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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

キンリョウヘンの育て方


キンリョウヘンは、株分けした年には花芽があまりつかないと思っていたが、7割方、2~3個の花芽が11月中旬に出た。大きな認識不足だった。

株分けは確か5月連休明け頃で、活着するまでは日陰に置いて、毎日忘れずに水やりをし、活着した6月頭から、ナタネカスの置き肥えを5号鉢に毎月6個置き、薄い液肥を週に1~2回、どちらも10月末まで続けた。


キンリョウヘンの育て方


(1)NHK趣味の園芸(シンビジューム)を一度通読すると、キンリョウヘンの育て方がわかると思います。大体、同じ生育サイクルと思います。1冊950円

(2)分蜂が終るのは当地では5月12日頃ですが、5月に入ったら早めに花茎を切る。花は1ヵ月以上咲き続けるので、長く置くと株が弱る。その後は一輪挿しにしても、誘因効果は同じと思う。

(3)花茎を切ったらすぐにナタネカス等の置き肥えを5号鉢なら6個ほど置き、1ヵ月ごとに新しい置き肥えと取りかえる。ハイポネックス等の液肥は、薄いのを週に1~2回与える。肥料は10月末までで、その後は一切与えない。
置き肥えは1ヵ月ごとに取り出さないと、そのままにすると「目詰まり」して排水が悪くなる。

(4)キンリョウヘンは水を好むので、真冬でも1週間に1度は忘れないようにたっぷり与える。夏場は毎日与える。春、秋は2~4日に1度でいいが、花茎の伸びる3月は水の要求量が多いので、寒くても2日に1度は与える。

(5)置き場所は8割方は日陰になる場所がよく、よい日陰がなければ、透光率30%ほどの寒冷紗をかぶせる。

(6)梅雨の雨はいくらあてても構わない。私の場合は8割方日陰で雨のあたる場所に放置している。逆に水やりを忘れることが致命的となる。

(7)5号鉢ともう一回り大きい6号鉢のどちらがいいかはよくわからない。6号鉢の方が花芽の数が多く、水やりが少し遅れても致命的とはならないと思うが、株分けまでに年数がかかる。どちらも百均の鉢を利用している。

(8)株分けは鉢を金槌で割り、ノコギリかナイフ(包丁)で3~4等分し、それ以上には小さくしない。

(9)5月連休に株分けしたら、活着するまで肥料は与えず、水やりだけは毎日欠かさない。1日じゅう日陰に置く。6月からは株分けしなかった鉢と同様の肥料を10月末まで与える。

(10)土は私の場合はコメリの「シンビジュームの土」(600円ほど)を利用している。

(11)咲き始めの1~3本はリポビタンD(またはオロナミンC)の一輪挿しにし、鉢に2本だけ残している。順番に咲いて来るから。

(12)花には必ずタマネギネットをかぶせる(一輪挿しには小さいのを、鉢には大きいのを)。受粉すると効果はない。

(13)花がひとつでも咲き始めると、蜂がめざとく見つけて飛来するの要注意。

(14)花芽は11月中旬には出始めるので、花芽を確認しながら、11月中旬頃(初霜の前に)に田んぼから、家の軒下(南向き)に移している(日中の葉焼けに注意)。私は陽射しの強い時間帯は黒い寒冷紗をかぶせている)。12月頃から1畳の園芸マット(電熱マット)の上に置き、最低温度を5~6度に設定して、夜間だけセットしている。12月~2月の間は花芽はほとんど伸長せず、3か月間、動きは少ない。

(15)2鉢なら(1鉢で2~4本の花芽が出るから2鉢だと4~8本)電熱温床などいらず、日中は暖かい縁側(薄いカーテンで日除けした状態)に置き、夜間は台所や居間(家中で最も暖かい場所だが、20度を超えるのはよくないと思う)に移動する。面倒くさくてもこれに慣れる必要がある。分蜂群を捕獲すること=キンリョウヘンを4月1日開花目標にして世話をすること。

(16)寒い時期は、ジョロの先をはずし、葉面散布はせずに、株元だけに「ぬるま湯」を与えている。

(17)2月20日頃から3月末までの40日間の世話が特に大切と思う。それまで家の軒下に置いていたキンリョウヘンは9時半を過ぎないと太陽があたらなくなるので、まだかなり寒く、電源もないが、田んぼに移し、午前8時には太陽があたるようにする。花茎の伸長には午前8時からの太陽と、3月に入ったら2日に1度の水やりが必要と思う。この場合の水は、家の軒先のように「ぬるま湯」というわけにはいかないので、ジョロにため置きし、太陽光線で少し温めた水を、日中の温かい時間帯に与えている。なおこの時期の「葉焼け」は禁物で、10時~3時頃までは黒い寒冷紗を被せている。

