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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

奄美和光園  島 立神さん



ひと月分のキザミとバットを購へばいくばくも残らぬ作業賞与金




失明のきざしにおびえつ耐えゆかん癩病み古りし己が余生を




建築費二十万円の四畳半がわれら夫婦の生涯の部屋




わが薬購うために村村を子豚を売りし亡父ぞしのばる




ハンカチで鼻を覆てる参観人そんなに癩は伝染らないですよ




手の自由奪われし妻のボタンはめ髪を梳くのも馴れしこの頃




手の悪き友は吾が手をうらやみ吾は君の目がうらやまし




いつの間に斯くもみにくく曲りしか指紋も失せし指となりたり


島 立神さんの略歴
大正5年生まれ。昭和11年星塚敬愛園入園。23年奄美和光園転園。所属なし。『陸の中の島』(1956年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
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セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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