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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

news from nowhere

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長島愛生園  志樹逸馬さん




海辺の芝草をサクサク踏んで

だれにも気づかれず

朝はやく 露にぬれたなぎさに 近よる


自然が だれにも 見られているという

意識をもたない

静かなすがたでいるところを

そっと 足音をしのばせて

近よって

ながめたい ながめる


わたしは この時 とてもうれしい

美しい 

なつかしい

幸福だと思う

わたしも

この世界にふさわしいものとして

ひとつの位置のあることを 感じる

(1954・8・8)










おれは近ごろ


俺は近ごろもう死んでもいいナ とよく思う。

いざという時には死ねるんだ、人間であればだれにも死はきっとやって来るんだ、と思うと安心できた。

それでいて、死がおそろしいのだが、死をおそれなければならぬ理由さえ、考えるのに疲れた。


生きていて、あすに何があるのだろうかと思った。

もうじき夏が来て暑くなればスイカが食べられるのだ。アイスクリームはおいしいだろうな、その時おれはきっと、生きている喜びを味わうに違いない。お菓子の配給日が楽しみだ。ということばかりが、頭に浮んで来るのだ。


こんな泡沫にひとしい、くりかえされては消えてゆくことがらが第一で、どうして、あすがきのうに同じなのだと言わずにおれよう。



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長島愛生園  志樹逸馬さん

志樹逸馬さんには「水」をテーマにした詩が多い。





手は汚れていた

けれど

水は

━━澄みきった深さ

しびれるほどの

生命の波紋で美しかった


水は天に投げ、地に叩きつけても砕けなかった

光を透かし

緑を匂わせていた


どこからきて どこへゆくのか

けれど

この胸の渇きのほど

水は生れ

無限に ほほえむかのように流れていた















秋の小川



小川の水は

なぜか 哀しいほど

わたしの手にしみる


おまえは青空を透かして流れるからなのか

固い小石に研かれるからなのか


物象のかげ映ろうままに

天地のひかりには揺れるがままに

せんせんと砕け

歌って生きる

秋の小川よ


冷たさに

おのずから澄むは水のこころ

(1949・秋)
















曲った手で



曲った手で 水をすくう

こぼれても こぼれても

みたされる水の

はげしさに

いつも なみなみと

生命の水は手の中にある

指は曲っていても

天をさすには少しの不自由も感じない














癩者


誰が 俺に怪異の面を烙印したのだ

碧天の風を吸って 腐臭を吐き

黄金の実を喰って

膿汁の足跡を踏む


よろめき まろび

指を失った掌にも

土塊は砕け

何故 花は開くか


捨てられた水を呑んで生き

そそがれる光に

描くは 紫の浮腫 斑紋


己を憎み

人を恋い

闇の彼方に

天を憧れる 無性の渇き

ああ 非情の石よ

己が掌を微塵に砕け

悪魔よ ほくそえめ


除けものにされれば されるほど

自らを知る性


俺は 誰に

生きる表情を向けたらいいのだ












水を掬む女


広い地上 貴方はどうして

私達病み汚れている者の集まる小さな島を

たった一つの職場と選んだのですか


黒く澄んだ瞳を持つ若い貴方に

純白の服を着せたのは 誰なのですか


この生命に掬まれる水の 今日も━━

冷たいかおりを親しみ

うちに・・・赤い血潮となる不思議をいぶかしみながら


あゝ貴方は何処から来た

この胸に顫える手を

じっと 私はみつめるばかりです

(1951年)




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長島愛生園  志樹逸馬さん


6月26日に更新した志樹逸馬さんの続きです。


水仙

すっかり渇ききっていたと

思っていた土から ふいた芽が

こんな花を開きました


この静かな青空にそよぐ香りを

分ちたくて

一鉢を おとどけします


先生 私は一度死んだ人間なのです











洗濯

洗濯は  

青い空をちりばめて

黄金の瞳を泡立てる


白い旗を振って

光りの唄を歌う

洗濯は

みどりの風に
微笑わら

清潔なこころが

天にむかって

両手を高くのばす


汚れた哀しみが

べそをかいて

砕けてこぼれ

土にしじんでゆく


あゝまた

再び 澄んだ水となって

いつか

雨は降るか


私は 全身を

白い石鹸の泡にまみれて

洗濯をする









夜光虫

暗くならなければ

お前は

光らないのか

夜光虫よ


自らの

生命をかけた仕事を

いとおしむように

眼をふさいだ心の中に

暗くならなければ

光らない

お前の姿を見る




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ゴーヤの味噌炒め


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熱したフライパンに油を入れ、ニンニク1片の粗みじん切り、ゴーヤ(塩もみをして15分ほど置き、30~60秒茹でて冷水にとり、水気をしぼる)、溶き卵1個の順に炒め、火を止めて、味噌をみりんで溶いて入れ、点火して10~20秒炒めて出来上がり。


ピーマンの煮物

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鍋に醤油、砂糖、酒、みりんと少しの水を入れ、煮立ったらピーマンを入れ、カツオブシをふり、再度煮立ったら弱火にして5~6分煮て出来上がり。

途中で一度、水加減を確認し、混ぜた。




甘いハーブティ

   
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左からセイジ、ステビア、アップルミントで、沸騰したら火を止めて入れ、3分蒸らし、全て取り出し、ステビアだけ戻し、さらに30分以上浸して出来上がり。



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在65才、農業歴29年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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