あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  千葉 修さん(3)




踏めば鳴りし落葉も朽ちて春までの曳きずる如き日を重ねゆく




慶尚南道より来て苦役のすゑに病み八十三翁こよひみまかる




逝く際の叫びとならぬ呟きのアイゴー一語なほ胸を刺す




変り来しわれの嗜みに従ひてさりげなき妻へさりげなく詫ぶ




故郷を捨て来しわれら「ふるさと」を声あはせ歌ふ年の終りに




石畳坂も赤瓦家も消えわれにて終る家系となりぬ




沖縄戦熄みたる日ぞと今年また六月二十三日の日記を満たす




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長島愛生園  千葉 修さん(2)



「俱会一処」名さへ哀しき厚き書よ癩の苦患を余さずつづる




棄てられし磯にところを得て群れて泡立ち草はいま花の季





麻痺の手にて時計の捩子を巻き終りたたかひし後の息太く吐く






時の流れ時の流れと言ひて酔ふ父を哀しみきわらべごころに






何の罪ぞと病みたるわれに縋り泣く母の白髪を見てゐたりけり






爪を切りつつ幾たびも鋏とり落しどうにもならぬ限界にゐる






根かぎり支へあはねば瞬の間にくづほれゆかむ中の一人ぞ




来し方も生死すらも考へずごろ寝せるごとき石になれぬか




背きたるならね罪負ふ身にあらね終に父祖をも継ぎ得ずなりぬ




朝霧に島島見えぬきのふけふ世界はなべておだやかならず




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長島愛生園  千葉 修さん(1)



文字にごる視力となりて灯を消しぬ消せば冴えくる文字も論旨も





入日に向ひ独り広野を行くといふ君が詩を思ふ葬列にゐて




癩の子ら全く絶へて増築をかさね重ねし校舎残りぬ





海見ゆる小高き杜の校舎跡癩絶へし代の歴史は語らむ






われゆえに離縁され再婚し気丈になり二人の孫を守る姉かも






明石海人遺品の机いくたりの友の手を経ていまわれのもの






忍従し模索し君がりゐたる机ぞとおのれむちうちむかふ






無菌にて不自由度五十までというなかに選ばれ甲子園へ来つ






スタンドを埋めつくしたる四万人われほどに憧れて来しはなからむ






山を守り山に守られゐる石のそれぞれ安住の場を得たるたたずまひ





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野菜炒め



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豚肉100gは15秒湯通しする。

熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の薄切り、豚肉、タマネギの順に炒め、ニンニク醤油で味付けして火を消し、ざく切りした山ウドを入れ、ひと混ぜして出来上がり。



サツマイモの煮物

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無水鍋に乱切りしたサツマイモを入れ、大さじ3の水を入れ、醤油、蜂蜜、酒、みりんで味付けし、煮立ったら極弱火にして25分、火を消して余熱5分で出来上がり。



ワケギの酢味噌
  
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小魚は1分茹でて、少しのポン酢にひたしておく。

ワケギをざく切りして3分ほど茹でて冷水にとり、水気をしぼる。

ポン酢に酢、レモン果汁、味噌を追加して混ぜ、ワケギを入れ、混ぜて出来上がり。



 ふきのとうパスタ 
   
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パスタは沸騰した湯で5分茹でる。

熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の薄切り、ベーコン1枚の細切り、20秒茹でて冷水にとり、ざく切りして水気をしぼったふきのとうを入れて火を消し、オイスターソースと醤油で味付けして点火し、パスタを入れて混ぜ、具材となじんだら出来上がり。「ふきのとうパスタ」を参考にした。




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長島愛生園  北田由貴子さん(10)




眉凛凛しき軽症の日の海人を連翹の黄が波打ちて呼ぶ




海底の目のなき魚を恋ひたりし海人をおもふ眼を病みて今




その妻の縋りて呼べど海人きみはあらぬ方のみてゐしよ狂ひて




病みて人の愛知りたりと海人の言ひし思ほゆ君が碑に佇つ




手のよき夫が枇杷むく指の機敏なる動き見てをり不意にかなしき




癩麻痺に汗出ぬからだ苦しくて臥しをり草木の息づく真昼




ほとんどの五体は癩に蝕ばまれ満足なるは乳房のみああ




死刑囚の手紙に母よと呼ばれつつ励まし合ひ来し何のえにしぞ




妻と子を恋ひつつ獄舎に刑死さるる君が歌かなし風花の舞ふ




渡り初めの橋を盲ひも足萎えも皆笑顔にてけふ五月晴れ



北田由貴子(林由貴子)さんの略歴
明治42年香川県の港町に4人兄弟の末子に生まれる。祖父は寺子屋、父は塩田の仕事に従事。昭和元年発病。明石の楽生病院に入院。昭和7年病院の閉鎖に伴い5月13日長島愛生園に移る。このとき一緒に長島愛生園に移った一人に明石海人がいる。昭和11年「水甕」入社。昭和16年「水甕」準同人。昭和23年結婚。一時、絵画による新しい生き方を模索したが視力の衰えで断念。昭和45年内田守人との再会を機に「水甕」復社。昭和48年「水甕」同人。「もくせい」所属。平成5年没。享年84。『萩の島里』の林由貴子。『楓陰集』(昭和12年)『死角の島』(昭和51年)『海光』(昭和55年)『この島を』(昭和57年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)『春を待ちつつ』(平成元年)。


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プロフィール

水田 祐助

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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