(18)キンリョウヘンの花が咲くまでの40日間は目が離せない。朝8時には雨避けのブルーシートを取り除き、菰(コモ)を取り除き、古毛布を取り除く。古毛布の下はポリで、その下には不織布を二重掛けにしている。
日中は高温になり過ぎる場合もあり、トンネルにしたポリの開閉(2枚の不織布は開閉せず、ずっとそのままにしている)も必要なので、農作業をしながら、絶えずキンリョウヘンに注意を向けている。

(19)高温にするには太陽光線が必要であるが、「葉焼け」には太陽光線を防ぐ寒冷紗等が必要という「逆説」が生じるので、この微妙なバランスの世話がポイントと思う。夕方4時頃には、ポリの上から古毛布をかぶせ、菰(コモ)をかぶせ、雨避けのブルーシートをかぶせる。

(20)どんな方法でも4月1日に開花さえすれば、その方法があなたにとってベストと言える。育て始めた初年度の一発で花を咲かせるようにしないと、二浪、三浪と続いて、何年たっても、やり方が覚えれない。そういう私は試行錯誤しながら3年もかかった。


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パワー炸裂 連日の100%産卵



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メンドリ18羽、オンドリ1羽であるが、一昨日17個、昨日18個、今日18個で、まさに100%産卵になった。


8月中旬頃から産まなくなり、3ヶ月ほど産卵停止状態だったので、「病気だろうか」と心配したが、原因は「餌」だった。


購入飼料だけの時は、餌をケチって、朝、餌を与えると3~4分の間に食べ終わり、あとは青菜で腹をふくらませていた。


11月に入って稲作農家がコゴメをくださり、農業仲間が時々「豆腐カス」を持って来てくれて、餌の量が3倍以上になり、1時間が過ぎても「食べ残し」があるような状態にしておいたら、満を持していたかのような「メンドリパワー炸裂」だった。


100%産卵など過去に経験したことがない。


こんなに産むと処分に困る。


ヒヨコで導入してから4年間飼うので、母体がいつまでも若々しく保てるように、3~4日に1個、つまり1日に4~5個産んでくれたら十分なのに。


病気ではなかったことがわかったので、今後は徐々に餌を減らして産卵を抑える。


ニワトリを飼う目的は「野菜残渣」や「虫食い野菜」の処理のためである。ハクサイやキャベツの外葉、ダイコンやカブやニンジンの葉など、ニワトリを飼っていなかったら田んぼに放置するようになるが、ぼくの場合はニンジンの葉1本も無駄にすることなく、鳥小屋に持ち込む。だから収穫後の畑がいつもきれいである。


秋冬野菜では、ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブ、ニンジンが、

春夏野菜では、エンサイ、ツルムラサキ、エダマメ(今年は鹿にやられて全滅)が主な青菜になっている。

どれくらい食べるかというと、19羽で、大型ハクサイ2個なら1日で跡形もなくたいらげる。つまり、青菜5キロほど。実際にはこれ以上を毎日与えている。


10月末~3月末頃までの5か月間は草が伸びないので、青菜の主体は野菜残渣か野菜そのものになる。ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブ、加えてミズナは、「ワンパックに必要な出荷個数」に加えて、ニワトリに与える青菜としてプラス計上して植える。


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キンリョウヘンの移動



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キンリョウヘンの花芽を確認しながら、初霜にはあてないように、田んぼから家の軒下へ移動した。

特筆すべきは、今年の5月連休明けに株分け(元の鉢は6号鉢が3鉢)した13鉢のうちの7鉢で平均2つの花芽を確認できたことだった。

株分けした年の鉢は、花芽はあまりつかないと思っていたが、大きな認識不足だった。

株も大きくないのに3芽もついている鉢があった。

株が活着するまでは日陰に置き、毎日水遣りをして、根が活着するまで肥料は一切与えず、6月に入ってから与え始め、10月末までの5か月間、ナタネカスの置き肥えを鉢の上に6~7個置き(1ヶ月おきに取り換え)、液肥も週に1~2回は与えた。

キンリョウヘンを株分けしたら、このようにして見てください。株は貧弱でも(あまり小さく株分けしたらダメ)、花芽がつくと思います。

キンリョウヘンは12月、1月、2月の3か月間は成長が止まったように現状維持であるが、3月に入ると、突然のごとく花芽の伸長が始まる。

花芽の伸長には午前8時からの日照と、まだ寒くても2日に1回の水やりが必要と思う。ただ、この時期の「葉焼け」は禁物で、午前10時~午後3時頃までは「遮光ネット」を被せる。

