年ほどかかったが、その後はずっと成功している。
 


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キンリョウヘンの水やり



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キンリョウヘンの水やりをした。ガスコンロで湯をわかし、外の簡易水道の水で薄めた「ぬるま湯」を、ジョロの先をとって、葉にあたらないように株元に注ぐ。

1週間に1度、忘れないにする。

昼は陽射しが強ければ、黒い寒冷紗を陽の当る半分にかぶせて日除けをし、朝9時半頃には、菰をとり、古毛布をとり、ポリの裾を少し開けて、あまり高温にならないようにする。夕方には、ポリを密閉し、古毛布をかぶせ、菰をかぶせる。

夜の10時~11時頃、寝る前に電熱マットの電源を入れ、朝8時頃には電源を切る。こうしないと電気代がかなりかかる。


ひとつひとつの作業自体は、ちょっとの時間しかかからないが、絶えずキンリョウヘンのことを心の片隅において、うっかり忘れの無いようにする。特に日除けの寒冷紗に関して。

12月~2月の3か月間は、成長が止まったように芽は伸びないが、3月に入ると急に目覚めて来る。

「絶えず、キンリョウヘンを気にかけておく」、「絶えず、キンリョウヘンに心の目を向けておく」、これが難しいようで、分蜂の始まる4月1~2日にまにあうように、花を咲かせれる人は少ない。

ぼくは農業に関して「苦手な作業」がとても多いが、キンリョウヘンに関しては、
(1)手先の器用さも必要とせず
(2)苦手な工具を使うこともなく
(3)単なる単純作業である

ただ

(1)常に目をかける、心に留めておく
(2)少しだが日々、手をかける

忙しい農業者はこれができないようである。自分の場合はニワトリの世話、キンリョウヘンの世話、野菜の世話、野菜を使った料理、夜のブログ等は「農業総体」の中に組み込まれていて、その中の一つとしてキンリョウヘンの世話やミツバチの見回り(真冬も)があるので、どれかを忘れるということはない。


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3群が越冬中


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春の分蜂で7群に増やしていたが、現在は3群のみ。今年の夏の高温等が原因で4群が消滅した。

12月に入った頃から、巣門を少しせばめ、一部は閉鎖した。

12月中旬頃、巣箱の外側の3面をダンボールとポリの「プチプチ」で覆い、寒さ避けをした。

このままつつがなく4月頭の分蜂期まで持ちこたえて欲しい。田んぼの2群は毎日数回、山の1群は2~3日に1回は見回りをしている。

今日は小春日和の1日で、午後からは動きも活発だった。10度以下の時間帯は、外にあまり出ない。

巣箱を置いている底板は、春~秋のように10日に1回というペースではなく、20日に1回ほどのペースで掃除をしている。掃除をしている時に、手鏡で見たりしなくても、巣箱の中の状況がどうなっているか、蜂の様子でわかる。

4月2~3日に始まる第1分蜂に向けて、当地では2月中旬頃から動きが活発になる。


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キンリョウヘンの育て方


キンリョウヘンは、株分けした年には花芽があまりつかないと思っていたが、7割方、2~3個の花芽が11月中旬に出た。大きな認識不足だった。

株分けは確か5月連休明け頃で、活着するまでは日陰に置いて、毎日忘れずに水やりをし、活着した6月頭から、ナタネカスの置き肥えを5号鉢に毎月6個置き、薄い液肥を週に1~2回、どちらも10月末まで続けた。


キンリョウヘンの育て方


(1)NHK趣味の園芸(シンビジューム)を一度通読すると、キンリョウヘンの育て方がわかると思います。大体、同じ生育サイクルと思います。1冊950円

(2)分蜂が終るのは当地では5月12日頃ですが、5月に入ったら早めに花茎を切る。花は1ヵ月以上咲き続けるので、長く置くと株が弱る。その後は一輪挿しにしても、誘因効果は同じと思う。

(3)花茎を切ったらすぐにナタネカス等の置き肥えを5号鉢なら6個ほど置き、1ヵ月ごとに新しい置き肥えと取りかえる。ハイポネックス等の液肥は、薄いのを週に1~2回与える。肥料は10月末までで、その後は一切与えない。
置き肥えは1ヵ月ごとに取り出さないと、そのままにすると「目詰まり」して排水が悪くなる。

(4)キンリョウヘンは水を好むので、真冬でも1週間に1度は忘れないようにたっぷり与える。夏場は毎日与える。春、秋は2~4日に1度でいいが、花茎の伸びる3月は水の要求量が多いので、寒くても2日に1度は与える。

(5)置き場所は8割方は日陰になる場所がよく、よい日陰がなければ、透光率30%ほどの寒冷紗をかぶせる。

(6)梅雨の雨はいくらあてても構わない。私の場合は8割方日陰で雨のあたる場所に放置している。逆に水やりを忘れることが致命的となる。

(7)5号鉢ともう一回り大きい6号鉢のどちらがいいかはよくわからない。6号鉢の方が花芽の数が多く、水やりが少し遅れても致命的とはならないと思うが、株分けまでに年数がかかる。どちらも百均の鉢を利用している。

(8)株分けは鉢を金槌で割り、ノコギリかナイフ(包丁)で3~4等分し、それ以上には小さくしない。

(9)5月連休に株分けしたら、活着するまで肥料は与えず、水やりだけは毎日欠かさない。1日じゅう日陰に置く。6月からは株分けしなかった鉢と同様の肥料を10月末まで与える。

