あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

ミツバチに未来を感じる


2000年以上の昔から、田んぼ周辺の山で、世代交代を繰り返しながら生き続けて来たと思える日本蜜蜂。こんなに簡単に捕獲できて、こんなに簡単に飼えるということを8年前まで知らなかった。

インターネットの普及と共に、知識が共有されるようになり、巣箱や捕獲の方法が標準化され、マニュアル化され、一気に全国に広まったと思う。

9年前、蜂飼いの先人に出会ったこと

巣箱を作ってくれる木工作家の友人がいたこと

初めて設置した年に4群も捕獲できたこと

その後すぐに、5人ほどの蜂飼人に出会えたこと

だから今日を迎えることができている。


ぼくが死んだ後も、永遠にこの周辺(日本蜜蜂は半径2キロほどをエリアとする地域土着の蜜蜂だから)で生き続けていくのだろうと思うと、2000年以上の過去から、500年後、1000年後の未来を感じさせてくれる。

過去から未来へ、現在にたまたま出会った。ほんの少しでも手助けになっているだろうか、未来への橋渡し。

縁あって、住居となる巣箱を提示し、その選択にゆだねている。

蜜蜂が見えている風景、ぼくが見えている風景。住み家は自然の中にいくらでも見つけれるのか。ツバメのように人間の居住空間を好むようだが。

大スズメバチ等の天敵はたいした敵ではない。最大の問題は人間が散布する「農薬」であり、大きな環境異変だろう。


ぼくにできることは、巣箱の見回りくらいだが、これが楽しい。

頭の中で7群の状況をシミュレーションしながら、今日も寝に就く。



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ヒヨコの到着



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ヒヨコを宅急便の営業所へ取りに行き、4人でわけた。

ぼくはメス20羽、オス1羽を導入した。4年間飼ってまた入れ替える。

卵は6ヶ月経過したら産み始める。野菜の残渣処理が主目的で、卵は副産物。

最初の1週間は水とコゴメだけを与える。

 



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ヒヨコを配った先にはヤギもいた。全部で6頭。ハウスを活用して、その中で放し飼いにしている。

「いらんか」と言われたが、後10年若ければ飼うのに!



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キンリョウヘンの株分け



今日、キンリョウヘンの花茎を全部落とし、3鉢は株分けをした。株分けはいつも5月連休にしているので、スタートダッシュで1週間ほど出遅れた。

キンリョウヘンの花は40日以上も咲き続ける。そして一輪挿しも3週間余りしおれない。

株分けするには、鉢を金槌で叩いて、キンリョウヘンの葉をもち、力を入れて引き抜くが、それでも引き抜けなければ鉢を割る。百均で買ったものだから惜しくはない。

1鉢(1株)を3つほどに分割する。これ以上に小さく分割すると咲くまでに年数がかかる。

分割は包丁や鋸を使う。

土はコメリで買った600円ほどの「シンビジュームの土」を使う。

たっぷり水をやって日陰に置き、活着するまで1ヶ月ほど肥料は与えない。


株分けしなかった鉢は「固形肥料」を置き、週に1回は液肥を9月末まで施し続ける。固形肥料も液肥も9月末でぴたりと止める。

シンビジュームの土は水をやると鉢底からすぐに抜けていくので、これからの季節は毎日もしくは2日に1度ほどのペースで与える。ぼくは梅雨の雨にも戸外に放置している。


花は一輪挿しとしてまだ十分使えるので、分蜂期は残り少ないが、全ての待受けに置いた。


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探索蜂が喧嘩



今日は2ヵ所の待受けで、探索蜂が取っ組み合いの喧嘩をしているのを見た。

どちらも他所からきた群であり、2キロ以内のエリアで飼われている、もしくは野生の群と思える。当方以外の場所に2群も元気な元巣があるということが嬉しい。

最後まであきらめず、今週中に1~2群をゲットしたい。


なお、当方の群は3群が越冬したが、蜂児持ち出しが続いて2群は分蜂しなかった。そのうち1群は片付ける寸前だったのに、奇蹟的に快復して活発な出入りをしている。

もう1群は3月中旬頃から蜂児持ち出しが目に留まり、すでに2ヶ月が来る。蜂児持ち出しは少なくなったが、子育てに必要なはずの花粉を底板にかなり落している。この意味がちょっとわからないが、出入りに関しては、活発でもなく不活発でもない。もし5月を越えることができれば、こちらも回復してくれるだろう。


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分蜂期は残り1週間



多い少ないはあるものの、探索蜂は連日、待受け箱の内検に来ている。この調子だと明日は入るだろうと思っても、入らない日がずっと続いている。

今日も強風の中、探索蜂が多く来ていた。

しかし、分蜂期は後1週間ほどで終るだろう。

自分としては「やれやれ」という気持ちである。これで普通の日常に戻れる。


ネットからご注文を頂いた皆様方には、お一人しかご要望にお応えできず、誠に申し訳ありませんでした。

分蜂が終ったら、1日1~2回の見回りだけになる。キンリョウヘンは今も咲き続けているが、分蜂が終ったらすぐに花茎は切り、3鉢の株分けもする。


最新バージョンの巣箱は、ミツバチに気に入られなかった。7万円(7セット)の無駄な投資になったが仕方がない。4月末に内径24センチ(旧バージョンのサイズ)の重箱のみ20個を3万円で購入し、一部は既に使い始めた。


分蜂期の4月は、ミツバチの「晴れ舞台」だから、まことににぎやかである。分蜂期が終ると、キンリョウヘンを4月1日に咲かせるための新たなスタートを切る。来春の待受け箱も、上記のように重箱を買って補充したので、すでに用意はできた。


ミツバチに手助けできることは少ないが、
(1)竹の竿などで蜘蛛の巣をよく取ってやる。
(2)怖がらずに、週に1回、底板をひっかき棒で掃除する。
(3)スズメ蜂はペットボトルで捕獲したり、ネズミ捕りで捕獲したり、蝿叩きやラケットで叩き落して側面支援する。
(4)1日に1~2回見回ることによって状況の小さな変化もわかる。
(5)見回りは、日本ミツバチという野生の息吹を感じる、心の休息である。田んぼへ行く楽しみの一つになっている。



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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