キンリョウヘンの花芽が動き出す2月20日頃から、開花目標の4月1日までの40日間は、ほとんど外出はできず、キンリョウヘンにつきっきりである。3月からはぼつぼつ農作業も始まるので、農作業の合間合間に、絶えずキンリョウヘンに意識を向けている。



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ホームセンターで買った一畳の発泡スチロールを置き、その上に園芸マット(電熱マット)を置き、稲の苗箱を並べ、その上にキンリョウヘンの鉢を置く。

12月頃から夜間だけ、最低温度を6度に設定して電源を入れる。

まだ今の時期は暖かく、南向きの軒下だと、強い西日が射すので、昼前から黒い寒冷紗をかけて遮光する。「葉焼け」は禁物と思う。


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7月の炎天をしのぎ、3群が生き残った


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4群が消滅し、3群しか秋の彼岸を迎えることができなかった。

3群は今のところ順調である。

巣落ち防止桟を入れてなくても、落下は去年まで一度もなかったが、今年の夏、初めて3群で落下があった。よほど暑かったのだろう。板厚は15ミリだし。

落下しても1群はすぐに復活した。結果的によかったと思うのは、最下段の開閉扉を開けて落ちた巣を引きずり出し、バケツに入れて、巣箱の1メートル前に置いたら、4日ほどかかって、本巣へすべて持ち帰ってくれた。




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最初の画像の1群と、この2群が生き残った。

今年は7月の大雨の影響か、大スズメバチはあまり見かけないが、小型のスズメバチは頻繁に来襲するので、ペットボトルの捕獲器(酢50CC+酒50CC+市販のオレンジジュース1カップ)をそれぞれの群の近くに吊り下げた。


消滅した4群は、

(1)1群は6月中下旬に消滅したが、これは「無王群」だった。分蜂の大群が入ったのに、キンリョウヘンから妙に離れず、女王蜂がいないのかなと一瞬、頭をよぎったが、それが2ヶ月ほどして現実となった。巣がほとんど伸びていなかった。


(2)握りこぶしほどだった分蜂群は7月中下旬頃までキープしていたが、7月の暑さが応えたかも知れない。貯蜜を少し残して消滅した。


(3)1週間ほど連続して大量の蜂児が底板に積った1群は、その後2週間ほど経過した7月中旬頃に巣が落下した。蜂児が成虫になれず、群の蜂数が減り、巣を維持できなくなったのだろう。この群は落下後1週間ほどで消滅した。


(4)4群のうち1群だけ、風前のともしびの群がある。消滅群に加えたが、たまに出入りがある(落下して2ヶ月が過ぎたが)ので、正確に言えばまだ消滅確定ではない。この群も暑さで落下したと考えられる。落下した巣の中に大量の「スムシ」がいた。


それでもまだ3群が残っているので、ありがたい。毎日の見回りで出入りの状況をチェックし、蜘蛛の巣を取り払うのを日課としている。スズメバチが来襲していれば百均で買ったテニスのラケットで叩き落とす。カマキリは野菜の益虫だが、ミツバチも餌にされるので、巣門の近くで待機(待ち伏せ)していたらこれも仕留める。


見回りは楽しみであると同時に、回数多い足音(蜜蜂の天敵駆除)がミツバチに対する後方支援となる。



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第9弾入居


午後3時、ニワトリに青菜をやろうと思って、鳥小屋の方へ歩いていた時、竹やぶ沿いにまだ置いている「待受け箱」に眼をやったら、多数の蜜蜂が乱舞していた。

多分、分蜂の時に選んだ住居の居心地が悪く、新住居を探さざるをえなかったか、もしくは、選んだ住居が狭すぎて、巣がいっぱいになってしまったか、理由はそんなところだろうが、今までに6月18日~19日に2回入居した実績があるので、分蜂期は過ぎても、6月20日頃までは、まだ入る可能性があると思っていた。今日は26日なので、やはり6月下旬のこの時期は、最初に選んだ住居の良し悪しが表面化する時期なのだろう。

6時半がまわって薄暗くなり、大半の蜜蜂が巣に戻る頃を見計らって、もう一度田んぼに行き、竹やぶ沿いの待受け箱を山に移動させた。

この時期に移動してくる蜜蜂は、蜂数もそれなりに多く、蜜もいっぱい腹に蓄えてやって来たはずだし、明日から、元の住居の蜜がなくなるまで、新居へ蜜を移動させるはず。だから、山に移動したと同時に一つ継ぎ箱をした。

1週間ほど前に1群が消滅したが、また7群になった。定着してくれるかどうか、夏を越せるかどうか微妙だが、楽しみが一つ増えた。


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在65才、農業歴29年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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