(10)土は私の場合はコメリの「シンビジュームの土」(600円ほど)を利用している。

(11)咲き始めの1~3本はリポビタンD(またはオロナミンC)の一輪挿しにし、鉢に2本だけ残している。順番に咲いて来るから。

(12)花には必ずタマネギネットをかぶせる(一輪挿しには小さいのを、鉢には大きいのを)。受粉すると効果はない。

(13)花がひとつでも咲き始めると、蜂がめざとく見つけて飛来するの要注意。

(14)花芽は11月中旬には出始めるので、花芽を確認しながら、11月中旬頃(初霜の前に)に田んぼから、家の軒下(南向き)に移している(日中の葉焼けに注意)。私は陽射しの強い時間帯は黒い寒冷紗をかぶせている)。12月頃から1畳の園芸マット(電熱マット)の上に置き、最低温度を5~6度に設定して、夜間だけセットしている。12月~2月の間は花芽はほとんど伸長せず、3か月間、動きは少ない。

(15)2鉢なら(1鉢で2~4本の花芽が出るから2鉢だと4~8本)電熱温床などいらず、日中は暖かい縁側(薄いカーテンで日除けした状態)に置き、夜間は台所や居間(家中で最も暖かい場所だが、20度を超えるのはよくないと思う)に移動する。面倒くさくてもこれに慣れる必要がある。分蜂群を捕獲すること=キンリョウヘンを4月1日開花目標にして世話をすること。

(16)寒い時期は、ジョロの先をはずし、葉面散布はせずに、株元だけに「ぬるま湯」を与えている。

(17)2月20日頃から3月末までの40日間の世話が特に大切と思う。それまで家の軒下に置いていたキンリョウヘンは9時半を過ぎないと太陽があたらなくなるので、まだかなり寒く、電源もないが、田んぼに移し、午前8時には太陽があたるようにする。花茎の伸長には午前8時からの太陽と、3月に入ったら2日に1度の水やりが必要と思う。この場合の水は、家の軒先のように「ぬるま湯」というわけにはいかないので、ジョロにため置きし、太陽光線で少し温めた水を、日中の温かい時間帯に与えている。なおこの時期の「葉焼け」は禁物で、10時~3時頃までは黒い寒冷紗を被せている。

(18)キンリョウヘンの花が咲くまでの40日間は目が離せない。朝8時には雨避けのブルーシートを取り除き、菰(コモ)を取り除き、古毛布を取り除く。古毛布の下はポリで、その下には不織布を二重掛けにしている。
日中は高温になり過ぎる場合もあり、トンネルにしたポリの開閉(2枚の不織布は開閉せず、ずっとそのままにしている)も必要なので、農作業をしながら、絶えずキンリョウヘンに注意を向けている。

(19)高温にするには太陽光線が必要であるが、「葉焼け」には太陽光線を防ぐ寒冷紗等が必要という「逆説」が生じるので、この微妙なバランスの世話がポイントと思う。夕方4時頃には、ポリの上から古毛布をかぶせ、菰(コモ)をかぶせ、雨避けのブルーシートをかぶせる。

(20)どんな方法でも4月1日に開花さえすれば、その方法があなたにとってベストと言える。育て始めた初年度の一発で花を咲かせるようにしないと、二浪、三浪と続いて、何年たっても、やり方が覚えれない。そういう私は試行錯誤しながら3年もかかった。


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パワー炸裂 連日の100%産卵



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メンドリ18羽、オンドリ1羽であるが、一昨日17個、昨日18個、今日18個で、まさに100%産卵になった。


8月中旬頃から産まなくなり、3ヶ月ほど産卵停止状態だったので、「病気だろうか」と心配したが、原因は「餌」だった。


購入飼料だけの時は、餌をケチって、朝、餌を与えると3~4分の間に食べ終わり、あとは青菜で腹をふくらませていた。


11月に入って稲作農家がコゴメをくださり、農業仲間が時々「豆腐カス」を持って来てくれて、餌の量が3倍以上になり、1時間が過ぎても「食べ残し」があるような状態にしておいたら、満を持していたかのような「メンドリパワー炸裂」だった。


100%産卵など過去に経験したことがない。


こんなに産むと処分に困る。


ヒヨコで導入してから4年間飼うので、母体がいつまでも若々しく保てるように、3~4日に1個、つまり1日に4~5個産んでくれたら十分なのに。


病気ではなかったことがわかったので、今後は徐々に餌を減らして産卵を抑える。


ニワトリを飼う目的は「野菜残渣」や「虫食い野菜」の処理のためである。ハクサイやキャベツの外葉、ダイコンやカブやニンジンの葉など、ニワトリを飼っていなかったら田んぼに放置するようになるが、ぼくの場合はニンジンの葉1本も無駄にすることなく、鳥小屋に持ち込む。だから収穫後の畑がいつもきれいである。


秋冬野菜では、ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブ、ニンジンが、

春夏野菜では、エンサイ、ツルムラサキ、エダマメ(今年は鹿にやられて全滅)が主な青菜になっている。

どれくらい食べるかというと、19羽で、大型ハクサイ2個なら1日で跡形もなくたいらげる。つまり、青菜5キロほど。実際にはこれ以上を毎日与えている。


10月末~3月末頃までの5か月間は草が伸びないので、青菜の主体は野菜残渣か野菜そのものになる。ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブ、加えてミズナは、「ワンパックに必要な出荷個数」に加えて、ニワトリに与える青菜としてプラス計上して植える。


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在65才、農業歴29年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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